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君を知って恋を知った。
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† † †
裏切られたときには もう遅いんだ。
苦しんでも
悲しんでも
憎んでも。
そして恨み続けても
何も変わらない。
† † †
人を信じられなくなる。
信じられるのは自分だけ、
だけど 忘れたい黒い思い出を
白い思い出だけに塗り替えて よしとした記憶の
何を信じられるんだ。
自分すら信じられなくなる。
† † †
信じられるのは、その時その日を記したものだけ。
真実を書いたそれだけ。
嘘は幸を生み出せない。
日記を書こう。
その時その日の歩みを綴ろう。
† † †
友と喋って友情を知った。
友と出会って世界が広がった。
君を知って恋を知った。
君と笑って愛を知った。
君と別れて存在を知った。
† † †
周りを見て改めて知った。
自分は此処にいて良い存在なんだって。
そうして世界は成り立っているんだって。
だから無意味な存在なんかじゃないんだって。
大勢じゃなくてもいいじゃないか。
声を掛けてくれる人がいる。
手を伸ばしてくれる人がいる。
自分を必要としてくれる人がいる。
もうそれで十分じゃないか。
一人じゃないんだから。




