32話 登場人物紹介(主人公とその仲間たち編)
登場人物紹介です。改めて見たら、闇の深い奴が多いです。読み飛ばしても支障なし。
満→巴→シンク→アキルク→クラリーヌ→マーレイ→30話に出てくるガチのヤンデレ、の順番です。
あと、この物語の世界観にステータスは御座いません。作者がステータスやってみたかっただけです。
ステータスは、10段階評価です。
名前 死渉 満
性別 男 18歳
種族 人間(異世界人)
称号 紙使い
体力:10
魔力:3
筋力:10
器用:9
敏捷:9
耐久:8
運 :4
勘 :7
頭脳:8
見た目
黒髪の圧倒的女顔。男らしさは欠片もない上に筋力が筋肉として現れない為、女に間違われたことが何度もある。釣り目。
母親に瓜ふたつらしい。女だったら美少女と言われていた。『女よりかわいい男とか無理』という理由であまりモテなかった。しかし、男には異様に好かれる。
身長170cm、体重60kg。
基本情報
冒険者パーティ完璧な円のリーダー。一応主人公。
大抵の事は卒なくこなす器用貧乏体質で、勉強面に関しても中々優秀。悪知恵も働く。基本的なポテンシャルは高い。
巴が隣にいるせいで霞みがちだが、死渉としての能力も高い。
どんな武器や武術でもできるオールラウンダーで、苦手分野は無いが、その方面に特化した人物には勝てない。器用貧乏ともいう。
母方の家が陰陽師で、その才を引き継ぐ。身体能力を活かしたアクロバティックな除霊をする。式神の使役が得意。
母親とは2歳の誕生日前に、父親とは3歳のときに死別した。
死渉家には『子供の名前は歴史の人物から貰おうね〜』というユルい決まりがあるが、彼の母親はそれをアッサリ破った。とはいえ名前の元になったのはあの有名陰陽師、蘆屋道満
性格
物事に関する興味が薄い。
能力がある為、どのような分野もある程度までは技能を習得できるが、1流になりたいというような情熱が無いから結局2番手3番手で終わる。
察しが良く、笑顔を振りまき誰にも嫌われない円滑な人間関係を構築する事ができる。趣味や得意なことも人並みに擬態が可能。
思ってもしない、耳触りのいい言葉をいくらでも吐ける。
前述の通り興味関心が薄いため、自分に不必要な存在になったら友人でも簡単に切り捨てる。薄い人間関係しか作れない傾向にある。
内心では倫理や道徳を軽視している。特に不都合が無いから従うけど、邪魔になったら容赦なく破るスタイル。
そんな自分を“そこそこ上手に生きてる”と評価している。
読書が趣味だが、正確には活字を追うことが好きなだけで、本の内容は評価の対象に入るが二の次。意味のない文字列がひたすら書かれているだけの紙を与えても平然と読みふける。
が、しかし。
一度執着したものには驚かされるほどの情熱を注ぐ。1番執着しているのは“死渉 巴”
巴に対しては誰が見ても分かるほどの愛情を与える。彼女に関することならあらゆる努力を惜しまない。
その為、“天才”である巴に追いつく為に努力を繰り返し、戦闘技能に関しては大人たちの当時の想定よりずっと高くなっている。
巴に無いところを補うため試行錯誤し、結果どう足掻いても周囲から浮いてしまう巴を場に馴染ませる為に自分が悪目立ちして、巴の異質さを中和させる癖がある。昔は別の方法で巴を守ろうとしたが、諸事情により断念した。
巴の為ならば自己犠牲すら厭わないきらいがあり、何度か巴に諭されている。
“名伯楽”の2つ名を持つ祖父、死渉 恵瓊より前に巴の才能に気がついた。
巴の言いたいことを理解できる数少ない人物。巴とはお互いが1番の理解者同士。
父親の死はトラウマレベルて酷いもので、その後相次いで3歳児には刺激的すぎる経験をする。その時、唯一巴だけが満の支えとなった。
巴の努力を誰よりも理解しており、それを馬鹿にしたり『巴は努力をしていない』という人間にはキレる。
外ヅラは良いから脳筋揃いの死渉家の中でも穏やかな人物と思われがちだが、目的のためには手段を選ばない鬼畜。“死”が近づくと脳内麻薬がバンバン出て、時にはリミッターが外れたとしか思えないようなパフォーマンスを可能とする“死狂い”という死渉家特有の状態になりやすい。(リミッターを外したことはまだない)
色々あって、一度は絶対零度まで陥った倫理観と道徳心と良心、憐れみの心は歳を追うごとに人並みへとなっていき、巴以外の人間にも、認めた人物なら心を開くようになる。善性を取り戻した。
