Episode:Teams全滅の危機(異世界転生?)
「おい、成神!このまま入るか?どうする」と榊が成神に話している。
場所は、レイリーが指示した場所から、さほど離れておらず、まさに広大な宇宙においてはピンポイントと言ってもいいほどで、幸運だった。
こそには直径2メートルほどの円が暗い宇宙の中でもさらに黒い円がはっきりと見える場所であった。
「みんな、いよいよだ、いいかい自分の命を守ることに専念してくれ、必ず僕が助けに向かう、そしてスーツを、スキルを、信じるんだいいね、それと白銀はここに置いて行こう」
「じゃあね、白銀、ここで目印になってよね、頼んだわよ」と神原は白銀を優しく触った。
「榊、神原、御神、じゃぁ行くよ、僕が前、真ん中に神原、御神、後ろは榊でいいね!」「ハイ」「うん」「ああ、わかった」と4人は円の中に足を踏み入れた、と同時にものすごい引力で引かれ、ついには四人はバラバラなポイントに到達した。
成神はすぐに状況を把握しようとした「そだっ、念のためゴーストモードに、それからみんなに通信を、榊、御神、神原聞こえるかい」だが応答はなかった。
「いきなりまずいな、真っ暗だ、上も下もわからない、足が着いているのか、浮かんでいるのかも、情報はないのか」と考えていると、以前の感覚が成神の頭をよぎった。
「この感覚は、榊も言っていた、なんかスイッチに指が届きそうな、そんな感覚だ、うん?もう少しで届く・カ・モ・・・届いた」と思った瞬間 ”パチン” と2つ目のスイッチが入った感じがした。
「いったい何ができる、そうだ情報が欲しいと思ったときにこの感覚になったんだ」と考えた時、頭の中で言葉が浮かんだ。
「スキルスキャンビーコン」と言うと、成神の感応派が成神を中心に球状に広がってゆく、かなりのスピードで、それはこの世界の領域を超えるほどだった。
「いくつかのポイントがあるな、拡大してみよう・・・アッ、あれは、ウドノの葉っぱ、種類も違っているから、誰だかもわかる。よーしいいぞ!次は赤い3つの光、意外と榊と神原と御神に近いな、なんだあれは、そして白い光がその先に3つ、そしてもっと先に青い光が4つだ、まずは一番恐がりな御神の所へ向かおう」と言うと、御神の方向へ体を向けた。
榊は「何だココは、ただの暗闇じゃねーか、オイ!みんな無事か?聞こえるか?チェッ、返事がねぇや」すると榊はいきなり背後から金棒のようなもので殴られた。
「なんだ体が動いた」と言いながら振り返ると、目の前に黒い機械のようなものが金棒を持って立っていた。
「お前か!俺をぶっ叩いたのは、そうか、ならこっちも応戦だ」と言い、背中のブレードを抜いた。
金棒で襲ってくる相手に榊は超振動ブレードで応戦するも「あのでかいのにこれじゃ歯が立たねぇ、ちったぁ削ってはいるが、蚊が刺す程度だな、埒が明かねー、早くみんなと合流してーのに、何か武器になるものは無いか・・・」と考える榊に、以前の感覚が頭をよぎった。
「この感覚は、前にもあった、なんかスイッチに指が届きそうな、そんな感覚だ、も・う・少し・で・届く・ゾ・・届いたゼ」と思った瞬間 ”パチン” と2つ目のスイッチが入った感じがした。
「これで何ができるんだよ」と言う榊に金棒を叩きつけてきたものを、超振動ブレードを持ったまま両手で受け止めた「あっ、あぶねぇ」と思ったときに頭の中で言葉が浮かんだ。
「合成」と言うと右手と左手のスキルが同時に発動し、超振動ブレードと金棒を合成し、超振動マサカリと変化した。
「オオーっ、へっへー、あんたの武器は頂いたぜ、今度はこっちの番だと」言うと、榊は超振動マサカリを大上段から振り下ろした。
相手の右肩口から左脇腹にかけ、バリバリバリと大きな音を立てて裂け、相手は動かなくなった。
「ちー、一撃だな、これでしまいかよ、こいつどうするか、取り合えず、運ぶか」と言い、担いで歩き出した「俺は後ろから殴られたんだから、こいつはあっちから来たっつーことだな」と言いつつ歩き出した方向は、神原のいる方向だった。
「ナーニここは、ちょっとみんなどこにいるのよ、まったく肝心な時に役に立たないんだから」と神原は苛立っていた。
