137/188
たぬき
「移動企画」参加作品へのアンサーストーリーです
駅前の雑踏を抜けて、飲み屋街へと曲がる。この界隈は、突然劇場やら公共施設やらが現れる。実に混沌とした街だ。ここから徒歩でも帰れる距離でそだった。だから、これが混沌や猥雑と呼ばれる環境だとは、大人になってから知った。理解はしているが、感覚としては別に異常でもなんでもない日常風景である。
幾つか角を曲がると、これまた突然に立派なお社が目に入る。鳥居をくぐれば森の中だ。すれ違いに道へと出て行く狸の背中が、スーツ姿の紳士に変わる。
お読みいただきありがとうございました
原作はこちら
滑空イリュージョン~呼び出されてのこのこ出てきた街はモンスターが押し合いへし合いする無法地帯でした~
作者:藤倉楠之
https://ncode.syosetu.com/n0948hh/




