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七菜との日々  作者: ニリとん
3章 機体開拓編
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機体開拓編 ⅩⅠ

お ま た せ ☆


次章の案が色々浮かんできた。

スタンド編、魔法理論編、お料理編…


なんか他にもあればおせーてくだせぇ!

 




「…」

「…」

「…ねえお二方?」


 ばつが悪そうに視線を反らす七菜さんと萌分さん。

 2人とも後ろ手を組み、申し訳程度に頭を下げて立っている。


「…まあ座ればいいじゃん(お前ら正座しねぇの)?」

「「…」」


 立ったままでは反省できぬいと思って床に座らせる。

 すぐにもぞもぞと動き始めたので、腕を組んで地面を足でぽむぽむぺちぺち、と叩く。

 早すぎませんかね…。

 湧き出た溜め息に、2人ともが同時にびくりとする。


 何故こんなことになったかというと。


『造ったは良いけど出せませーん…ゆるしてにゃん?』

『申し訳なく思っている萌分ちゃんであります!』


 ちゃんと巨大ロボ造ったんでふ、でも地上に出すことを忘れてました、でかすぎました!とかほざき始めたのでお二方を正座させています。

 いや、すごい好きなのよデザインとか。

 それでもさ?

 置物に過ぎぬいってことですよ?

 ざけんじゃあぬいわよ…。


 そして萌分さんは恐る恐る此方を窺う。


「…何なら、今から突貫工事しますので、何卒何卒…」


 あんよがお痺れになられているのでしょう、そのおめめには薄く涙が浮かんでいた。

 本来こんな幼い少女に正座させるのは僕としてはアレだけど、萌分さんは神話生物だから大丈夫だと思う。

 ぅゎ萌分さんっぉぃ。

 手をすりすりしてお願いお願いする萌分さん。

 もしかしたら正座に慣れていないのかも知れんけど、それも含めてお仕置きなので。

 ところで七菜さん?

 目が濁り切ってますが?

 ニヤニヤして気持ち悪いです。

 ハァハァすんな。

 恍惚すんな。

 変態は帰れ。


「でゅっふふ…じゅるるるる」

「「うわぁ通報しなきゃ」」

「えへへへへへ…」


 お仕置きというかご褒美だなこれ。



 萌分さんを解放して作業に向かわせる。

 生まれたての小鹿みたいにぷるぷるしながら立ち上がる萌分さん。

 若干萌えた。

 ふぇあぁしながら萌分さんはぺたぺたと歩き始めた。

 後ろから見ているとその歩行は危なっかしく、ペンギンのようにほぼ直立したまま、身体を捻りながら前進していく。


「ぺふっ」


 倒れた。

 痺れがびびっと来たんだろうな。

 とりあえず近寄って屈む。

 どーぞお乗り下さい。


「…?」

「乗りなァ!」

「…」


 萌分さんは迷わず乗ってきた。

 …首に。


「肩車か!」

「そうっすけど」

「子供か!」

「あ"?」

「ごめんなさい」


 思ったことを口に出すと、萌分さんから覇王のオーラが溢れだして背中を伝う。

 この人は足で、いや太ももで首を千切れるからね、仕方ぬいよね?

 ぺちぺちと頭を叩かれながら前に進んでいく。

 ええいやめろ!

 天井ぶつけるぞ!

 全然届かんけど!


「すっすめー!あ、そこ左で」

「へいへい…」


 ほんともう、外でバトルしたい…。

 マジで。


 …()()()…。












 DANGER DANGER DANGER


 Blossom


 DANGER DANGER DANGER


 Keep staying and wait

 Search changes

 A()L()i()c()e() must check the conditions of Blossom

 K()e()e()p() r()e()a()l() u()n()b()r()o()k()e()n()


 DANGER DANGER DANGER





 Loading




 All green

 Not big changes

 Continue experiments and p()r()o()t()e()c()t()i()n()g()














 萌分さんが頭をぺちぺちと叩く。

 またか。

 萌分さんが頭をぐいぐいと引っ張る。

 痛い痛い。

 萌分さんが肩のツボを押すぁいいたいたいたいたい!

 なんだ突然!


