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23 反逆のボッチ野郎~だから彼はますます孤独になる
休憩時間の教室で、スクールカーストの最底辺に位置するボッチ野郎が、何をするでもなくぼんやりと窓際の席に座っている。
ボッチ野郎は、誰とも目を合わせず、やや下を向き、自分の世界のことに没頭しているといった風情だ。思索する哲人、そんな風に見えないこともなかった。
そのボッチ野郎に声をかける者がいた。一人のギャル風のJKが(彼女はスクールカーストの上位にいる)ボッチ野郎に声をかけた。
「あんた何してんの?」
ボッチ野郎がうつむいたまま答える。
「考え事」
ギャル風のJKがまた尋ねる。
「考え事? 何を考えているの?」
ボッチ野郎は――思索する哲人は――ぐふふ、と気色悪く笑った。
「お前が履いているパンツの色だよ」




