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読者に想像させる余地を残す

 何事も、文章というものは相手に自分が言いたいことを伝えるためにあるものです。

 ですから、自分が思ったこと、考えていることは、できるだけ相手に伝えるために詳細に伝えなければなりません。

 とりわけ小説は、基本的に文字のみで相手に自分の考え、ストーリーを伝えるものですから、登場人物、現在の状況、話の舞台となっている場所などは、必要なところは不足無く書きましょう。


 しかしながら、自分の考えていることを正確に伝えようとするあまり、説明が長くなりすぎたり、詳しく書きすぎて読みづらくなったりすることがあります。

 それに、完全に正確に考えていることを伝えるというのは、なかなか難しいものです。


 漫画やアニメではできないことの一つとして、「読者に想像をゆだねる」ということがあります。

 漫画やアニメなど、絵や動画だとその世界観が固定されてしまうのに対し、文字だけの世界というのは、読者がそれぞれの解釈を行い、それぞれの舞台、登場人物の姿等を想像することができます。

 それが、文字だけの世界になる小説の楽しみのひとつともいえます。


 たとえば登場人物の場合、絶対に必要な情報のみを書いておき、残りは想像に任せる、という感じです。

 絶対に必要な情報、というと難しそうですが、例えば「身長が高いか低いか」「イケメンなのか平凡な顔なのか」「几帳面な性格かそうでないか」「服装はどうなのか」「年齢はどうなのか」など、物語に重要な要素のみを書いておけばよいでしょう。

 物語の舞台についても、必要な環境、施設、状態などを明確にしておけば、大雑把に「よくある都会」とか、「山奥の田舎」とか、そういうのでもありではないかと思います。

 特に背景は、途中で情景描写を書いて補完するという方法もあります。


 どこを詳しく書いてどこを読者の想像にゆだねるのか、その線引きは難しいですが、読者に想像させる楽しみを残すというのも、一つのテクニックといえるでしょう。 

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