そこに現れたのは、榊の倒したものと同じものだった「ちょっと、ここはどこなの、教えなさいよ、みんなはどこよ」と言い終わらないうちに、金棒を振りかざしてきた「危ないわね、女性には優しくしなさいよ!と言っても聞かないわよね、でもどうしよう、戦う術がないわ」と言いながら神原は相手の金棒の攻撃をピョンピョンと交わしながら、相手を蹴り飛ばしている。
「いくら蹴っても効いてないみたいね、もっと力を込めないと・・でもどうしよう」すると妙な感覚が神原の頭をよぎった。
「この感覚は、ナニ、なんかスイッチに指が届きそうな、そんな感覚、何かのきっかけで・・届き・そう」そう言ってスピードを更に上げた時、 ”パチン” と2つ目のスイッチが入った感じがした。
「なになにこの感覚は」と言いながら神原はどんどんスピードを上げていく、すると複数個所から蹴りを入れている感じになった「これって分身の術?」と思った瞬間頭の中で言葉が浮かんだ。
「オクタグラム・ドッペルゲンガー」と言うと8人になった神原は同時に相手の腹を蹴り飛ばしたのだった。
その威力は神原一人の蹴りの8乗の乗数効果の威力となって、蹴られた相手は遥か遠くに飛んで行ってしまった。
神原は「はぁースッキリした、でも足にも何か武器を付けないと駄目よね、今度、成神に頼んどこーっと」言い、飛ばした相手の方に歩き出した、その方向は成神のいる方向だった。
御神は、その場でじっとうずくまっていた。
「みなさーん、どこですか?成神さーん、恐いです、早く誰か助けに来てくださーい」と言うと目の前に現れたのは、榊、神原の前に立ったそれと同じものだった。
「わーっ、助けて、成神さん、成神さん、成神さん・・・」と繰り返し叫んだが、体も動かなかった、相手は構わず金棒で、何度も何度も攻撃し、御神はされるがままだった。
「今は痛くない、でも、こんな力で何度も叩かれたら、スーツもいつか壊れてしまう、護波も長くは持たないし、成神さんにもう一度会うまでは死ねない、何とかしなくちゃ」と御神は恐怖と闘いながら、パルスシュータを手に取り、相手に向かって打ち始めたが、経験のない御神には当てることすら難しかった。
「どうして当たらないの、当たって」と言うと妙な感覚が御神の頭をよぎった、「この感覚は、前に榊さんと成神さんが言っていた、なんかスイッチに指が届きそうな、そんな感覚、これのこと?・・届き・そう」と思った瞬間、 ”パチン” と2つ目のスイッチが入った感じがした。
「この感覚は一体?」といいながら、相手を撃ち続けていると、目の前が見えなくなった、文字のようにも見えるが何が書いてあるのかわからなかったが、偶然左目を閉じたとき、”弱点看破”の字が浮かび、逆に右目を閉じると、”金縛り”と言う文字が浮かんだ。
そして御神は、左目を閉じ「弱点看破」と言うと、相手の眉間にポイントが光った。
次に御神は右目を閉じ「金縛り」と唱えると、相手は動かなくなった。
動かない相手に御神は十分に近づき、パルスシュータの出力を最大にまで上げ、銃口をポイントに付けた状態で、引き金を引くとレーザーは相手の頭を貫通し、相手は力なく崩れ落ちた。
「勝った、これでまた、成神さんと会える」と言うも、”迷ったら、その場にとどまれ” という成神の言葉通り、その場にしゃがんで待つことにした。
成神が歩いていると、そこに神原が蹴り飛ばした相手が飛んできた、相手が立ち上がろうとしたときに成神は相手の額に手を当て「私の指示に従え」と言い、相手をテイムしてしまった。
成神は御神のところへ向かう途中、その相手からいろいろと情報を聞き出していた。
彼らは最初の試練、黒き近衛三銃士でテイムしたのが、名は ”センタ”、他に榊が倒した ”ライト”、御神が倒した ”レフト”がいるらしい。
そして御神のいる場所へ成神はたどり着いた。
御神は嬉しさのあまり、泣いて成神に抱き着いてきた、「良かった、会えた、やっぱり来てくれた」と御神は再開を喜んだ。
次に成神たちは神原のいる場所へ急いだ、センタにレフトを担がせて運ぶことにした、そして神原と合流し、その後、ライトを引きずって歩く榊とも合流した。
