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『終焉を告げる常闇の歌』  作者: Yassie
第13章 荒れ狂う東京
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第359話 目覚め始めた盾


 一樹(かずき)がセッチに優柔不断(ゆうじゅうふだん)()われて(たお)れ、(おれ)はとりあえず(ほか)の2()からも(はなし)()くことにした。


(わたし)(おそ)わっていた武器(ぶき)防具(ぼうぐ)夜城(やしろ)先輩(せんぱい)がくれた"武器(ぶき)錬成(れんせい)"のスキルの(ほか)に、素材(そざい)同士(どうし)による効果(こうか)相性(あいしょう)(おし)えられました。だけど()われて(はじ)めて違和感(いわかん)(かん)じたのが、(おし)えてもらってない技術(ぎじゅつ)製作(せいさく)特殊(とくしゅ)素材(そざい)加工(かこう)強化(きょうか)。ですね」


 岩美(いわみ)()った(とお)り、武器(ぶき)防具(ぼうぐ)関連(かんれん)(こと)で、(おし)えてもらってない記憶(きおく)があるらしい。


(ぼく)基本的(きほんてき)大盾(おおたて)についての能力(のうりょく)なんだけど、いつの()にか(いく)つかスキルがあったよ。"守護者(しゅごしゃ)"、"不動(ふどう)要塞(ようさい)"、それと"武器(ぶき)覚醒(かくせい)"だね」


 ヤッさんは大盾(おおたて)使(つか)いとしての能力(のうりょく)()え。ただ(たん)(まも)(ため)大盾(おおたて)だけじゃなく、"武器(ぶき)覚醒(かくせい)"によって使(つか)っている大盾(おおたて)相手(あいて)(たお)したり、同時(どうじ)(いく)つもの(たて)(あや)つる(こと)出来(でき)るんだとか。

 (たて)同時(どうじ)何個(なんこ)(あやつ)りつつ攻撃(こうげき)可能(かのう)なんてさ、(たし)かにそれはそれで"不動(ふどう)要塞(ようさい)"(かん)があってかなり()いと(おも)う。


「だけど(いま)のままだと同時(どうじ)(あやつ)れるのは2()までかな。もっと魔力(まりょく)のステータスを()ばせばまだいけると(おも)うんだけど」


「ちなみにどんくらい?」


「ん~……5()……、もしくは、10()?」


 おいおいそうなったらまさに最強(さいきょう)(たて)じゃねえか。


「でもまだまだ時間(じかん)()かるかな。それが(あつか)えて()たり(まえ)、って認識(にんしき)になってたけど、どうしてそう(おも)ってたのか……、()われて(はじ)めて不思議(ふしぎ)(おも)えた」


 もしかしたら、記憶(きおく)()わってないって(おも)い、認識(にんしき)すら出来(でき)てない(やつ)がいるかも……。


 (はじ)めにコイツは(あや)しいって(おも)えたのは……。

 志穂(しほ)ちゃんだ。

 よくよく(おも)()すと、最近(さいきん)志穂(しほ)ちゃんも言動(げんどう)()わってる()がしていた。

 (おこ)ってるからなのかなんなのか(わか)らない。だけどよく(うで)()み、(かべ)()にして()っていたり。目付(めつ)きが(するど)くなった。

 しかもギャルなのにギャルっぽくない、クールで(しず)か。だから志穂(しほ)ちゃんっぽくないって(おも)ったのは(おれ)だけかなって(おも)ってると、そうでもない。

 (ほか)(やつ)からの視線(しせん)()にしてるって(かん)じの気配(けはい)(かん)じる。


 もしかしたら(くろ)(ちか)いかもな。


 だけど(だれ)()かないし、志穂(しほ)ちゃんは志穂(しほ)ちゃんで()にしてる(かん)じがまったくない。


 ……なんか、不気味(ぶきみ)だ……。


「ねぇ」


「はいっ! なんでしょう!」


 その志穂(しほ)ちゃんが突然(とつぜん)(おれ)()()け、(なに)()こうとしてるのか(こえ)をかけてきたからちょっとビクッとした。


記憶(きおく)改変(かいへん)問題(もんだい)はそこまで(ひど)いって(わけ)じゃなさそうだけどさ。とりあえず玲司(れいじ)(はな)能力(のうりょく)(たし)かめない?」


 なんか、志穂(しほ)ちゃんがまっとうな(こと)()ってる?


