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09 実践してみました




 出来るかなーと冗談半分でやってみたがマジでできてしまった。


 これもしかしたら銃術も持ってるし拳銃とかも作れるんじゃ無いのだろうか。


ふと顔を上げるとそこには驚き動揺しているカリーン先生がいた。


 「最初だから土人形だとかを作ってくれるかな~なんて想像していたのに何で初っ端から竹刀なんて生み出しちゃったの・・・!?」


 ん?もしかして竹刀ってこの世界にもあるの?


 じゃあやっぱり銃とかこの世界にないものは生み出すことはできないのかなあ。


 スキルがあるのに使えないなんて宝の持ち腐れだよお・・・


 「それに最初からこんなに精巧なものを創ってしまうなんて・・・ 強度も問題ないみたいだし。やっぱり・・・」


 カリーン先生そう呟いていることも耳に入ることなくあれこれ悩んでいる私に、カリーン先生が意を決したような表情で近づいてきた。


 「王女殿下、つかぬ事をお聞きしますが・・・いえ、わからなければこの事はお忘れになって結構です。あの・・・その・・・コレの名前とかご存知でしょうか・・・?」


 そう言ってカリーン先生は先ほど自らが作り出した暗器・・・そう、手裏剣を取り出した


 「ま、まさか・・・あなた!」


 「やっぱり!」


 カリーン先生は神妙な顔で頷き、こちらもそれを見て頷き返した。


 「やっぱり!カリーン先生は忍者なのね!」


 「はい、私は忍じy・・・いやそうですけどそうじゃないです!私が言いたいのは転生者ではないのかってことです!」


 忍者ではあるのか。でもコレってバラしちゃっても良い事なのかな。

 うん?転生者って聞こえた気がしたんだけど・・・聞き間違いかな。


 「今なんと仰いましたか?」


 「だから、転生者ではないのかと言いたいのです!」


 カリーン先生は必死に泣きそうになりながら、訴えてくる。

 少し可哀想に思えてきた。ごめん。


 とりあえずカリーン先生を落ち着かせて話を聞くことにした。

一族がニンジャというわけではありませんがカリーン先生はニンジャです。

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