26話 神様!異世界で初デートです!前編
少しだけ話が短目です。
文章力無いなぁと実感させられますね。
あー、ドキドキするな!
僕は緊張していた。この間、買って貰った服を着ている。流石にあの帽子は被っていないが・・・。
10年ぶりだ。
女の子をデートに誘うのは。マチルダ様に休暇を頂いたのだ。これを有効活用しない手はない。親睦も兼ねてね。
コンコン。
「ハオです。宜しいですか?」
「ひゃあ!?待って!?何でハオが!?ちょっと待ちなさいよね!」
10分が経過した。
一体何をしていたのだ?もしかして、部屋の片付けでもしていたのか?この待たされる間、心臓がバクバクして久しぶりの高揚に僕は戸惑っている。
「ど、どうぞ!」
「失礼します」
部屋に入るのは、お姫様抱っこ以来だ。
辺りを見渡すと、流石、女の子の部屋だなぁと思う。可愛いウサギの縫いぐるみが置かれ、花瓶には花が咲いていた。
日本では見た事無い花だなぁ。でも、香りも良く美しい。花弁が二層の色になっている。右側が紫、左側が黄色。やはりここが異世界なんだと思ってしまう。
「あんまりジロジロ見ない………恥ずかしいだろ」
「おはようございます。ミネアさん。とても女の子らしい素敵なお部屋だと思いますよ」
「お、女の子らしい………僕はガサツだから、そんな事言われると………あ、………おはよう」
ミネアさん顔を赤く染めた。
これがツンデレのデレなのか?くぅ!!可愛い!
「所で、僕に何か用なの?」
「そうでした!
デートのお申し込みをしに参りました!」
腰を折り、右腕をお腹辺りで曲げる。
左手は真っ直ぐにして、よし!決まった!異世界なんだし、カッコ付けてもいいよね?
「で、で、でぇーとぉ!?」
すかさず胸ポケットから、花を取り出した。バラの花だ。それをミネアさんに差し出す。
「どうぞ!」
「ひぃやぃ!?」
「受け取っては、貰えませんか?」
「う、うん・・・」
ミネアさんがバラの花を受け取る。
鼻元へバラのを移動させた。匂いを嗅いでいるのだろう。
よし!掴みはOKだ!
これもサラさんに教えて貰った通り!振る舞いはバッチリだ!花を受け取るとは、デートの申し込みを受けるという事である。異世界の一般常識みたいだ。
「僕は自分の部屋で待ってますから!」
「………う、ん」小声
僕は部屋を出た。
よしよしよしよし!!興奮するなぁ!この刺激は堪らない!ああ!何処へ行くんだったかな?おさらいしなくては!!あ、弁当も忘れずに!
その頃、ミネアは頭を抱えていた。
何があったの!?何で僕が花を受け取ってるのよ!?ああ!!デートの申し込みを承諾したのよね・・・。
顔が熱くなる。
僕の何処がいいんだろう?ハオには他に誘う相手がいるじゃないか。胸の大きなフローラ。尽くしてくれるサラ。愛想が良いスミス・・・。
皆、胸が大きいんだよな。
僕みたいなペッタンコの何処がいいの?もう!揉めるくらいはあるんだから!ううう!
ミネアは自分の胸を触った。
フローラのメロンの様な大きさには敵わない。そんな事を考えると、自分が嫌になる。はぁ、顔を左右に何度も振り、頭から切り離す。あ!ハオを待たせているんだった!
「どれがいいか解らないよぉ!!」
タンスから服を漁る!
ベッドに敷き詰め、顎に手を添えた。うーん。女の子らしくスカートで行くべきか?それとも、このフリル付きで攻めるべきか?いやいや!恥ずかしいよ!何で僕が悩まなくてはいけないんだ!?
ハオが悪いんだ!
ハオがデートに誘う………から。
無意識に服を握り締めていた。
「………ハオの馬鹿」小声
デートに誘ってくれたのだ。
やはり女の子らしく行くべきだろう。恥ずかしいがスカートを履いた。もし、馬鹿にされたら、それを口実にデートを破棄してやる!僕も一応女の子だからね!
意気揚々と部屋を出た。
だが、ハオの部屋に近付くにつれ、不安になる。もし、部屋に居なかったら?デートが嘘だったら?からかわれただけだとしたら?皆の笑い者にされていたら?
ダメだ!ダメだ!
ハオはそんな奴ではない。ハオは賢くて、優しくて、凄いカッコいいとかでは無いけど、愛嬌のある顔立ちだ。力は全く無くて、どんくさいし、エロい事ばっかり考えているけど、何故か憎めないんだよな。
そして、扉の前に立つ。
はぁ、息を整えノックした。
コンコン。
返事が無い。寝ているのか?
不安が過る・・・もしかして、からかわれた?いや、まだ部屋の中を確認していない。驚かせる為に待機しているかもしれない。
ガチャリ。
扉を開けて、中に入るとそこには誰も居なかった。
ああ、僕はどうして、ここに来てしまったのだろう?頬を涙が伝う。




