25話 神様!歯磨きするのはエロいですか?
この話はただただ歯磨きする話です。
不快に思う方もいるかと思いますので、各自の判断で閲覧お願いしますね。エロいと思う方もいれば、気持ち悪いと思う方もいるでしょうから。
僕はアニメが好きだ。
アニメが好き過ぎて、小説を購入する様になった。何度も読み返す小説は少ない。ライトノベルともなると、更にそんな気分にはならないのだ。
ある日の事。
~物語シリーズを見ていた。勿論、アニメでだ。歯磨きするシュチェーションがあった。そう!まさに今、ここで、僕がやる事になろうとは!その時は思わなかっただろう。
現実逃避していた。
目の前に美人で可愛い女性がいる。歯ブラシを持って、僕と対峙しているのだ!これは罰ゲームなのか?いや!違う!ご褒美だ!僕は誉められる事等、何一つやっていない!寧ろ!服を買って貰った!靴も帽子も、だ!まぁ、帽子は被るかは不明だけど。
「マチルダ……様?」
「ハオ、命令、です」
「………どうしても?」
「どうしても、です!」
僕は歯ブラシを受け取ろうとした。
「あの言葉を仰らないの?」
「ぷぎぃ!?」
マチルダ様はニコニコと笑顔で僕にそう言った。イエス!マイ、ロード!をやれと?これからエロくて恥ずかしい事するのに、やれと言うのか!?
深呼吸だ!
すー、はー、すー、はー。よし!
片膝を付き、頭を下げる。
そして、両手を上げて手のひらを開く!
「イエス!マイ、ロード!」
「うふふ♪」
(ハオをからかうのはとっても楽しいわ♪)
歯ブラシを受け取ると、僕は考えた。
磨き方よりも、寧ろ対面方法にある。子供の歯を磨いていた時の事を思い出す。胡座をかいて、そこに頭を乗せさせる。口を大きく開かせ、見ながら歯を磨いた。
だが、これには弱点がある!
万が一だ!万が一、鼻毛がピロンとなっていたらだ!それを見られたらどうする?はっ!鏡で確認するしかない………だが、この状況で鏡を使うのは不自然である。
ならば!
ならば、対面で向き合いながら、磨くのはどうだろう?これならば、万が一、鼻毛がピロンと出ていても、指チョンパで隠せる可能性もある!
よし!決まった!
対面だ!見つめられて恥ずかしいが、これしか方法は無い!いくぞ!僕!
「マチルダ様、では行きます!」
「お願いしますね♪」
「いー、として下さい」
「こう、ですか?」
可愛い!美人はどんな顔しても可愛いぞ!反則じゃね?こんな可愛くて美人な女性の歯を磨くのは、何だかとっても複雑な気分となる。嬉し、恥ずかし、なんちゃらだな。
では、前歯を。
歯ブラシを横向きにして、上下に動かす。力は抑えて優しくだ。1本、1本を丁寧に磨く。僕から見て左の頬へ進む。横向きに動かすのではなく、上下に丁寧にだ。
歯ブラシの先端に意識を集中させる!
奥歯の奥側を攻めた!先端のブラシで汚れを掻き出す!先端をぶつけて怪我をさせないようにだ!続いて、右側を攻める!左側と同じ様にだ!
ふと、マチルダ様を見る。
寄り目になって、僕を凝視していた!ううう、恥ずかしい!少しだけ顔を横に向けた。すると、マチルダ様の手が伸びる。僕の顔の向きを修正する為だ!
抗う事は出来ない!
マチルダ様の瞳を見ると、僕が写っているではないか!くそ!情けない顔しやがって!!
「はぁ、はぁ、マチルダ様。口をあーん、と開いて下さい」
「わはひはひは」(わかりました)
ここからだ!
ここからが難所である!何故ならば、口の中に唾が溜まっているからだ!少し泡状になっており、白濁液を連想してしまう!
ああ!あれが僕のだったら………。
ぐお!!ヤバい!ヤバいぞぉ!!早く磨かねば!
左上の奥歯から、溝にそって歯ブラシを挿入する。優しくだ。優しく掻き出し、下の奥に取り掛かる。あ!下はダメだ!?うぐぐ!さっきより唾液が溜まっているではないか!!
一度、唾液を壷へ吐き出して貰うか?
・・・それはダメだ!飲みたい!勿体ない!はっ!変態か!?いかんいかん!マチルダ様は皇族だ!息子よ!鎮まれぃ!!!
マチルダ様が少しだけ、上を向く。
唾液が溢れてしまわない様にする為だ!なんたる不覚!ここは中断するしかない!?
右側が残っている。
そして、裏側もだ。だが、急げば行けるかもしれない!?
「マチルダ様。もう少し我慢出来ますか?」
唾液が垂れないように、少しだけ顔を上下した!
僕も男だ!ここまで女の子を辱しめたのだ!もう後戻り出来ない!最後まで磨いてみせよう!
高速で、歯ブラシの毛先を動かす!
「あっ♥」
マチルダ様が感じておられるだと!?
だが、緊急事態だ!急げ!右上の奥歯を攻める!
マチルダ様の顔が朱色に染まる!
エロい!何故だ!?歯を磨いているだけなのに!
「はぁ、はぁ、はぁ♥」
息子が!止めろ!今はお前の相手をしている所ではない!引っ込め!ぐぅ!はっ!染みが出来ているだと!?これは不味い!右足と左足の位置を変えた。ふぅ!これで染みは隠せた!
マチルダ様の視線が、僕の顔を見ていない!?もしかして、バレたのか!?染みがバレているとでもいうのか!?どうする!!
はっ!?
手が止まっているからだ!もう何処まで磨いたか覚えていない!………裏側だ!もう!やるしかない!
裏側は磨きにくい。
なので、マチルダ様の顎に手を伸ばす。軽くだ。そう、優しく触れるのだ!
「はぅ♥」
うわ!このエロボイス!!
何処まで僕を翻弄するかなぁ!?ダメダメダメダメ!!理性が無くなる!!目を瞑るしか!!??
「はぁ、はぁ、はぅ♥」
ぐあ!余計にエロボイスが脳へダイレクトアタックしてくる!誰だ!目を閉じろと言った奴!!
やっと磨き終えた。
襲わなかった僕を誉めて欲しい。だが、犠牲はあった。それは僕のパンツだ!そして、ズボンも!ああ!早く着替えたい!
前屈みになりながら、マチルダ様にコップを渡す。そして、壷を用意した。口の中の汚れを水で濯ぐ。僕はその壷を眺める。
マチルダ様の唾液、マチルダ様の唾液・・・。ゴクリ!
僕は壷を持ち、それを処理しに行こうとする。すると、マチルダ様からお声が・・・。
「ハオ!飲んではダメですよ?」
「ハハハマサカソンナコトシマセンヨ」
「わたくしも着いて行きますわ!」
こうして、罰ゲーム?もしくはご褒美は終わった。
後日、ミネアさんとフローラさんに歯ブラシを手渡すと、大層喜んでくれた。




