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智の神の苦悩
「ふうん・・お前は律義で、少々頑固なんだな?でもさ、ここまで真っ直ぐで生きて来たじゃん、何で鎌留井王に、こんな幻術・妖術を持って攻撃をするんだよ」
「我が意は何度も申し入れた。しかし、今我がまずやらねばならない事は、この蓋を強く守護する事だ」
「そうだよな、天座の幾ら命令であっても、ここを開けたらまずいって事、をお前達四天王は知ってるもんな」
倶羅の表情が少し緩んだ。清治も金縛りを緩くしてやった。殆ど動ける程度にしてやったのだが、律義そうなこの倶羅は、背筋をぴんと伸ばし、顔を真っ直ぐ清治に向けて、




