青き竜 マティーナ
出来ました!
表現とか無茶苦茶ですが、
よろしくお願いします。
サクッサクッサクッ…
一人の少女が砂漠を歩いている。
黒く長いパーカーの上だけを止めて、フードをかぶっている。腕をまくり、白いショートパンツと白と黒のスニーカーを履いている。肌はとても白く、黒い服によく映える。黒いリュックを背負い、ただひたすらに歩き続ける。
突然、紫色の影が現れた。紫の影は徐々に形を作り、人と同じ形になった。
――数は…五つ。
少女は気配で数を確認する。
するといきなり、紫の影は少女に襲い掛かった。影達の腕が伸び、足が伸び、少女に巻きつこうとする。
スパッ…――
彼女は刀を出し、左から右へ振る。すると、影達は半分に切れて、やがて消えていった。
フードから出てきた彼女の髪は、とても黒かった。
――急がなくては・・・
少女は足を急がせる。その瞳は、漆黒から、輝くような黄金に変わっていた。
そして少女は青き町、マティーナにたどり着く・・・。
マティーナにて
「おーい、まだかよ!」
「早く来いよ!また負けちまうぞ!」
ひとつの家の前で、数人の子供が中に向かって声をかける。
「ああ、今行くよ!」
――行ってきます、母さん
家のなかにいた少年は、母の写真に声をかけ、家の外へと飛び出していった。
少年は栗色の髪と蒼い目を持ち、深緑色のノースリーブの中国服、白い動きやすいズボンを穿いていた。
「そういえばさ、今日の対戦相手のキャプテン、かなり強いらしいぞ。」
「ああ、知ってる知ってる!」
友達の何気ない会話を、俺は上の空で聞いていた。
自己紹介が遅れたな。俺の名前はカイト。青き町マティーナで生まれ育ったんだ。父さんも母さんも死んで、今じゃ一人暮らしだけど、友達もいるし、寂しくはない。
「おい、あれみろよ。」
いつもの広場に向かう途中、友達の一人が突然言う。指を差した先には、一人の少女がいた。
旅人・・・だろうか?
「うわ、スゲー美人じゃん!」
確かにそのとおりだ。顔立ちは整っているし、スタイルもいい。髪は長くて、若干ウエーブがかかっている。ふと見ると、右の頬に大きな傷があるが、それがまた美しさを際立たせている。
美人の代名詞のような人だけど、俺はアイツのほうが・・・
「おい、こっち来るぞ!」
思い出に浸っているうちに、美人がこっちに来る。二人はそわそわしているけど、俺たち目当てじゃ・・・・え!?
その美人は、いきなり俺の腕をつかんできた。その華奢な腕にはあると思えない、強い力が、俺の腕を締め付ける。今にも血がにじみそうだ。
「やっと・・・見つけた・・・」
少女はマティーナの町にいた。
――この町に『青き竜』が居るはず。敵が来る前に見つけないと・・・
周りを見ると、三人組の少年(のうち二人)が自分を見ている。
――私がそんなに珍しいのか・・・!あれは!
少女は栗毛色の髪をした少年を見る。
気がつくと、その少年に向かって歩き出し、少年の腕をつかんだ。自分でもわかるほど、力を入れている。
少年の顔を覗き込むと、吸い込まれそうな深い青の瞳が私を見る。
「やっと・・・見つけた・・・」
間違いない。彼こそ私が探していた人―
――『青き竜』に違いない。
いかがでしたか?
悪い点、一言、何でもいいので
感想待っています!




