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智の神の苦悩
「そうだよね。ここで種明かしをするのはどうかと思うけど、あれは麻薬と一緒さ。それを吸い込んだ源竜が、病みの世界に行った訳だ。だってあれは病根なんだもん、倒せる訳が無い。鎌留井王に、今からそれを聞く所さ、それで戻って来た」
説明されて初めて分かる事だが、不可思議領域に陥った者達は、その坩堝の中に居るから、客観的に分からないのだ。理法解除によって、清治がやっと外からそれを眺めた事で判明したのであった。このように清治達の天座の修行と言うか、あらゆる想定の中で対処していかねば、到底今回も結論など見出せないものだった。