しかし、その良心は身内にしか使われなかったりする事が多い。そういう面をサイコパスとからかわれるが、本当の意味でのサイコパス(精神病質者)ではない。
身内のためなら心を砕くが、それ以外はどうなってもいいと思っているフシがある。
名前 死渉 巴
性別 女 18歳
種族 人間(異世界人)
称号 奇術師
体力:測定不能
魔力:3
筋力:測定不能
器用:8(処世術的な器用さは無いため)
敏捷:測定不能
耐久:測定不能
運 :測定不能
勘 :測定不能
頭脳:測定不能
見た目
染めているのではと疑われるほど薄い茶髪。釣り目でもタレ目でもない。顔の造形は理想的で、冷たい雰囲気の絶世の美少女。行動していないときは生気の薄い印象を与えるため人形のようなと称されることが多い。この世の全てに絶望したような死んだ目な上に格好に頓着しないため、美少女だと見破れる人物は少ない。少し着飾ったら『誰⁉』と言われるくらい見違える。
地球ではカルト的信者もいた。どことは言わないがぺったんこ。動きやすいし、気にしてはいないが他人に改めて指摘されるとムカつく。
身長150cm、体重42kg
基本情報
脳筋一家死渉家の天才。歴代を遡っても彼女程の天才はいないと言われている。
圧倒的な出力、筋力、敏捷性などは巴の才能の一部でしかない。
真に凶悪なのは“何をすれば1番効率よく勝利するか”を何も考えずに理解できるというセンスというには悪魔的すぎる判断能力と野生動物も真っ青な勘、そして未だ留まるところを知らない成長速度である。
沢山の武器、武術を超一流に習得した満の超上位相換
しかし、それ以外の分野は苦手なものも多く、コミュ力も低い。
学習面では、普段から勉強をしないため、テストは悪い。だって授業聞いてないもん。
しかし、高校受験の時は一念発起し『学年ビリクラスの脳筋が1ヶ月で偏差値を30上げて私立単願取った話』を実現したため頭はかなりいい。
名前の由来は木曾義仲と共に戦った女傑、巴御前。
死渉 ジャンヌ、死渉 卑弥呼の可能性を乗り越えてこの名前になった。良かった。
そもそも一番最初に思いついたキャラは巴。
一見か弱そうな美少女がハチャメチャに強いとかロマンすぎる。しかし、彼女は余りに無口だった。物語の語り部となり損なった原因である。
ベッドサイドモニターが嫌い。見ると叩き割りたくなる。
性格
無口で無表情。殺伐とした雰囲気もある為、感情が無いように見えるが、内面は感情豊か。表に出ないだけ。また、独特のテンポの持ち主。自分の常識だけで彼女と会話すると(心が)ケガする。猫のようにきまぐれ。死渉的な闘争心や死狂いの適性は持っているが、それを出さなくても勝利してしまうため死狂いをした経験がほぼない。つまり、戦闘で死が近づいてきたことがない。
感覚派。読書ぎらいで国語の長文問題以上の文章を見ると眠くなる。どこでも眠れる。服装や装飾品のこだわりは薄いが、武器へのこだわりは強い。小さめの武器を好む傾向がある。
満と違い、器用には生きられない。満の読み聞かせで寝る。
天才故に幼い頃から他者との感覚のズレがあった。最初は天才とは見られず、しかしその才覚を示すと、大人たちの出す課題が簡単なものとしか思えず、それを見て驚き恐れられることに疑問を感じていた。
また、誇るでもなく淡々と言いつけた事を完璧に、もしくはそれ以上の成果でこなす巴に指導者は戸惑い、己の技量をやすやすと越えた娘に父親はどう接していいのか分からなくなる。母親は自分の知る女の子のイメージと違う娘に拒絶反応を示し、そしてそんな自分を母親失格だと責めて精神を病みかけた。
その頃から理解者は満しかいなかった。
満にしか“褒められる”という経験がなく、両親とは7歳頃まで確執が残る。
その経験があり、他人にあまり期待しない。
才能に驕らない努力家。他人が努力するかどうかはどうでもいいが、『死渉 巴は天才だから』と勝手に諦める自分より努力しない凡人が嫌い。隣に立つ資格はないと思っている。
だからこそ、自身に近づく努力を怠らない満がいじらしく感じ、愛している。あまり言葉で満に愛を示さないが、本人曰く3秒に1回愛してると伝えたい。
また、自分の相棒は満以外はあり得ないとも考えている。友達が少ない。
名前 シンク・ラビリンス
性別 女
種族 ダンジョンマスター
称号 可能性の迷宮(?)