「ねえ()いてる?」


「はっ! ()いております! (おれ)実際(じっさい)()確認(かくにん)した(ほう)連携(れんけい)()りやすいでしょうし()いかと(おも)われます!」


「なに? その口調(くちょう)……」


 (おも)わず自衛隊(じえいたい)軍人(ぐんじん)みたいな口調(くちょう)(こた)えたことで、志穂(しほ)ちゃんに()かれた……。


 その(あと)俺達(おれたち)訓練場(くんれんじょう)()ってヤッさんの能力(のうりょく)確認(かくにん)と、岩美(いわみ)技術(ぎじゅつ)(たし)かめる(ため)、ヤッさんの大盾(おおたて)(やり)(こわ)した一樹(かずき)(ため)に、岩美(いわみ)(ねん)(ため)にと(つく)っていた(やり)大盾(おおたて)()ってきてもらう。

 だけど……。


「この大盾(おおたて)(まえ)山本(やまもと)先輩(せんぱい)からオーダーを(たの)まれていた(もの)です。こっちの(やり)絶対(ぜったい)また(こわ)すと(おも)い、簡易(かんい)ですが(ねん)のために(つく)()きしてた(もの)になります」


「……すいません」


(べつ)()いんですよ~? ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


「ウグッ!」


()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?」


「カハッ!」


 い、岩美(いわみ)さん?


 その()(あき)らかに(わら)ってないから(こわ)い。


「でも(へん)なんですよね~、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()~」


「すいませんごめんなさい岩美(いわみ)大変(たいへん)だと(おも)って学園都市(がくえんとし)()ってた(やり)()っちゃいました(ゆる)してください!」


「あ~あ、せっかく先輩(せんぱい)(あつ)めた素材(そざい)でもっと()(やり)(つく)れたのに。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


「ゴッハッ!!」


 まさか(おこ)るとここまで陰湿(いんしつ)になるなんて……。

 これからあまり(おこ)らせないようにしないと……。


「ゆ、(ゆる)してつかぁさい……」


(べつ)()いですけど、(しばら)くの(あいだ)はそれを使(つか)ってくださいね?」


 陰湿(いんしつ)になるまで(おこ)ってる岩美(いわみ)(こと)だ。

 この(やり)絶対(ぜったい)普通(ふつう)じゃない……。


「は、はい……。うっ?!」


 (ゆか)()かれた(やり)()()げようとした一樹(かずき)顔色(かおいろ)一瞬(いっしゅん)()わり、そのまはま(かた)まる。


 ど、どうしたんだ?


「……くそ、(おも)たい……」


 あぁ……そうきたかぁ……。


 どのくらい(おも)いのか確認(かくにん)しようと(おれ)()ってみると、通常(つうじょう)より(はる)かに(おも)い……。


「それ、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。だから普通(ふつう)より(ばい)(おも)くなってます。それなら()()()()()()()()()?」


「……はい」


 陰湿(いんしつ)()ぎる……。


「でも()いんじゃない? その(おも)(やり)簡単(かんたん)(あつか)えるようになった(ころ)にはもっと(つよ)くなったって(こと)じゃない」


 まぁ、(たし)かに、そうかもしんないけど……。


「ん~……、ちなみにこれ、(なに)(つく)られてんのかな?」


「タングステンなどを使(つか)ってます」


 タングステンで(あたま)をよぎるのはやっぱ軍事(ぐんじ)兵器(へいき)ぐらいしか(おも)いつかない。

 (おも)さてきにざっと15キロ。

 (やり)としては普通(ふつう)規格外(きかくがい)だと(おも)う。

 まともに(あつか)えるわけがねえんだけど、これは岩美(いわみ)から一樹(かずき)への(ばつ)……、って(こと)(ほか)(やり)使(つか)うことは~、(ゆる)してくれない。


