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24 反逆のボッチ野郎~それはある種の宣戦布告
体育の授業の話。校庭で、サッカーの練習が行われている。
体育教師が、
「よーし、お前ら、二人一組になってパスの練習をしろ」
と言った。
生徒たちはそれぞれ組を作ったが、一人だけ取り残された者がいた。スクールカーストの最底辺、あのボッチ野郎である。
「どうした、一人だけあぶれちまったのか?」
体育教師が言った。
ボッチ野郎は、
「……」
不可思議な笑みを浮かべている。
「なら、先生と組んで練習するか。球技大会も近いし、しっかり練習しておかないとな」
さらに体育教師が言ったが、ボッチ野郎は、
「その必要はない」
ボッチ野郎の意外な一言に、体育教師が驚く。
「その必要はないって、お前……」
いったいどういう意味だ。ボッチ野郎は練習する必要がないほど、強靭なフィジカルと卓越したテクニックを持っているということか? ボッチ野郎には秘められたポテンシャルがあると? いいや、そんなはずはない。ボッチ野郎はボッチ野郎にありがちなように、極度の運動音痴でサッカーもヘタクソだったはずだ。体育教師がそう思い返していると、
「俺に球技大会の練習は必要ない」
ボッチ野郎が再び断言した。
「なぜだ?」
体育教師が問う。ボッチ野郎が答えた。
「俺は当日、休むつもりだからだ!」
ボッチ野郎は不敵に笑った。




