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いろんな作品読んでみる

 前述の「いろんなジャンルに触れてみる」と似ていますが、こちらは少し意味合いが違います。

 ジャンルを色々混ぜる、というのはなかなか難しいと思う人もいると思うのです。あるいは、混ぜようとすると詰め込みすぎて話が進まない、という人もいるでしょう。

 そういう場合は、あんまり無理なことはせず、得意ジャンルに特化したほうが良い場合もあります。


 書くこと専門であっても、小説に興味がある以上は、他の小説を手に取ったり、あるいは投稿サイトで覗いたりするくらいはあるでしょう。

 こういうときにいろんなジャンルの小説を読むことができれば理想的ですが、自分の興味がないことを続けても、結局頭に入らなかったり、参考にできなかったりすることがあります。


 基本的には息抜きや勉強のために小説を読むのであれば、好きなジャンルの小説を読むことが多いと思います。そうであれば、好きなジャンルの小説を読み続ける、というのも一つの手だと思います。

 好きなジャンルであっても、その作者は他のジャンルの要素を取り入れていることも多いでしょうから、「こうやって他のジャンルを取り入れればいいのか」という勉強にもなると思います。


 もう一つ、ただ他のジャンルを取り入れるだけでなく、「その作品のどこがいいのか」「どこがダメなのか」というものの分析にも役立ちます。

 おもしろい話であれば、どのようなところがおもしろかったのか。アイデアなのか、表現なのか、あるいは登場人物なのか。逆に、ダメなところはどこなのか。

 そういうところを考えて読むことで、自分の作品にも活かすことができるでしょう。余力がある人は、メモを取るといいですね。


 そのために読む小説というのは、売っている小説、つまり編集の手が加わり、完成しているものばかりでは「よいところ」しか思い浮かばず、ダメなところや欠点などはなかなか挙げにくいものです。

 編集の手が入っていますから、自分で気が付く欠点は修正されているでしょうし、あるいはあえて取り入れていたり、そうせざるを得ない状態になっていたりしているはずです。


 じゃあどういう作品を読めばいいか。

 実に単純明快で、編集の手が入っていない作品、すなわち、ここのような小説投稿サイトだったり、個人のホームページやブログでアップされている小説を読んでみるとよいのではないかと思います。

 複数で書いていることもあるでしょうが、たいていは一人で書いているのではないかと思います。ほとんど推敲しない人もいますし、書き始めたばかりの人もいるでしょう。

 そういう作品に目を通すことで、自分の欠点に気が付くかもしれませんし、「一人でできることの限界」を知ることができるでしょう。

 特に出版を考えている人は、自分自身の作品の十分な推敲が必要となってくるでしょうから、そのたの練習にもなります。


 プロの作品や文章力のある人の作品は自分の作品の質を高める教材になりますが、無編集の作品は自分の欠点に気づかせてくれるヒントとなります。

 たくさんの作品に触れて、自分の作品に活かすことで、よりおもしろい作品になるのではないかと思います。

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