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復讐

エステル!?

ミコトが復讐したい相手ってエステルか


コメント:エステルが何したの?

コメント:やっぱ不仲説は本当だったか

コメント:最近ゴリ押しされてたよね


「彼女は私の恋人を奪ったばかりじゃなく…」


それ以上はまずい!三股している事実を希望ちゃんに知られたらエステルが電死させられる

ミコトに電話しようとスマホを手に持つが


トゥルルルルルル


ヒガナ先輩から着信が入る


「早く止めろよぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!お前の女だろッ!!!」


普段の彼女からは想像もつかない金切声だ

思わずスマホを落としそうになるが、握りなおして反論する


「わかってるよぉぉぉぉ!てめぇが電話してきたら電話できねぇだろぉぉぉぉぉぉぉッ!!」


そう言い捨てて電話を切り、ミコトに掛ける

最早放送に乗せられるのはしょうがない

なんとしてでもヤツを止めないと


「ヨルカ?久しぶり」


ミコトに電話が繋がる、意外と放送には乗せていないようだ

これなら突っ込んだ話も出来る


「ミコト、ごめん何でもする」


「もうミコトしか愛さないからこれ以上はやめて」


「大丈夫だよ、次は…貴女の番だから」


プツンッ


通話が切られる

次は貴女の番ってどういう意味だ?


「ごめん、邪魔が入っちゃった」


「続けるね」


ミコトは再びリスナーに語り掛ける


鈴原ミコト

電能力:840000


ミコトの電能力はうなぎ昇りだ

普段VTuberに興味がない層も来ている。既に同接は20万を超えている


「夜空エステルは、前の事務所で数多の女に手を出し、アイドルステージでも皆国クローディアと彼岸ヒガナ」


「それに…私の恋人だった闇谷ヨルカも毒牙にかけた」


「私とヨルカが付き合っていること知っていたハズなのに!!」


ミコトが画面を睨む、画面越しにも彼女の憎悪が伝わる


トゥルルルルルル


再び着信、今度はクローディアからだ

私は念の為スマホを耳から離して通話に出る


「なにしてんだよぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」


「嘘でもいいから愛してるって言えぇぇぇぇぇぇ!!!」


「もう言ったぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」


耳からスマホを離していたのは正解だったようだ


「エステルが!エステルがぁ!」


エステル?もしかしてクローディアと一緒に居るのか?


「ヨルカに代わって」


エステルの小さい声が届く


「やぁヨルカ」


いつも通りのクールなエステルの声

既に黒い霧に覆われているハズなのにコイツはいつだって冷静だな

ずるい…


「エステル!ごめん…私のせいで」


「いいんだ、いずれこういう日が来ると思ってた」


「エステル、エステルぅ、いかないでぇ」


「ありがとう、キミはこっちに来ないで」


エステルの声が消える

もう二度とあのハスキーな歌声を聴くことは出来ないだろう

スマホからはクローディアの絶叫が響いている


涙と鼻水でぐしゃぐしゃになった顔でミコトの復讐配信を見る

お前の勝ちだ、復讐は終わったよ




「そしてもう一人復讐したい人がいる」


「それは…」




「私の元恋人、闇谷ヨルカ」


鈴原ミコト

電能力:900000

明日3話投稿して完結になります。

今しばらくお付き合い下さい

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