エピローグ
むかし、むかし、森から出られない魔女が居りました。
そんな魔女の元に国の2番目の王子様が訪れます。
王子様はその魔女の美しさと、聡明さに惹かれて、来る日も、来る日も会いに来ました。
ところがある日、1番目の王子様がその噂を聞きつけ、魔女に会いに来ました。
魔女の美しさに目を奪われた1番目の王子様は魔女を攫ってしまいます。
魔女は森から出ると生きることができません。
その事実を知っている2番目の王子様は兄のしたことを聞いて大慌てで魔女を助けに行きます。
ですが、なんということでしょう。
魔女は冷たくなっているのでした。
2番目の王子様は嘆き悲しみ、涙を魔女に落としながら後悔します。
『私がこんなにも彼女に惹かれなければ彼女は死ぬことはなかった……。』
その嘆く様子は2番目の王子様も一緒に死んでしまいそうなほどでした。
それを哀れに思ったのが国の精霊王でした。
精霊王は魔女の事を常々哀れに思っていました。
2番目の王子様が来てから楽しそうな魔女も見ていました。
この二人に何かしたいと二人に祝福を与えます。
すると、なんということでしょう。
魔女が目を覚ましたのです。
2番目の王子様は愛する魔女を2度と同じ目に合わせまいと決意します。
努力を重ねた2番目の王子様は、努力をしなかった1番目の王子様の代わりに国の王となることになりました。
努力を続けられる2番目の王子様は、歴代の王様と比べ物にならないほど、国を発展させました。
その傍には、いつも魔女がいたと言います。
めでたし、めでたし。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
童話改変シリーズ第三段になります!
今回も社会人に優しい早く読んで寝れる、童話的な話を書いてみましたが、友人から『翌日休みの夜に読める小説』と言われて、まじかー、となっております。
もう一本、童話改変シリーズ書く予定でいますが、いつ書ききれるかな~と自分で思っています。
では、またお会いできれば!




