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舞い降りた天使たち2(デーモン編)  作者: 結城南


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4/4

めでたしめでたし再び♪

なんだかかきたりませんが、一応完結? とりあえず終わっておきます。楽しんでいただけたら嬉しいです。

眠りへと落ちる前、レイが

少し寝物語をしてやろう。

と、話し始めた。

この世界にはまず天使族、妖精族、エルフ族がつくられた。

世界は生気に満ち、3種族は争うことも無く平和に暮らしていた。

エルフ族は本来自然を愛し、平和を愛する穏やかな種族であったが、中には身体を鍛え武を貴ぶ者たちが現れ、その者たちは人間族をまね、食事によって筋肉を作ることを是とした。

彼らは自らを魔の人族、魔人族となのり、エルフ族とは居を別にした。

そのうち生気が乏しくなったエルフ族は人間を囲うために戦争にも参加するようになり、美しかった森は荒れ果て、生気の減少にさらに拍車をかけた。

我らは武は貴ぶが率先して殺し合いをする気はなく、戦闘には参加しなかった。

生気の奪い合いの中、我らは悪魔の甘言にのせられついにこんな荒れ果てた土地にまで追いやられた。

ただ、荒れ果ているだけではない、魔障が噴出する土地だ。

いつしか町は魔障に飲み込まれ、魔障を取り込み生き延びた者たちと王の結界により守られた者たちだけの国となった。

結界があるとはいえ、完全に魔障を防ぐことはかなわず結界に守られている者たちも次第に姿を変え、もうこの国は魔障によって滅びゆくものだった。

悪魔たちはそんな我らをデーモンと呼び、中級以下のデーモンを手足のようにこき使った。さすがに王たる私に指図はできないがな。

悪魔たちは人間やエルフをさらってきては下級デーモンたちにその血肉の味をおぼえさせ、糧とさせていたようで生気もなく満たされぬのを人間やエルフをさらって食すことによって満たされようとしていた。

ひろむ、お前は我らや悪魔にとって信じられないようなごちそうなのだ。

だから、気をつけて…

「眠ってしまったか。」

俺はレイの話を聞いているうちにいつの間にか眠ってしまったようだった。

話半分で寝てしまってごめん。

起きてから謝ったが、レイは笑ってまた話してやろうと言った。

次も起きていられる自信はないけど…

それから俺は初めて実った果実をレイに渡し、アニマにお供えしてもらった。

しばらくたって教会らしきところで厳かな儀式が始まった。

俺はアニマに最後のお別れをと一番後ろに参列した。

「ひろむ、これは…?」

「レイ、え? これってアニマの葬式じゃ?」

「我らに葬式なんてものはない。死んだら自然に換えるだけだ。」

「じゃぁ、これってなんの儀式?」

「さぁ?しかもアニマなら…」

レイの後ろから身体を小さくして、アニマが現れた。

え? あれ?

最後のお別れ…アアレ?アニマ、生きてる?

「俺 無事 ひろむ 無事 よかった。」

「アニマじゃぁ、あのだめでした的なのは?」

「わたしももう駄目だとおもったのだが…」

俺は嬉しくてアニマに飛びついた。

「ひろむの果実の生気でアニマは助かったのだろう。もう少し遅かったらアニマもチリと化していたかもしれなかった。身体も崩れかけていたしな。」

なんかすんごいぎりだったんだと自然の生気ってすごいと感動した。

アニマは日に日に元気になり、今では果樹園や畑の世話を任せられるまでになっていた。

果樹園や畑の周りにはベンチやテーブルセットがおかれみんなの憩いの場になりつつある。

そろそろ俺も帰って良いかな?

再びティがやってきた。

「ひろむ、帰って…きますよね?」

少し不安そうなティ。

やっぱ振り切ってきちゃったときのが尾を引いてる?

「もちろん、迎えにきてくれたんだろ。」

俺はティの腕に飛び込むように抱き着いた。


「ひろむったら、ひろむったら…私の嫁なのに、私を無視して扉に入ってしまうし…迎えに行ったらアニマってデーモンにご執心だし…」

「だから、ごめんって…あの時は…俺だってすんごくティの腕に戻りたかったんだから、でも約束したから。すぐ戻るって…アニマの時は俺をかばって…」

「わかってます…わかってますが、すっごく落ち込んだのですよ。」

「ティにやる気を出させるのは大変でしたよ。」

「うっとおしいくらい落ち込んでいたしな。」

「八つ当たりされた悪魔たちは可愛そうだったなぁ。」

「カーもルゥもやりたい放題だったくせに私ばかり悪者にしてもいいんですか?」

「あぁ、そういえば我は褒章として白き巫女を二人迎えることにした。」

「そんな勝手がゆるされると思ってるんですか?」

「我の愛は真実だし、どちらかなど選べん。すでにお前の父と神々には了承を得ている。近々クラウスが迎えにいってくれるそうだ。」

「えー私ですか?」

「それくらいしてくれてもよかろう、なんなら拡が迎えに行ってくれてもいいのだぞ。」

「俺? でも俺一人で向こう言ったら帰ってこれないよ?」

「ひろむは絶対ダメです。やっと帰ってきたのに、離しませんからね。」

カーエルが迎えると言った2人はきっと忍君と赤川だろう。

きっとこちらでも楽しく日々を過ごせることだろう。

誤字脱字、文章ミス等多々あると思いますが、見つけ次第訂正していきますので、ご容赦ください。

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