08 魔法のお勉強をします
「とりあえず、魔法についてのお勉強をしてから王女殿下にかけられている呪いについて対策をとりましょう。さて、先程ステータスを見られたと思いますが、能力値の下はなんとありましたか?」
「能力値の下は・・・職業とあります!」
「その職業というものは、先頭に自身の立場を表すもの・・・私は伯爵令嬢と記されます。しかしこの職業というものは、ある職業に関連するスキルや能力を身につけることにより、増やす事ができるのです。例えば私は剣術と魔法を嗜んでいますので、伯爵令嬢と剣士それに魔法師と連なり記されています。」
つまり職業について学んで身につければその職業が手に入るって事なのかな。
たくさん職業習得したいな~わくわくするな~
「それじゃあ私の職業の王女は条件無しに得られたもので、もう一つの職業の警察は、スキルと能力によって習得されたということなのですね」
「王女様はすでに職業を習得して・・・今なんと仰いましたか」
しまった。
まだ何もしてないだろう5歳児がほかの職業を持ってたりなんかしたらおかしいよな。
「え、えっと、職業の話はもう分かりましたので次に行って欲しいです!」
カリーン先生は探るような目でこっちを見つめてきたがとりあえず誤魔化すことにした。
「まあいいでしょう、次に行きますね。職業欄の下のに属性欄があると思います。その属性についてですが、普通魔法である火、水、風、地と希少魔法の光、闇、どちらにも当てはまらない無があるとされています。普通魔法も希少魔法も各属性の精霊の力を借りて力を行使します。」
精霊!もしかして精霊さんと仲良くとかもできるのかな。
なんか本当ファンタジーって感じでわくわくしてくる。
「魔法を行使する時はイメージし精霊に呼びかける事が大切なのであり、必ずしも長文詠唱は必要ではありません。しかし初心者や魔法が苦手な者は長い詠唱を行いイメージを安定させた方が発動させやすい為、多くは長文詠唱を使用しますが。うーん、これについては実際にお見せした方がはやいですよね」
そう言ってカリーンが地よと唱えると、その手に暗器が現れた。
さては隠す気ないな?
「このように、地属性の魔法では思い描いた物を創り出すことも可能で・・・アッ!ついいつもの癖で!ゴホン、創り出すことも可能です」
わざとじゃなかったのか。ドジッ子属性が追加された瞬間だった。
カリーン先生は作り出された暗器を素早く服の中にしまい込むとこちらに向き直る。
しかし思い描いたものを作れるなら地属性はかなり有用ではないだろうか。
「次に固有魔法について。固有魔法とは精霊の力に頼らず、自らに最初から備わっている力のことを言います。固有魔法については、持っていない者の方が多い上に、知らないうちに悪用されてしまうという危険性もある為むやみに他人に教えることはしないようにしてください」
固有魔法・・・そういえば測定では表示されてなかった()のついてるものに関してはなんなのだろうか。
後で詳細でもみておこうかな。
「属性と固有魔法は生涯をかけて変わることのない者ですが、次のスキルについては、勉強や鍛錬、経験によりいくらでも増やす事ができます。スキルの数だけ自分の暮らしが豊かになると考え、できるだけたくさんのスキルを身に付けるようにしましょうね。呪いに対抗するスキルもあると思うので、一緒に頑張っていきましょう!」
これも職業同様沢山習得せねば・・・!
スキルを沢山持っていればあの能力値もカバーできるかもしれないしね。
「最後に加護と称号についてですが、実は加護についてはまだよくわかっていないのです。称号については本人が周囲に思われている印象や、成し遂げた偉業により記されているようです」
それじゃあ私は周囲からお転婆だと思われてしまっているのか・・・マジか・・・
「そうだ、聞いておきたい事があるのですが」
「はい、どうしましたか」
「能力値の平均ってだいたいどのくらいなのでしょうか?」
現在の私がどのくらいの位置にいるか知っておきたいしね。
「能力値の平均的な数値は100前後となっており、鍛錬を行うことにより最大500まで上がると言われています」
じゃあ私の今の能力は、HPとMPと攻撃は平均程度はあるということか。そんでもって各防御は本当に紙防御と化しているんだな・・・
「では、実際に魔法を使ってみることにしましょう。王女殿下は確か、地属性を持っていらっしゃいましたよね?先ほど私がやったように何でも良いので創りたいものを強くイメージをし、精霊に呼びかけ創造をしてみてください。詠唱は・・・」
えっと、さっきの先生みたいに創りたいものを創る・・・
そういやこれってこっちの世界にないものもイメージしたら作れるのかな。
剣術の鍛錬もしたいしちょうどいい感じの竹刀とか欲しいなあ。
「地よ」
「なっ・・・!」
カリーン先生の困惑したような声が響いた。
「できちゃった・・・」
この時私は初めてにも関わらず、長文詠唱をせずに成功させてしまった上に、この世界には無いものを生み出してしまっていたのだった。
続きは明日の予定です。




