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みーくんとりーゆと山田さん  作者: りーゆ
第一話 りーゆ
10/77

夜は寒いよね:りーゆ

扇風機で少し肌寒さを感じながら布団に入る。


肌寒い布団のなか、

みーくんが抱き締めてきて朝まで一緒にこうしていようという妄想をしてみた。

やっぱり、夏は少し暑い。

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チャットのなかの、みーくんは、都合が悪くなるとすぐに風邪を引くし、急に機嫌がよくなったりする。


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ミナミは少し変だ。

小説にあった内容を実体験と混同するみたい。


今日国語の授業で、山月記をよんだけど、昼休みに「私、山に行ったときに虎見たんだよね、そしたら」


とか、誰もが嘘だとわかる話を始めた。

多重人格?

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その前の、マネキンが出る話のあとも、

自分の経験みたいに話し始めた。


学校に行った。


朝、

妻源さんが 「メール送ったんだけど、届いた?」


といきなり聞いてきた。

来てないと言うと


「わかった、わかった。それならいい」

と言われた。


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妻源さんのアドレスさえ知らないのに、いきなりなんなの。


最近、そういえば誰からもほとんど連絡はない。

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私に来たメールがなぜ気になるんだろう。



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みーくんがどうのって

知らないオバサンが携帯を構いながら話している。

みーくんの知り合いだから?


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近所に住む韓国から来たという子なんだけれど。

たまたますれちがったとき、私が携帯の電源を入れると同時にピロリンって音がなってその子が持つタブレットの電源がついて、鞄から慌てて出す

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一体なにをしてるんだろう?


電源を入れたときに、

同時に電源が付くだなんて有り得る?

まるで連動しているみたい。


なんのため?


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学校の屋上。

いつも三人くらい、おばさんとおじさんがたむろしている。


私が携帯を見ると、その人たちも携帯を取り出す気がする。


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その子を見てみたいわ、と強い口調で話すおばさんが、アパートの管理人と話をしていた。


また積み木をした。

積み木をすると、なんとなく安らかな気持ちになる。

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積み木をしていたら、

帰ってきた姉がまた出掛けた。

開きっぱなしのパソコンの画面にログイン画面が映っている。


招き猫。


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ロボット、招き猫、桜の木、招き猫、

アイコンが、いつも変化する。


まるで何かを暗示するようだった。

偽物のみーくんも、桜が好きみたいだ。


それに、姉のパソコンも、桜が好きみたいだ。


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桜が好きなのかと聞いてみたら、もう変わるよと言った。

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次の日も、桜の木だ。


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偽みーくんが


「許可とってあります!」


と聞いてもないのに話し始めた。


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クラスに煽りあいっていうコミュニケーションがあるらしい。


でも、私がやったときだけ 歯に衣着せないとかなんとか言ってしらける。

自分はいいのに?

傷つくことばかり言うくせに?


せっかく、コミュニケーションの方法をあわせているのに、それだけは別扱いしてひどいと思う。

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同じように見てくれない。


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喧嘩みたいな汚い言葉がコミュニケーションだっていうから、合わせてるんだよ。

私だって普通に話したい。

みーくんは、どっちが好き?


ああいうものに参加したらだめなの?


イメージを固定してるから、勝手に偏見持ってるんだよ。


性格悪いよね。


合わせようとしたって、こきおろすのに使うんだよ。


性格悪いよね。


=================


悪いよね。

本当の私なんか知らないくせに、

見下していたくて、

それを都合よく解釈するためにあんな風にコミュニケートしてるんだよ。

不快な言葉を並べるのがコミュニケーションだなんてやっぱり嘘だ。


あれは罠だよ。


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やっと受かった姉が出ていく。

荷物を運び出すときに、引っ越し屋さんが、締め切ってたドアの方に間違えて入ったみたい。


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夜寝てたら、声がした。

「これで全部か?」



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姉から連絡。

「変な荷物が紛れてたんだけど」


中身は書いてない。

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関係ない部屋の荷物が減ってるって、朝から騒いでいる。


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クーラーボックスも、

荷物の減り方も、

なにもかも、うるさい。周りがうるさすぎる。


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