「成神よー、お前が連れてるそいつぁ、いったい・・」と榊が言うと、成神は「飛んで来たんで、テイムした」と何食わぬ顔で榊に答えた。
「テイムってそりゃ、かなわねーな、成神にはよー」と安堵の微笑みを見せた。
成神はセンタから聞いた情報を共有した「試練はまだ続くようだ、敵も強いと言っている、だから、ここで少し準備をしよう」と、ここまで成神が話すと榊が話に割り込んできた。
「それより成神、俺、2つ目のスイッチが入ったみてーだ、左右両手が一緒に発動し、その場で2つのものを合成し、さらにクラスアップしたものに進化させる ”合成” って奴みたいだ」と新スキルの話をした。
続いたのは神原で「ハーイ、私もー、私らしくはないんだけど、8人に分身するー ”オクタグラム・ドッペルゲンガー” って、肉弾戦みたい、威力は相当、あのセンタを成神のところまで蹴り飛ばしたんだからネ、なので部分的にスーツの強化が必要ね、特に足の裏よ!」
「みなさんまさかと思うでしょうけど私もなんですと御神も話した「右目でみると相手のウィークポイントがマークされる ”弱点看破” 、そして左目でみると、相手を動けなくする ”金縛り” にすることができるみたい、パルスシュータで戦ったけど、それでも怖かったから、もっと距離をとった戦いがしたい、できれば戦いたくないけど」
「で、成神にはどんな変化が?」と榊が聞いてきた。
成神はおもむろに「僕のは、そうだね、知りたがりの力かな、僕を中心に探索と分析などを範囲限定無しで索敵する ”スキルスキャンビーコン” が発動した、それで初見のセンタも簡単ににテイムすることができたし、みんなの位置も把握できたって訳さ、もちろん目指す場所もね 」
感心したように神原が「凄い進化をみんなしたのね、特に成神、行先までわかったなんて、アンタはエライ!」
「それとセンタの情報と僕の索敵から、あと2回、次が3体との交戦、その次は4体との交戦が考えられる、次戦う相手はこのセンタたち、黒き近衛三銃士よりも強いそうだ、だからまず装備を整えよう、ここで使えるものでね」
「よっしゃ、任せろ、まずはセンタだ、予備のスーツはないが、カタナールで最強の硬さの戦士になってもらおうか、次に御神!超振動ブレード使わないのならもらえるか・・おっ、サンキューなこれとレフトの金棒を合成して、俺と同じ超振動マサカリの完成だ、それとレフトの体を分解して生成、ホレ、盾だ、これにもカタナールをかけとこうか。とまぁ、センタの強化はこんなもんだ」
「次に神原だ、ライトの体から、手はメリケンサック、足にはスパイクをカタナールをかけて出来上がりだ」と榊が言うと「ちょっと、あまりかわいくないわね、戻ったら作り直してよね」と神原がメリケンサックをまじまじと見ている。
「あぁ、いいとも神原よー、戻れたらな」と遠くを見つめながら榊は言った。
「次は望みだ、俺のパルスシュータは使わねーから御神の2つのシュータとレフトの体の一部で ”合成” っと。ホレできた ”アサシンライフル” だ、これなら希望通り遠くから弱点を撃ち抜けるだろう」
「あと、成神はいいよな、ふぃーっ、装備のアップデート完了だ」
「それじゃ、ライトとレフトの残った部分は、みんなで分けて、護波エネルギーとして使わせてもらおうか、いいよねセンタ」というとセンタは「彼らはあなたたちの体の一部になれて、幸せだろう、成神、無駄にせず使ってくれて感謝する」と丁寧にお辞儀をした。
「そして次の相手は、センタによると白き近衛三銃士、シャインホワイトのフォアド、バクス、ミディムだそうだ、できれば榊は一体を相手に、神原と御神で一体を、センタは一体を押さえて僕がテイムという作戦が望ましいが、今回のようにバラバラになったら各自の判断で生き残ることを優先してください」
「それじゃぁ、早く次行きましょ、帰ってシャワー浴びたいわ、行くわよ望さん」というと神原は御神の手を引き歩き出し、しばらくすると振り返って「で、成神!どっち行くのよ、早く言いなさいよ」という神原の一言で、みんなやれやれといいながら、疲れた体を奮い立たせ、次への入口に向かって行った。
