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プロットはあったほうがよいのか?

 小説を書く際、ある程度の話の流れや主人公の性格を決めた後で書き始める人が多いのではないかと思います。

 特に推理小説など、最後が決まっているものであれば、最後に向かってあらかじめ伏線をいろいろと立てなければならないため、大まかでもプロットがないと書くのが難しくなってくるのではないかと思います。

 では、プロットというのは必ず作らなければならないものでしょうか。


 プロットを立てる利点は、


・全体像がはっきりとわかる

・ゴールが見える

・次に書くべきことが見えている

・伏線を立てやすい

・話の軸がぶれにくい


 といったことがあげられます。

 小説は話の内容もそうですが、やはり書き上げる、ということが最終目標となりますから、そういう意味では「どこまで書けば終わり」という「終わりが見えている」ことで、「この先の話をどう展開するか」ということがわかってくると思います。

 そうなると、今書いている話からどう展開すれば最後につながっていくか、ということがわかり、次に書くべきことがわかってきます。


 プロットの書き方にもいろいろあると思うのですが、最後のシーンが見えているならば、まずは最後どうなるかをメモしておき、そこに至るまでどのようなイベントがあるのか、というのを一つずつ書いていくとよいでしょう。

 それだけでも、何もないよりもかなり書きやすくなるはずです。


 話が行き詰ってしまって先に進まなくなる、あるいは更新されなくなる(エタってしまう)のは、「ゴールが見えない」「次に書く話が決まらない」というところに原因があるのではないかと思います。

 終わりが見えないから、続きを書く気力がなくなる、次の展開が決まらないから続きが書けない。結果、エタってしまう、ということになるのではないでしょうか。

 こういうことは、最初にプロットを立てておくことである程度解消されるのではないかと思います。

 特に小説を初めて書く人、あまりものを書く経験をしたことがない人は、最初におおまかでもプロットを作っておき、とにかく終わらせることを目的として見るとよいのではないかと思います。


 話全体で細かくプロットを組んでしまうと、書き進めていてプロット通りにしようとしてうまく書けなかったり、途中で矛盾に気が付いたりすることがあります。

 そこでプロットから外れたことをすると、その先のプロットを大幅に変更しなければならなくなる場合もあります。

 せっかくプロットを立てても、書いてみたらその通りに行かないかもしれませんし、無理に最初に立てたプロット通りにやろうとすると、行き詰ることもあります。

 ですから、あまり立てたプロットにこだわりすぎるのもよくありません。


 よく小説を書く人でも、プロットを立てない人はいます。

 特に設定から入って特にゴールを定めておらず、どんどん書き進める人の場合がそうでしょう。

 そういう人の場合でも、一話ごとのプロットはある程度作っていることが多いです。でないと、先に進めなくなりますから。


 プロットは、なくてもかけることは書けますが、やはり話やキャラがぶれてしまう可能性が高くなります。

 あまり小説を書くのに慣れていない人は、最初に大まかにでもプロットを立てた方がよいでしょう。

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