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笑顔神社  作者: 亀乃長命
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笑顔神社(再116)アイスと海

こまめな水分補給は大切です。

今回は再放送です。

暑い日が続きます。

そんな日は、やっぱりアイスです。

それから海もいいかも知れませんね。


〜・〜・〜・〜・〜


ソウルバー黄色三日月のカウンターで〈Marvin Gaye の What's Going On〉を聴きながら、スパイシートマトジュースを飲んでいると、いつものように鶴さんが現れました。

そして、話し始めました。


【以前、血豆タウンにあるスーパーでこんなことがありました。


ある日、謎の人物から店長あてに電話がかかってきました。

そして、その人物は言いました。


「アイスが売れている日は、海で溺れる人の数が増えています」


それを聞いた正義感の強い店長は慌てました。


「すぐに売り場からアイスを撤去しなければ!」


そのとき、たまたま隣にいた冷静な副店長は言いました。


「外が暑い日は、アイスが売れます。

外が暑い日は、海で泳ぐ人が増えます。

海で泳ぐ人が増えれば、溺れる人の数が増えるのも当然です。

つまり、アイスと溺れる人の数は関係ありません」


店長は納得しました。


副店長は、こう続けました。


「世の中には、こういうお話がたくさんあります。

そして、この手法を使って人を騙すこともできます。


〈数字は嘘をつかないが、嘘つきは数字を使う〉


という言葉があるくらいですから」


店長は、何度も頷きました】


なるほどです。

亀さんは、その店長と同じく何度も頷いてしまいました。


しかし、謎の人物はいったい何者だったのでしょう。

謎は謎のままにしておきましょう。


〜・〜・〜・〜・〜


先日、ふらっと降りた駅にたまたま海岸があったので、なんとなく砂浜を歩きました。

見上げると、加工写真のような青空と雲がありました。

ようお参りでした。

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