そして次の試練の入り口に全員揃っている、成神が神原に「それじゃ、号令お願いします」と言うと神原は「無事、早く帰って、シャワー浴びるわよー」と言い、御神の手を引き入っていった。
入った途端に、前回同様、何かの力で引っ張られ5人はバラバラに飛ばされた。
「今度は真っ白な場所か、念のためゴーストモードONだ、そしてみんなの位置を、 ”スキルスキャンビーコン” 」と言い成神はすぐに第二のスキルを使った。
「榊はもう、一体と戦闘開始か、神原と御神は離れてはいるが近い位置だ、神原と一体が近づいているな、じきに戦闘開始って感じ、センタは一体と向き合った感じで動かない、僕が最初に向かうのはあそこだな」と言い成神はセンタのいる方向へ歩き出した。
「なんだよこいつ、つえーとは聞いていたが、マサカリが効かねぇ、相手は棒術のような武器、それも柔らかそうな棒の先に鋭い刃物か、いくら何でもベルトに食らいたくはないな」と何とかかわしながらマサカリで攻撃するが、有効打は一つも入らなかった。
「ふーっ、疲れる」と少し油断したところをベルトに向けて攻撃を受けたが、間一髪でそれを受け止めた「あっぶねー、でも、離さねーぜ、絶好のチャンスだ」というと榊は、相手の武器とマサカリを合わせ「合成じゃぁー」と叫ぶと出来たのは ”超振動三節棍” だった。
「おーし、ヤッタローじゃねーか」と言って、振り回す榊の三節棍は胸ではなくグルッと弧を描き多くが背中に命中した。
「なんだー、奴さん、弱ってきてねーか、胸は分厚いか、なるほど背中だな、嫌なところは」と言い三節棍の特性を生かし背中をフルパワーで攻撃し、相手を撃破したのだった。
「やっぱ、こいつ持ってった方がいいよな」と言いながら相手を引きずって榊は歩き出した。
「御神ーっ、どこ行ったのよ、あんた隠れてたら承知しないからね、まったく。隠れてないで、出・て・来・な・さ・・出た、変な奴、どきなさいよアンタ」と言うと、問答無用で槍のようなもので、神原を突き始めた。
神原はいきなり大技を出した「オクタグラム・ドッペルゲンガー」と言いながら、足裏のスパイクを出し、思いっきり胸に向かってキックをした「翔子キーックッ!」かなり大きな爆発音がしたが、効果は胸に小さな穴が空いただけだった。
相手はかなりの焦りを見せたが、それは仮面越しで神原は読み取ることはできなかった。
逆に奥の手の効果がなかったことに神原が大きな焦りを見せていた「効かないじゃん」
大きな爆発音が聞こえた方向に御神は「そうだ」と言いながら、「弱点看破」を使った。
そこには二つのポイントが見えた、「一つ目は何々、心、強がって、本当は優しい、ってこれ神原さんのことね、味方の弱点探ってどうするの私、でも、覚えておこっと、で、もう一つは、背中ねポイントが付いたわ」
相手は打つ手がない神原のベルトを突こうと、攻撃の手数をどんどん増やす、徐々に攻撃が神原にあたりはじめ、トドメの一撃と言わんばかりに、相手は神原のベルトに槍を突き刺そうとした時、相手は動かなくなり、次の瞬間、背中から高出力レーザーが胸を突き破った、そして相手は崩れ落ちた。
指示通りセンタは相手と組みあい動きを止めている、相手はセンタに向かって「お前は黒き近衛三銃士!なぜここに、そしてなぜ私と戦う?」と、力相撲の最中に話しかけてきた、センタは「私はもう、黒き近衛三銃士ではなく、只のセンタだよ、白き近衛三銃士 シャイニングホワイトの・・・」と言うと、相手は「ミディムだ」とっ答えた。そんなところに成神は姿を現した。
「センタ、お待たせ、ちょっとそのままでお願い」と言うと成神は、相手に対して額に手を当て「テイム」と言い、センタに向かって「もういいよ、センタご苦労さま、こんにちは、あなたは」と名前を聞いた。
「ミディムです」と素直に成神の問いかけに答えた。
三人は他のメンバーと集合するべく歩き回り、全員と再開した。
榊が「みんな無事だったな、俺たちやっぱりツエーよな」と言いながらみんなの無事を安心した、成神がミディムにいろいろと話を聞き始め、時間は過ぎていった。




