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見栄っ張りな悪役令嬢

 冥界の王ハデスは悪役令嬢キャサリンを自分の城に案内している。

「ひとつ聞こう、キャサリン? 貴様はキスをしたことがあるのか?」冥界の王は恋愛オクテである。

「やだ、そんなのないに決まっていますわ!」すかさずネコを被る悪役令嬢キャサリン。

 なんだ、こいつら。というツッコミはいれないとして、二人は続けてこう話す。

「キャサリン、貴様は戦争をしたことがあるのか?」ハデスはそう言った。

「ええ、ありますわ!」キャサリンは力強く答えた。

「それで、どうなったのだ?」

「もちろん、私の圧勝ですわ!」悪役令嬢キャサリンは満面の笑みでそう答えた。

 ウソもいいところである。

「それなら、なぜ冥界に来ている?」ハデスはそう聞いた。

「え、えっと~? それは~? わからない、忘れた! てへ☆」キャサリンは更にウソを言った。

 しかし、悪役令嬢のてへ☆ が、冥界の王ハデスの心をわしづかみにした。繰り返し説明するが、ハデスは女性に対する免疫が異常に低いのである。恋愛オクテな冥界の王であった。

「さて、私の城に着いた。悪役令嬢キャサリンとやら、今日から貴様は私冥界の王ハデスの妻となるのだ」

 目の前には、お世辞にもキレイな城とは言えないものが巨大にあった。しかし、悪役令嬢キャサリンは冥界の王ハデスにホレているので、そんなのお構い無しである。

 目をキラキラさせるキャサリン。

「はい、私キャサリンが貴方の妻になります!」

 これから、どうなることやら……?


続く

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