(やり)名前(なまえ)()いですから、()きにつけて(くだ)さいね」


「はい……」


山本(やまもと)先輩(せんぱい)先輩(せんぱい)(はなし)()いて、ちょっと(ため)してほしい(こと)があるのでこちらを用意(ようい)しました」


 っと一樹(かずき)(やり)(ほか)岩美(いわみ)片手剣(かたてけん)とかに使(つか)小型(こがた)中型(ちゅうがた)(たて)もいくつか用意(ようい)していた。


同時(どうじ)(たて)(あやつ)れると()ってましたが、それって(べつ)大盾(おおたて)(かぎ)った(こと)じゃないですよね? つまり大盾(おおたて)じゃなく小型(こがた)中型(ちゅうがた)なら、その(おお)きさによって(あやつ)れる範囲(はんい)()わってくると(おも)い、こちらも用意(ようい)しました」


(たし)かにそうかも。んじゃ、早速(さっそく)やってみるね」


「あっ、そしたらちょっと微調整(びちょうせい)をしたいので、装備(そうび)するの手伝(てつだ)いますね」


 まずは小型(こがた)(たて)を2つ、ベルトで両腕(りょううで)装備(そうび)すると岩美(いわみ)がなにやらいじる。


「なるほど、それだと確かに(あやつ)(とき)(はず)しやすいかも」


 ヤッさんは岩美(いわみ)(なに)してるのか理解(りかい)すると、今度(こんど)(こし)からも2つぶら()げる(かん)じでベルトで装備(そうび)


「んじゃ、とりあえずこれでやってみるよ。"守護者(しゅごしゃ)"発動(はつどう)!」


「「お~!」」


 4つの(たて)(はず)れ、空中(くうちゅう)()く。

 それだけで? って(おも)うかもだけど、素直(すなお)(すご)(こと)だから(おも)わず(こえ)()た。

 だってさ、攻撃(こうげき)がどっからくるのか()かれば無駄(むだ)(うご)きをしないで防御(ぼうぎょ)する(こと)出来(でき)るし、俺達(おれたち)(まも)りながらヤッさんも(うご)(こと)出来(でき)るんだぜ? それってめちゃくちゃ(すご)(こと)だって()かってくれるだろ?


「では(つぎ)です」


 それから中型(ちゅうがた)も4つ(あやつ)(こと)出来(でき)た。

 問題(もんだい)はヤッさんも()ってた大盾(おおたて)大盾(おおたて)(ほか)(たて)(くら)べてかなり(おも)いし、デカい。

 結果(けっか)(てき)(つた)えると。(あやつ)(こと)出来(でき)たのは2つだけ。

 それでも結構(けっこう)デカい(こと)だ。


「スキル"不動(ふどう)要塞(ようさい)"、それに"守護者(しゅごしゃ)"ってさ、いつかカズが()ってた(とお)り"(うご)要塞(ようさい)"って(かん)じがしてきたな」


「そうだね、あのカズが()ってたようになれるように、もっと頑張(がんば)るよ」


協力(きょうりょく)しますよ先輩(せんぱい)個人(こじん)(てき)先輩(せんぱい)能力(のうりょく)面白(おもしろ)いですし、(かんが)えによっては色々(いろいろ)幅広(はばひろ)くなると(おも)いますので」


 これでヤッさんも本格的(ほんかくてき)攻撃(こうげき)出来(でき)るとなったら、(だれ)()がつけられなくなる。

 カズが()(しめ)してくれていた最強(さいきょう)のチーム……。

 (あと)は……、あのカズ(たち)()()けられるまでの実力(じつりょく)をもっと……。


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