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大空の出戻り  作者: 自宅防衛隊
攻防戦
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閑話 出撃前夜

ここはC国の重慶奥地。

我が米陸軍は新鋭機XB29を配備すべく先遣隊として派遣された・・が・・。


山奥なので重機が搬入不可能。

ガソリンもオイルも爆弾も全て空輸。


こんなんで作戦出来るの??と思ったが新大統領、トルーマン閣下の厳命なのだ。

何としても数か月以内に奥地に基地を建造し、新爆撃機を迎えねばならぬ。


先遣隊は現地の住民を雇い、人海戦術で基地を開発。

戦闘機の基地と違い、B29の基地は近代空港並の設備が必須なのだ。

彼等は米軍から支払われる一日10$の賃金に喜び、もっこを担ぎ、ローラーを押し、

山奥の僻地に大飛行場を建築。

B29が本土から大西洋経由で飛来を予定したが、イギリスと断交してるので、

船に分解し大西洋航路で北アフリカで組み立て。

インドを経由しようやく重慶に到着。

だがガソリンが無い・・。

ボルネオは日本と取引してるので拒否。

大国アメリカも随分嫌われたモンだ・・。

これも全て海軍が無様な完敗を喫したのが原因。

さっさと講和すれば良いのだが、我がUSAは負けっぱなしで講和なんて絶対に出来ない国。

今も次の艦隊を建造しつつ、我がB29で爆撃し時間を稼ぐつもりだろう。


B29にガスタンクを設置し北アフリカから空輸。

しかしヒマラヤ山脈で遭難する機が増えとても無理と判明。

僅か一回分の作戦。しかも機数は僅か25機。

これだけでハカタを破壊せよ!!との命令。逃げ先はアリューシャン方面。


無謀だが、逆らえない。

こりゃ初陣で壊滅するぞ??


彼の予感は彼の戦死で実現するのだ。



B29のモブパイロットの殉難の前兆です。

頼る国が無いアメリカは苦労します。

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