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アホ・ロートル先生の『大人の事情で先生が教えない歴史』  作者: 阿呆澤大学名誉教授 アホ・ロートル
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『大東亜戦争(だいとうあせんそう)に至る経緯(けいい)』

 おはこんばんちは!


 今回は『大人の事情』で『太平洋戦争』と教えられる、正式名称【大東亜戦争だいとうあせんそう】に至る経緯をザックリとだが紹介しようかの!


 まず大東亜戦争突入前、日本は日清戦争・日露戦争、そして『支那事変しなじへん』へと向かって行った訳だけども、実はこの間、アメリカが満州においての利権欲しさに、日本に数々の嫌がらせをしておったのじゃよ!


 満州国建国前には、満州における鉄道利権を、自分は一滴の血も流していないにも関わらず日本に要求したりしておったのじゃ!


 日本は世界各国や国民から借りた戦争費用、例えばイギリスなどから借りた戦争費用の支払いの為、満州の利権を失う訳にはいかなかったのじゃが、アメリカが横ヤリを入れて来よったのじゃ!


 これにはロシアとの和平交渉の取りまとめをアメリカに依頼した事が背景に有るのじゃが、いくら何でも交渉のお礼としては欲張り過ぎじゃの?


 その後『満州事変』が勃発し、満州国建国へと至るのじゃ


 『満州事変』とは、関東軍が満州鉄道で爆発事件ばくはつじけんを起こし、それを中国のせいにして満州全土を侵略したと言う事になっておるが、先生はチトとちがう見解を持っておる!


 それはさておき、アメリカは満州建国には賛成しておったのじゃが、その後勃発ぼっぱつした支那事変(日中戦争)を機会に日本への圧力を強め、くず鉄輸出禁止や原油輸出禁止を世界各国に呼びかけて、日本を経済的に追い詰めたんじゃよ


 ちなみに日本は、当時くず鉄を輸入して加工しておったのじゃが、そのくず鉄が入って来なければ、輸出品も国内生産品も作れなくなるよの?


 ましてや当時の日本は、アメリカへの輸出が経済の中心だったから、アメリカの貿易締め出しは国家存亡こっかそんぼうの危機と言ってもおかしくは無かったのじゃよ?


 原油などは、今でも輸入に頼っておるが、当時は石炭がまだまだ使われていたとは言え、原油が入って来なければ、重油で動く戦艦や航空燃料の飛行機などは使えなくなるよの?


 この様にアメリカの経済封鎖で散々日本国内が混乱した所へ、有名な『ハルノート』を突きつけられて、開戦せざるを得ない状況になったのじゃよ


 『ハルノート』とは、中国からの日本軍撤退など、当時の日本政府がどう考えてもめ無い要求ばかりが書かれた、いわば最後通牒さいごつうちょうの様なものじゃの


 これで大東亜戦争開戦が決定的になったのじゃよ


 ちなみに、当時の『東条英機内閣』は、最後まで日米開戦をさけようとしておったのじゃ!


 その事に関しては別の機会に説明しようかの?


 さて、大東亜戦争のきっかけは、本当は分厚い本2冊分ぐらい解説が必要なのじゃが、君達の年齢なら、ここまで理解してもらえれば上等じゃろうな?


 実は大東亜戦争開戦には中国も深く関わっておるのじゃよ!!


 少なくても大東亜戦争開戦は、日本が中国を侵略したからでは無いと言う事を理解して欲しいぞい


 

 


 

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