筆記用具セットとメモを取ること
人間誰でも忘れてしまうものです。さっき思いついたことが、家に帰ったらすっかり忘れていた。そういうことは、よくあるものです。
私もよく、会社で言われたことを忘れてしまいます。そんなときに上司から言われることは、「メモを取れ」ということ。どこかに書き留めておくことで、後で見て思い出すのです。原料の注文、消耗品の補充、原料や容器の入荷日、ミーティングの時間……作業だけでなく、いろいろやることがありますからね。
会社でメモを取る際は、大抵裏紙を使っていますが、ミーティングで出た意見や作業方法などは、資料やノートに書き留めています。こっちであれば、保存しやすいですからね。
小説のアイデアは、ふとしたきっかけで思いつくものです。そういったアイデアは、どこかにメモしておかないとすぐに忘れてしまいます。
しかしながら「アイデア」というものは厄介なもので、いつどこで思いつくか分かりません。大体が、考えようと思ったら思いつかず、ふとした拍子に思いつくものです。そこで「メモするものがない!」ということがないように、メモ帳や手帳などを携帯しておくのがよいです。
社会人になると、予定をメモするための手帳を持っている人も多いでしょう。そうでなくとも、いつメモする機会があるか分かりませんから、ポケットにいつもメモ帳とボールペンくらいは入れておいたほうがいいでしょう。
最近は持ち歩いていませんが、私は「筆記用具セット」なるものを作って一時期持ち歩いていました。ふとファミレスなどでネタを練る際には重宝しています。
セット、といっても百円ショップや文房具店で数百円でそろう程度のものです。具体的には……
・ケース
A4かB5サイズのフリーケース。ノートでなくメモ帳ならA5サイズが持ち運びに便利です。
・ノート、メモ帳
A4かB5サイズのノート、あるいはA5程度のメモ帳。百円ショップにハードカバーなものがあって、それが結構使いやすいのです。
・ボールペン
黒のボールペンと、赤のボールペンを使っています。用途によっては青のボールペンだったり、蛍光ペンを使ったりしても良いと思います。
・定規
A5サイズだと12cm程度、A4やB5であればもう少し長めのもの。三角定規や分度器も入った定規セットを利用しています。カッターで切ってもいいように、ものさしはスチール製を使っています。
・はさみ
いろいろ、工作する際に。
・カッター
小さいカッターです。はさみがあるのでいらないかも。
・ペンケース
フリーケースが大きい場合は、筆記用具を入れるためにペンケースがあると良いです。
他には、付箋やポストイットなどがあると良いと思います。
これらのセットを持ち歩いていると、ふとしたときにメモしたり、ちょっとファミレスでストーリーを練ったりする際に便利なのです。そして、帰ってからそれを元に文章にしていくのです。
作家さんのほとんどは、恐らく手帳やメモ帳+ボールペンくらいで取材に行っていると思いますが、プロットを組む際は定規があれば、まっすぐな線が引けて見やすくきれいなものが出来ますし、ポストイットに書き込んでおけば、いちいち消して書き直すことなく、張りなおして文章の順番を考えやすいです。
ファミレスや喫茶店で長時間……という機会はなかなかないかもしれませんが、こういうのを持ち歩いていると、別のことでも役に立つかもしれません。
メモをすること、というのは実生活でもいろいろ役に立つことです。メモを取る癖が付けば、小説だけでなく、他の仕事もうまくいくのではないかと思います。