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オリジナリティ構築のヒント―「組み合わせ」と「常識破壊」

 話のパターンというものは、過去出された書物、物語の中で出尽くしていると言われています。

 自分が作る話というのは、どうしても自分の経験に基づくものであり、その経験というのは過去の物語に記されたことであったり、多数の人が経験したりすることだからです。


 小説を書こうと思った場合、まずは「定石の流れ」というものから始めるのではないかと思います。最初から型破りなものを作ろうとすると、他人からは理解されなかったり、途中で挫折したりしますから。

 この「定石の流れ」というのが、一種のテンプレートであり、それにそって書くことで、書いたことがない人でもある程度小説らしいもの、あるいは既存のコピーのような小説が書けるのではないかと思います。

 では、定石の流れを作りながらも、既存小説と一線を画す、自分だけの話を作るにはどうしたらよいでしょうか。


 一つの方法としては、あるものとあるものの「組み合わせ」から考える方法です。

 例えばRPGと農業だとか、チート勇者とゴミ屋敷だとか、とりあえず「ふつうはつながりそうにないもの」を組み合わせてみるのです。


 ある程度制限がありますが、似たような手法に以前から紹介している「三題噺」があります。関連性の薄いキーワード三つから短いストーリーを作る、というものですね。

 同じような方法で、自分でお題を作ってもよいですし、ほかの人に投げかけてもらってもいいですが、とりあえずそのキーワードで話を作る、という方法を取り入れてみるとよいでしょう。


 もう一つ、「常識を破壊する」ということを常に意識した方がよいでしょう。特に笑いを取る場面では、一つの常識破壊から生まれることが多いです。要するに、「その発想はなかった」というものです。

 常識の破壊方法もいろいろあります。定石の流れを逆流させたり、立場を逆にしたり、あるいは一定の立場の人を別の立場に変えたり、出来事の視点を変えたり、ありえない状況を混在させたり、様々です。


 しかしながら、「常識を破壊する」というのはなかなか難しいものです。そもそも、その「常識」から知る必要があります。

 常識を知れば知るほど、それを打ち破るネタが増えていきます。そのためにも、たくさんの本を読んで常識をたくさん知る必要があるのです。


 たくさんの常識をしり、その常識を破壊する組み合わせを考える。

 これだけでも、多少のオリジナリティは出るのではないでしょうか。

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