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天使ちゃんのVRMMO  作者: 神白
18/25

17.ボスと報酬


レオに対峙するのは私とクロウお兄ちゃんとクレタさんとマモンさん!

クレタさんとマモンさんにレオの動きについて攻撃を回避しながら説明します。


「クレタさん!まず、レオは…突進や爪が主な武器となってます!そして、あまり近づきすぎたら炎のブレスを吐いてくるのですぐに口の方向から退避してくださいっ!私が水魔法で消化します!消化すると隙が生まれるのでそこを叩くのです!」


「わかった!」

クロウお兄ちゃんと私でクレタさんをフォローしながら前に出ます。

マモンさんには遠くから魔法で攻撃してもらってます。


Gruuuu!!!

レオが口を閉じ、炎がはみ出て来ていました!


「クレタさん下がって!ウォーターボール!」


ジュアァア!!!

GrAAAA?!


「今です!」

私の合図で下がっていたクレタさんも前に出て、マモンさんも至近距離で魔法攻撃!

クロウお兄ちゃんと私も攻めます。

どんどんレオは体力がなくなっていき…。


Gya…a…


ピロン!

パーティ討伐報酬が受け取り可能です。


「勝てました!」

『キタ━(゜∀゜)━!』

「…勝てた。(と言ってもほとんどユナちゃんとクロウが削ったんだけど…)」


「報酬はなんでしたー?」

クレタさんが操作しだしました。

私も確認です!


パーティ討伐報酬

・レオの爪

・魔核〈レオ〉

・アームチェーン“無し”


んん?わかんないアイテムが2個あります!

魔核から見てみましょう。


魔核〈レオ〉

レオの能力が込められた核。

魔物の体内で作成され、とても手に入りにくいもの。

主に宝石と同じような働きを持つためアクセサリー用の素材アイテム。


アクセサリーということはニブルおじーちゃんに聞きましょう!次はアームチェーンですね。


アームチェーン“無し”

鎖でできた腕輪。


あれ?これだけですか?むむ、無しの説明が欲しかったのですが…腕輪と書いてありますし、これもニブルおじーちゃんにアタックしてみましょう!



「僕はレオの爪とレオの魔核とアームチェーンっていうアイテムだったよ。」

「同じです!魔核とアームチェーンについての説明は私の知り合いのおじーちゃんに聞いてみたらわかるかもです!」

「へー。なら、もう少し一緒にいてもいいかな?」

「はい!一度街に戻りましょう!」

「うん。」


扉に触って、外に出たら街に向かって歩きます。

すると、お母さん達とばったり会いました。


「ユナじゃないの。また、ダンジョンに行って来たの?」

「はいっ。クエストをしていたのです!」

「あら、そう。……そちらの彼はどなた?」


ビクッ

クレタさんが体を固めました。

はっ!人見知り発動です!

私が代わりに教えます!

「クレタさんというのですっ。ダンジョンを一緒に回ってクエスト手伝ってくれたのです!」


“へぇ?”

ラトルさん達が笑顔です!少し怖いのは何故でしょう?

「(俺は人形俺は人形俺は…)」


「こら、みんな。やめなさい。……それで?どこで知り合ったの?」

「クレタさんがえむぴーけーというのを仕掛けて来て、魔物倒してお話しして仲良くなりました!」

「MPKですって?」


な、何故でしょう!お母さんの頭からツノが生えてくるのが見えます!何か誤解が起きてます!


「あ、あのあのっ。クレタさんはいい人なのです!コミュニケーションを取るのが苦手で!初対面の人だと固まってお話ができなくて、1人で遊んでいたらしいのです!お友達がいなかったそうなので!私がお友達になって、一緒に冒険していたのです!私がお友達に誘ったのです。一緒に5階のレオがいるところまで行って、一緒に!倒したのです!」


一緒に!