体力:5
魔力:ダンジョンポイント次第
筋力:3
器用:6
敏捷:4
耐久:5
運 :10(変動が激しい)
勘 :7
頭脳:4
見た目
燃えるような赤毛の美少女。橙色の瞳の釣り目。真顔でいると、キリッとして見えて頭良さそうだが、実際はヘタレた顔がデフォ。涙目も多い。満にもらった黒いリボンのバレッタをいつもつけている。
身長156cm、体重不明
基本情報
成り行きで満の式神となってしまった。
他のダンジョンマスターからは無能の出来損ないだと断じられていたが、自分の認識したものや、ダンジョンバトルで倒した迷宮のものがダンジョンポイントが許す限り召喚できるというチートと言われても仕方ないような“特長”を持つことが判明した。
戦闘能力などは皆無で非力。圧倒的アホの子。だが、住居として迷宮を提供している。
満以外の人間との会話は不可能な為、小さな黒板に文字を書いて会話している。最近はお喋りグッズが増えた。使いこなせるかは不明。
性格
生まれた瞬間存在を否定されるという、ショッキングな誕生をした為、メンタルがおから。
自分は駄目な奴だと思い込んでいる。急に卑屈っぽくなる。すぐ泣く。からかうとコロっと騙されるのでよく満に遊ばれる。ちょろいと満に心配される。
本来の性格は、明るく素直。裏表がなく嘘が苦手。
自分を認識し、認めてくれた初めての人、満が好き。
生まれたときから見た目の変わらないダンジョンマスターは、精神年齢が見た目に反して低い事が多い。先輩のダンジョンマスターが親役となり、それを見守るのだが、シンクの場合はその親役がいない。その為、満が親役のようになっている。
だから、今のシンクの好きとは、“2歳女児が『お父さんと結婚式する〜』”というような感情に近い。自覚はしてない。
しかし、ダンジョンマスターの面倒な点の1つに、大抵が見た目は成人していて知性も理性もある為、精神年齢は低いが見た目や理性にも引っ張られる事があるというものがあり、大分複雑な精神構造をしている。
だから、その感情がどう転ぶかは分からない。
名前 (ダドワジグーの)アキルク
性別 男
種族 人間(ビーダンファス族)
称号 祈る者
体力:8
魔力:6
筋力:8
器用:5
敏捷:7
耐久:7
運 :6
勘 :7
頭脳:7
見た目
色黒スキンヘッド大男。猛禽類のような目つきをしている。筋肉モリモリ。パーティ内で1番強そう。顔怖い。老け顔。
身長218cm、体重90kg
基本情報
後輩口調のヒーラー。 後輩口調は、故郷で言葉を教えてくれた冒険者がその口調だった為、そのまま移った。
ヒーラーだが、魔法を使ったヒールではなく称号による恩恵。祈って治す。魔法じゃない。
ヒーラーとしても非常に優秀だが、接近戦も得意。拳で戦う。そこら辺の戦闘職より強い。
実は、パーティで1番年下だが、それを知っている者は少ない。『自分が1番年上だろ』と根拠なく思っている。だが、後輩口調。
というか、この人の最初の設定は金髪聖女だったはず。何を間違えてマッチョになったんだ。
性格
外の世界に憧れて故郷から出てくるような好奇心と向上心のある若者。素直で良い奴。
この辺りの常識には疎いが、神経はマトモ。
故郷では、血のつながりに関係なく年下の面倒を見ることは掟だったから、隠れお兄ちゃんキャラだったりする。精神年齢も高い。
見た目はカタギの者では無いが、子供が好きで優しいくて義理堅い。歩いてるときに小さな花が咲いてると避けて通る。
良い奴なのだが、その見た目のせいで新人パーティに入れて貰えず、行き着いた先が完璧な円。あっさり受け入れてもらえて良かった〜と思っていたが、二人の実力の高さに驚き瞬く間に苦労人ポジションとなる。
最初は実力にビビって遠慮していたが、慣れてきて遠慮が無くなった。二人の実力を目指して頑張っている。
満と巴がなんかしてても『またなんかしてるっす〜』とスルーできるくらいにはスルースキルも上がり、感覚も麻痺してる。
