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金目
チュンチュン。朝。チュン。
ドラ子と一夜を共にした朝。
宿屋の主人「昨日はお楽しみでしたねフゴッ!」
下賎な詮索をする主人をグーパンで黙らせて、宿を後にする。
別にいかがわしい事なんて何もない。
一緒に風呂に入ってドラ子の身体を隅々まで丁寧に洗い。
同じベッドですっぽんぽんのドラ子を抱きしめながら寝ただけだ。
親子だし、何ら問題はないよなぁ?!
なぜか件のコンビニでファミチキ大量入荷&値下げのセールをやっていたので、朝食としてドラ子と共にパクつく。
ドラ子「うー♡」
満面の笑みのドラ子。美味しい食べ物は人を幸せな気持ちにさせるね。
さて、魔王バラゴンはどこにいるのか。おそらく、どこか険しい山奥の城にいるのだろう。
だが、まず先立つものは金だな。
「ドラ子、やれ」
ドラ子「がおーーーん」
ドラ子は街はずれのATMを焼き払い、僕たちは500万円を手に入れた。
すると女共が次々に擦り寄って来たのである。金の匂いに敏感すぎるにも程があるだろ。