最終話 神様!異世界の神様と会います!
ブルペンブルグに領地を貰い、僕が管理する事となる。開拓も進み、住み良い土地になったと思う。
そんなある日、夢を見た。
真っ白な空間。
何も無い。いや、ログハウスがある。そう、ここは異世界の神様の作った場所だ。
ログハウスの目の前に立つ。
すると、扉が開くのだ。チリンチリンと音を立て、僕は中に入る。
「ようこそ!ハオ!」
「初めまして、異世界の神様」
「そう畏まるな!僕との仲じゃないか!」
「知りませんよ」
「嘘!?マジ!?覚えてないの!!」
「おいおい!異世界の神よ。これはどういう事だい?」
「あ、ご無沙汰しております」
「うんうん!久しぶりだね!」
地球の神様はニッコリと微笑んだ。
それを羨ましいそうに眺める異世界の神様。
「でも、ちょっと可哀想だね。ほら、精神崩壊を魔法で止めてくれたのは、彼だよ。んーーと、彼女にして欲しいんだったかな?」
「おいおい!地球の神よ!それは内緒にしておくれ!」
「そうだったんですか。その節はありがとうございました。お陰様で助かりました」
「ああああ!最高だよ!地球の神よ!ちょっとトイレに行っていいかい?」
「………汚すなよ?あ、ここは君の家だから、僕が言うのは失礼だね。ごゆっくりと」
異世界の神様はそそくさと行ってしまった。
「あの!」
「何だい?」
「ありがとうございました!」
「何が、だい?」
「ここに転移させて貰った事です。僕は幸せになりました。全部吹っ切れたので」
「そうか!それは良かった」
「これで良かったのかと思いますが、まぁ、これが良かったのだと思います」
「そうか。
所で、宇宙の理も解いたんだって?」
「ああ、ここですね」
「何故そう思う?」
「白だからです」
「もっと詳しく」
「三原色って知っておられますか?」
「えーと、色の三原色ね。イエロー、シアン、マゼンタだ」
※イエロー=黄色 シアン=青色 マゼンタ=赤色
「黒は作れます。が、白は作れません。黒っぽい色にはならないので、ブラックを足す場合もありますが」
※三色を配合すれば限りなく黒に近い色を作れる。紺色っぽい黒。
白色だけば、どの色を足しても作れない。
「是非、もっと詳しく教えて欲しいね」
「黒は作れるが、白は作れない。だから、宇宙の始まりは白だった。何も無い訳ではない。空気は存在した。各箇所で静電気が帯びる。地球で言うとサイクロンや台風の様に。それぞれが爆発を起こして、チリが出来る。それが沢山集まり、黒く見える様になった。次第に蓄積は、大きくなり、過去最大まで膨れ上がる。そして、爆発したのがビッグバンですかね」
地球の神様と異世界の神様がうんうん頷く。
「素晴らしいよ!僕達がそこにたどり着いたのが1億年だからね!たった40年で大したものだよ!」
「ならば褒美を下さい」
「ふむ。いいだろう」
「地球へ戻してくれませんか」
「………それが君の答えか?ここでは幸せではないのかい?それを捨てて戻るとは、気でも狂った?」
「いえ、今までありがとうございました。ようやく立ち直る事が出来たのです。ここでの生活は楽しかった。でも、ここは偽りの場所」
「はぁ、バレてしまったか」
「神様にそんな力はありませんよね。それに気が付いたのは、最近ですから」
「本当に大丈夫なのかい?」
「ええ、お陰様で。沼に沈み、ずっと眠ってました。そして、目が覚めたのです。この物語には本当に心の支えになりました。僕は生きる希望を無くしてましたから。
やりたい事が見つかり、それが楽しくて仕方ないのです。小説を書き、イラストを描く。
勿論、この物語がなければ僕は死んでいましたよ。そして、もう1つの物語にも支えられましたけどね」
「そうか」
「ここが夢の中だという事に」
「それしか僕には方法が無いからね」
「頭の中に流れる映像をパズルをはめる作業は、とても楽しかったです。でも、もう大丈夫。僕には必要ありません」
「ならば、止めはしない」
「半年間ありがとうございました!神様!」
「うん。僕からも礼を言うよ。楽しかった。ありがとう」
「最後にお名前を聞いても?」
「 」
「素敵なお名前ですね」
「ああ、また来るといい」
「その時はお願いします!」
そして、僕は目が覚めた。
6月20日。調停離婚の第2回目だ。
午前中、仕事に行き、午後から休みを取る。
僕はこれからは逃げない。例え子供を引き取る事が叶わなくても。
63話から、話が急展開になり申し訳なく思ってました。
しかし、ノクターンの話を書いてて、それに気持ちを全て持っていかれ、どうしようもない状態に陥るのです。
そこで、どちらも終わらせる。今後は2作同時に書かないと決めました。
その後、久しぶりにイラストを描いたら面白くて仕方がない!
2つの話とイラストのお陰で、精神的に病んでいたのを克服する事が出来ました。
さて、この作品ですが、コンセプトは現実逃避です。
そして、その先には逃げる場所は無い。自分とその現実を受け入れるのが大事で、それと向き合い生きて行く。
予告
次回作品はホラーです。
まぁ、閲覧は向こうが先になるでしょうが。
苦手な作品ばかり書いていて、ようやく得意なホラーが書けます。季節柄ですねぇ。やはり夏=ホラー。12月に書いてもね。
最後に
調停離婚はまだまだ続くだろうと思ってます。
来年には終わればいいかな。離婚が成立して、ようやく僕の人生はリスタートするのですから。
最後まで閲覧して頂き、誠に感謝致します。
ありがとうございました。
2017年6月30日 ハロ