名前 クラリーヌ
性別 女 17歳
種族 人間(ヨルタル人)
称号 錬金術師
体力:7
魔力:9
筋力:7
器用:9
敏捷:6
耐久:4
運 :7
勘 :8
頭脳:10
見た目
薄青の髪に緑色の瞳の美少女。おっとりとした、いかにもお嬢様といった顔立ち。タレ目で優しそう。笑顔がかわいい。しかし、錬金術をする時はデキるおねえさんのような雰囲気になる。
スイカップなのにウエストは細い。
身長165cm、体重53kg
基本情報
元子爵令嬢。学園での評価は、女子の中ではトップクラスで授業態度も真面目な優等生、人付き合いも良く理想的な令嬢。その頃は、錬金術についてはひた隠しにしていた。
実は、成績に関しては目立たないように、自分で下げていた。
父親と大喧嘩して家出して冒険者になったが、その気品は消えない。
お嬢様故に運動など殆どした事が無かったが、運動神経はいい。巴の訓練により、ゴブリンくらいなら投げ飛ばせるようになった。
称号として錬金術師を持っているだけあり、錬金術師としても凄い。その名が知れてないだけ。
理系。料理本に『胡椒を少々』とか書いてあると、イラッとする。つまり何グラムなんだ。
満や巴がポロッとこぼした地球の知識を、どんどん実現していっている。
ゴブリンに攫われても、事情が重なり何もされなかったという幸運の持ち主。
性格
見た目通り、穏やかで女の子らしい。大和撫子と言っても過言ではない。
洗練された礼儀作法などから、深窓の令嬢に見られがち。
そういう部分持っているが、コイバナや可愛いものが好きだったり、お買い物に時間を掛けたりと女の子らしい性格をしている。
小さな頃から非常に優秀で、手の掛からない“いい子”だった。
空気を読み発言を選んで角の立たない円滑な人間関係を築いていた。ある意味、満に近い人間。しかし、満と違うのは、本音を吐き出せず薄っぺらい人間関係しか作れない自分を嫌悪している点。
そして、婚約者に『結婚するなら錬金術をやめろ』と言われて反発。婚約破棄に到る。
その事で父親と大喧嘩して、『お前みたいな娘はいらん! 出てけ!(売り言葉)』『言われなくても出ていきますわ!(本気)』でその日のうちに錬金術の道具だけ持って出ていった。
そのような、決断力とガッツも持ち合わせている。男気が強い。
貴族時代の自分があまり好きではなく、その二の舞いにならないように正直に、真剣に生きようと思っている。
巴とシンクは、ある意味初めての“友達”。
今の生活に満足していて、家事も苦痛ではない。アレンジ料理に凝っている。
わりとマッドサイエンティスト。
名前 マーレイ
性別 不明
種族 馬の魔物
称号 馬だからない
体力:10
魔力:8
筋力:8
器用:4
敏捷:9
耐久:10
運 :5
勘 :8
頭脳:6
見た目
雪のように白い馬。額には美しいダイヤモンドのような魔石がある。
基本情報
昔滅びた国の軍馬。オーレムという軍人の愛馬で、名馬と呼ばれていた。
主人諸共死に、いつの間にか魔物になっていた。
満がオーレムに勝ったことにより、満の式神のとなる。
魔物になったことにより知能も上がり、人並みの思考ができる。シンクより賢い。
性格
プライドが高い。認めた人物でないと背中にのせてくれない。主人公達のことは認めている。
名前 ??????(30話に出てくるガチのヤンデレ)
性別 女
種族 ???????
称号 ??????
体力:?
魔力:?
筋力:?
器用:?
敏捷:?
耐久:?
運 :?
勘 :?
頭脳:?
見た目
手が白い。
基本情報
取り敢えず、普通の人間じゃないよね。
巴の夢にこんにちわする事がある。正体は不明。
性格
何故か死渉 満に異常なまでの執着心と愛情を持っている。どうしても満が欲しいらしい。ヤンデレ。
満はその自覚はなく、どちら様といったかんじ。寧ろ、巴の方が知ってたりする。
次回から3章入ります!