「忘れてた忘れてた、あったよ出口。戻れ戻れー」

「は?」

「すいません許して下さい何でもはしませんから!」

「そこはしろよ」


 萌分さんはてへっ?として頭をこつんっする。

 可愛いは確かに正義ではあるが、時には正義が通用せんときもある。

 いつかって?

 今に決まってんだよなぁ!

 肩を左右に揺らして萌分さんにお仕置きする。

 えいえい。


「食らえ食らえ!」

「うわーくらくらー」


 きゃっきゃっとはしゃぐ萌分さん。

 これ絶対兄妹なんだが。


 さっきの広間に戻って来ると、七菜さんがそこにえっへんしていた。

 何がヤバイって、そりゃさっきまで正座してたせいで足がぷるぷるしてるのが七菜さんのヴぁすとに伝わってぶるぶるんなのがヤバイ。

 新しいバイブレーションかな?

 冷や汗を垂らしている七菜さんは少し無理のあるドヤ顔をして天を指差す。

 あぁ…?


 するとそこには青いお空が!

 あら!

 あらヤバい!

 秘密基地に来たみたいだぜ!

 テンション上がるなぁぁああ!

 イカの口みたいな、ドーム型に開閉するタイプの出入口がありました。

 これは作ったんなら忘れちゃいけぬい奴だよね?

 なぁーんで忘れてたんですかねぇ!

 ねぇ萌分さん!

 じーーっと見つめてみる。


「…」

「…」


 目を反らされた。

 許さんッ!

 駄目だァ!


 それで。

 外には出せるんですかねぇ?


「うん、それは大丈夫だよ。萌分ちゃんに不可能はにゃいからね!」

「「忘れることは」」

「ありますねぇ!こん畜生が掘り返すんじゃねぇ!」


 半ギレの萌分さんは目を血走らせながらくわっと此方を向く。

 ごめんなさいね?

 でも許さへんよ?


 膨れっ面になった萌分さんをつんつこし始めた七菜さんは言う。


「まあ、これで外には出せるから。ねーモブ?」

「モブじゃあねぇっつんてんだろビッチが」

「あ?」

「は?」


 この2人は本当に何かある度に衝突するね。

 沸点マイナスいっちゃってんじゃぬいかって位には衝突する。

 あー分かった、衝突することで熱エネルギーを放出して暖まるんだね?

 なーるほど?

 その場合は物理的に考えると萌分さんが七菜さん消し飛ばすな?

 …変態が消し飛ぶなんて何億年あっても無理そうだけど。



 そして萌分さんが言い放った。


「んだぁぁああ!もうめんどくせぇ!大戦で白黒付けんぞオルルァ!」


 七菜さんは顔を近付けて答えた。

 近い近い。

 なお表情は修羅のソレである。


「望む所だこのチビスケェ!」

「あぁ!?」


 そう言うとそれぞれの機体に乗り込み、2人は外へと出ていく。

 あのさぁ。

 機体はあるけどさぁ。

 操作方法聞いてねぇよ…。


 とりあえず乗り込んでみる。

 僕が作って貰ったこの機体は、主に近接型の戦闘をするタイプだ。

 アーム側部に格納型の機銃もあるけど、まあ使わんだろう。


 コックピット的な所に入ると、目の前には大きなスクリーンがあった。

 というか全面がスクリーンみたいになってる。

 これアレだ、エヴァのアレ。

 でも左右にはボタンが大量にある。

 そこはエヴァとちょっと違うな。

 電源ボタンらしきモノを見つけて、と。

 ぽちっ。




『おまたせおにーさん!』

「アイエエエ!アリス!?アリスナンデ!?」


 前方スクリーンにアリスが2頭身サイズで表示された。

 可愛い。

 しかし何でだ。


『一応サポートとして、どの機体にも入ってるよ!あ、でも他の所はAIチックになってる。これだけトクベツ!』

「そうなの…」

『不満!?』

「アッイエ」


 こいつ心を読んできおるぞ…!

 でも良いか。

 サポーターなアリスに合図を出して機体を発進させる。


「行こうかアリス!あの馬鹿共に追い付くぞ!」

『おっけー!それじゃあ機動開始!』


 ゆっくりと脚部先端の車輪が廻り初め、アリスから準備万端の宣言が伝えられた。




『認証終了!純白(シルク)準備万端(レディ)!』

「了解!行くよ!」






[編集済]

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