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第19話 昨日、気になったこと……

 目の前に、洞窟らしき穴の入り口がある。

 周りには森が広がっている。

 あそこが住処なのだろうか?

 今、人化している状態ならば余裕をもって出入りできるだろうが、ドラゴンの状態では無理だろう。


「なぁ、あの穴が住処なのか?」


「あぁ、そうじゃ。

 入り口はあまり大きくはないが、中には妾が住める程度の広さの場所があるんじゃ」


「どうやって入ったんだ?」


「うん? おかしなことを聞くのう。

 この状態で入ったに決まっておろう。

 龍の姿で入る必要は無いじゃろ?」


 あぁ、言われれば当たり前だよな。

 別に無理して龍の姿になる必要は無いか。


「あれ? じゃあ、なんで最初にあった時はドラゴンの姿だったんだ?」


「別に外に出なくても瞬間移動はできるのじゃ。

 中から直接、湖まで瞬間移動したのじゃ。」


「成程……」


 やはり、よく分からないが、そう言うものなのだろう。

 色々教えてもらって、自分で使えるようになった時には、きっと理解ができるのだろう。


「ノアには、この洞窟へ入ってくることが無いように守ってもらいたいのじゃ。

 何時、如何なる時でも守れるように、入り口付近で暮らしてもらうのじゃ」


「分かった」


「この付近には魔物しかおらんから、当分は人間が来ることもないとは思う。

 それまでに、ノアの生活環境を整えるが良かろう」


「それならば家が欲しいのだが、ドラゴンになって、俺の家を掴んで持ってきたり出来ないか?」


「その方法だと目立ちすぎるのじゃ。

 態々、見つかるような真似はしたくはないのじゃ」


 そうだよな。

 ドラゴンが飛んでいたら、人に見られるかもしれない。

 瞬間移動で移動しているのも、人に見られないようにするのもあるのだろう。


「なら、瞬間移動で俺の家を此処に持ってこられないか?」


「家がどのように出来ているのか分からないが、地面と繋がっておるのではないかの?

 繋がっておるものは瞬間移動でも動かすことができんのじゃ。

 例えば、そこに生えている木や草が地面より生えている間は瞬間移動では移動できないが、切った木や採った草は瞬間移動で一緒に移動させられるのじゃ」


 瞬間移動にも条件があるんだな。

 何でもかんでも一緒に移動できるわけじゃないんだ。


「だとすれば、作るしかないか……」


「家ができるまでは、洞窟で暮らしても良いのじゃ」


「あぁ、雨が降ったら避難させてもらうことにするよ。

 あ、そういえば、聞きたいことがあったんだがいいか?」


「何じゃ?」


「昨日、家に帰る途中にゴブリンを発見したんだが、その時、茂みの中で様子を伺っていると、ゴブリンの話していることが理解できたんだ。

 最近の何か変わったことと言えば、ヴィーヴルから龍の加護が与えられたぐらいだったのだけど、何かあるのか?」


「うむ、龍の加護による影響じゃな」


「やはりか」


「妾はほぼ全ての魔物の言語を解することができる。

 龍の加護を与えたノアにも、同様の能力を得たのであろう」


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