「…そ、そこを突かれると痛いわね。」


「わざとです!」

「うぅ。ユナが意地悪になったわっ。」

「わー!泣いたらずるいのですっ!とにかく!クレタさんを悪くいうのはダメなのです!」

「……まあ、わかったわ。それでまだ一緒にやるの?」


「はい、パーティ報酬の質問をニブルおじーちゃんに聞きに行くのです!」

「あ、ユナちゃん。何貰ったの?もし詳細がわかったらソロ報酬も一緒に掲示板に載せてくれるかな?」

ラトルお兄さんからお願いのようです。


「はい、わかりました!では、行きましょう!クレタさん!」

固まっているクレタさんの手を引いて街に向かって歩きます。


「……手…」

「クレタな。とりあえず名前は覚えた。」

「1人になったところが狙い目だな。」


「あらあら、大変ね。」


そんなことを知らないユナとクレタは街についた。


「クレタさん大丈夫ですか?」

「…ぅん。情けない。ユナちゃんばっかり話をさせて…本当に申し訳ない。」

「少しずつ慣れればいいのですっ!さ!おじーちゃんのところに行きましょう!」

「うん。」

ユナとクレタは道場に着く。


『ユナちゃんじゃないか。どうしたんじゃ?』

「見て欲しいものがあるのです!これはどういうものですか?」


魔核とアームチェーンを取り出して見てもらいます。


『ほぅ。レオの魔核を手に入れたのか。珍しいのう。これは宝石と同等のものでな?装備の強化ができるのじゃ。』

説明にあった通りですね。アクセサリーだけではなく武器にもできるとはいいことを聞きました!


『そして、こっちは腕につける装備じゃな。ここに何かハマるような場所があるじゃろ?ここに宝石か今の魔核を加工したものをつけるとその効果を発揮するんじゃ。今は何もつけとらんからな何もないがの。』


無しというのは効果がないという意味ですか!

では早速掲示板にお知らせしておきましょう!


魔物の素材は武器の強化に使えること。魔核や宝石の使い方。そういったアイテムの存在。

それらを書くと私も気になる質問が来ました。


「ニブルおじーちゃん、レオの魔核はどのような効果がつくのですか?」

『それはつけてみんとわからんな。基本的に、その個体によってつける効果は違う。攻撃力が上がる効果の場合はその個体が攻撃力が高かったからとかじゃな。』

ふむふむ、身体能力の強化が主ということですね。言われたことをそのまま書きます。


『それで早速つけるのかい?』

「私はこっちをつけて貰っていいですか?」

『宝石もっとったんか。ルビーじゃな。そっちの坊主は魔核をつけるんじゃな?』

「は、はいっ。お願いします。」


ニブルおじーちゃんは細工に使う道具を取ってきて、目の前で作ってくれるみたいです。

小さなトンカチとミノで魔核を宝石のように加工して行きます。

コンコンコンコン…


「おぉー。」

「細工ってそうやるんだ。」

『力加減を知らない素人がやると壊れてしまうがな。……よし、魔核はこれでいい。後な、ユナちゃん悪いんじゃが、ユナちゃんの宝石は小さいものじゃからアームチェーンにはつけられないようなんじゃ。中くらいか、それが10個あれば錬金で大きくできたりするんだが…』


ルビー(小)ではできないことなのですか。少し残念です。


「あ、この魔核をつけても取り外したりは可能なんですか?」

クレタさんがニブルおじーちゃんに質問しました。

『おぉ、可能じゃ。そんじゃな、一時的に魔核をつけておいて、ルビーが10個集まるか、中くらいのサイズが手に入ったら付け替えてあげよう。』


おお!

「では魔核でお願いします!」


『よし、わかった。』


早速クレタさんのと同じように宝石の形に削ってくれて、アームチェーンにつけてもらいました。

アームチェーンの説明を見てみると…


アームチェーン〈速〉

鎖でできた腕輪。魔核の効果で速さが+5される。


おおおー!

「速さが上がりました!」

「僕は防御があがった。人によって変わるんだね。」

「+5ですか?」

「うん。」

数値は一緒なのですね。

これも掲示板に書き込みましょう。


『フォッフォッ。よかったの。すると、ユナちゃんは3つの試練のうち、2つはクリアしとるんじゃな。』

「はい!できました!あと一つは1人で行かないといけないのが難点ですが…頑張ります!」

「1人で?何するの?」

「試練の塔を完全クリアです!」

「ええ?!……クロウ達もなし?」

「いえ、お兄ちゃん達はありでも大丈夫なのです。だから頑張ります!」

「それはよかった。」

クレタさんがほっと安心したのを見ていると。


『フォッフォッ、そういえばメグにこの間もらったものについて聞いたのかい?』

はっ!


「そーでした!聞きに行かないと!」

『フォッフォッ、わしも行こうかの。(独り占めはさせん。)主はどうする?』

「あ、俺はそろそろ帰ろうと思うので…ユナちゃん、また一緒に冒険してくれる?」


「はい!もちろんです。」

そう伝えるとまた、ほっとした感じになって、バイバイと手を振りながら、クレタさんはログアウトして行きました。


今度はニブルおじーちゃんと手を繋いでメグおばあちゃんのところに向かいます。

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