33話
OFUSE始めました。
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さて、今年の暴風雨の季節が終わり、漸くと災害復旧の時間がやってきた。種まきはその後だ。まずは全ての災害を復旧しなければならない。長くても1か月だろうな。
今年は例年通りの数字を叩きだしており、災害件数は18,632件となっている。小さいものも含めての数字である。今は必死になって査定の資料を作成しているところだ。毎年の恒例行事ではあるが、睡眠時間を削ってでも、仕上げないといけないものがあるのだ。
私の担当は231件だった。私の仕事量は、他の職員たちに比べて、少ない方だ。私には他にもやるべき仕事があるのだから、そちらを優先しろという配慮である。
なお、1つの資料を作成するのに必要な時間は30分程である。1日に頑張っても30件ずつくらいしか減っていかない。まあ日にちには猶予期間があるのだがね。
大体、査定官がこの辺境伯領にやって来るまでが、60日程度。他の領地が悲惨であればある程に、遅れていくのだが、例年通りであれば、60日だ。
60日の間に、現地確認と、被害報告の簡易まとめ、査定資料の作成と、割と時間が無かったりする。現地確認だけで、20日間も消費するからだな。実働は40日程度なものだ。
因みに工事は既に取り掛かっている。簡単なものであれば、この20日で終わらせているものもあるくらいの工事だ。簡単なものとしてあるのが、倒木だな。それの撤去を国費で見るのだ。
そんな物件もある為に、2万近くの件数になるのだが、国庫補助を受けられるのであれば、受けておいた方が良い。多少の手間賃だからと負担をしていけば、間違いなく、大きな金額になってしまう。
そのため、我が辺境伯領では、簡単なものも全て査定に乗せるという方針を取っている。人件費の方が高く付きそうではあるんだが、それはそれ、これはこれだ。
我が辺境伯領に入ってくる金のことまで考えると、査定を受けておいた方が得なのだ。金は領地の血液。その量は多ければ多い方が良い。多すぎても、色々と考えないといけないことが出てくるが。
それ以上には貨幣の流通量が多い方がメリットがある。だから、国費を吸い上げるのだ。国の金は使わなければ意味がない。大切に取っておいても、使わなければ何の価値も無いのだ。
それに最悪の場合は、国は通貨発行権があるんだ。金属の量だけ、通貨は増やせる。勿論限界もあるし、副作用もあるのだが、見せ金など何の意味も無いと私は思っている。
困るのは後でもいいのだよ。どうせ外国に見栄を張るためだけの金なのだ。王国内に流通してくれた方が何かと良いまである。その辺は、国の財務担当が何を思っているのか次第だが。
さて、順調に行けば、私の仕事量は時間内でも早く終わるな。他の仕事に関しても、滞りなく終わりそうだ。これは他の職員の仕事を手伝った方が良いな。仕事は早く終わるに限る。
さて、貰って来た仕事はどのような感じだろうか。……倒木か。本数は5本。これはもう工事は終わっているだろうな。手間賃を含めてこのくらいだろう。次。
屋根が飛んでしまった。一部か。倒木から木材を取れそうだが、新材にした方が国費を貰えるな。新材も恐らくはこのくらいで済むんだろう。とりあえずはこれで。次。
畑が抉れて整地しないといけない。これも範囲はこの程度か。これなら3日もあれば元通りになるだろうな。人夫賃だけで問題無い筈だな。材料費は必要ない。次。
そんな感じで、次から次へと被害報告のまとめを作っていく。査定資料の作成は流石にこれでは駄目なので、概略だけをまとめたのがこれだ。とりあえず、貰って来た仕事は20件だった。
簡単なものが多いから今日中になんとかなるか? 流石にそれは無理か。とりあえず、査定資料の作成に移ろう。何をするにしても、この資料が無ければ、査定が出来ない。
さあ、倒木が5本の査定資料だ。とりあえず、町からの距離は500mとしておく。この辺が丸いだろう。距離なんかは解らん。だから適当でなんとかするしかない。
実際に測っていたら終わらないからな。目算でいくつと言うのも書いていなかった。こういうものは目算を付けてくのが良いんだが、初めての人に当たってしまったのかな?
査定資料に何が必要になってくるのかは何度か熟さないと解らないからな。これに関しては仕方がない。距離が長ければ、損をするだけだ。目算が無い以上、丸い数字で対応するしかない。
5本の位置は同じと仮定するほかないな。これも散らばっていたならば、注釈にどの位離れていたかを記載するのが良いんだが、無いという事は離れていないと判断するしかない。
そして、農地に落ちたと仮定しようか。そうなると整地の費用も見て貰える。道だった場合は、道が壊れていれば、損になるんだが、注釈には道が壊れているという話もない。
そして、人夫だが、まずは適度な長さに伐る必要があるな。その費用も見積もっておく。木の長さも書いていないからな。とりあえず、6人で運ぶと仮定して、2か所伐らないといけないことにしよう。
そうなると、運ぶ時間が500mだから、時間がかかっても2時間で終わるだろう。2時間かける事の6人分。それに整地の費用が1人で1時間と。人件費にして、1人で13時間分。
これが倒木5本の査定資料だ。こんな簡単で良いのであれば、10分もかからないんだが、家の屋根が飛んだとかの資料であれば、もう少し時間がかかる。もっと厄介なのもあるからな。
簡単なのでいいのであれば、こんな感じだ。後は適宜、聞かれそうなことをメモしておいて、この査定資料の作成は終わりだ。次に行こう。次はなんだ?




