表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
99/150

序盤で内容を把握させる

 小説でも漫画でも、人が「面白い」「先を読みたい」と判断するのは、最初の数ページです。ここが面白くないと、読者はすぐにページを閉じてしまい、読むのをやめてしまいます。

 どんなに内容が面白い話でも、読者がいなければ意味がありません。最初のつかみというのは、かなり重要なことなのです。


 漫画やアニメを見ているとわかると思いますが、その漫画やアニメで「どんな話なのか」というのは、第一話を見ればわかると思います。二話、三話と見なければどういう話なのか分からない、という話はあまりないでしょう。

 小説においても、あらすじ以外に、最初に「この話はこういう話である」ということを読者に伝える必要があります。


 推理小説では、「とにかく最初に死体を出せ」と言われます。死体が出てくれば事件になりますし、そこから推理も始められます。

 同じように、物語の核心となるシステムを早い段階で出しておくことで、読者に自分の小説の世界観へすぐさま入り込ませることができます。

 例えば異世界物やゲーム関係の話であれば、さっさと異世界に飛び込ませたり、ゲームを開始してしまたほうがよいでしょう。

 学園物であれば、主要人物は早めに登場させ、性格や話し方などを読者に印象付けた方がいいでしょう。

 他にも、能力物であれば、最初からその能力を使って戦闘なりイベントなりを起こしてしまい、能力についての詳細はおいおい説明していく、といったような方法を取るとよいと思います。


 ただ、以前の話しにもあった通り、小説は設定資料集ではありませんから、始まってすぐに世界観を延々と地の文で説明してしまうと、読者は途中で飽きて読んでくれなくなります。

 最重要なシステムは早めに提示しておく必要がありますが、すぐには使わないその世界での歴史や過去の出来事の説明は、必要な時に説明すればよいでしょう。


 続きを読んでもらえるか、読者が付いてきてこれるかどうかは、最初の話で決まってしまいます。

 スタートダッシュをかけるように、特に最初の話については気合を入れて書くようにしましょう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