小説を書く環境
小説家が小説を書く場所はどんな場所だろう。そんなことをたまに考えたりして、私は小説家ごっこをしたりします。
以前は喫茶店でコーヒー片手に、原稿用紙を広げて何時間も居座る、といった作家さんが結構いたらしいですが、今はパソコンが普及したため、そういう人は見ないですね。
わざわざ原稿用紙に書く必要がなく、パソコン一つで修正、編集、印刷、はては投稿まで出来てしまう世の中ですから、喫茶店で原稿用紙をもって……などとしなくて良いのです。
では、今の作家さんはどういう環境で書いているのか。ちょっと気になるところです。
基本的には、文章を考えるのに自分が落ち着ける環境を作ることが第一になるのではないかと思います。
とりあえず必要なものとして挙げてみます。
・パソコン
編集も訂正も簡単ですし、必須アイテムの一つでしょう。投稿する際には、パソコンで作って印刷したものでないと受け付けてくれないところもありますから、ネット環境も必須となってきます。
・プリンタ
せっかく作っても、印刷できないとあまり意味無いですよね。
もちろん、ネットで投稿するだけなら必要ありませんが、大きな公募の際には、推敲は印刷したもので行った方がより正確にできます。
・USBメモリなどの保存媒体
万が一パソコンが故障してしまっても、保存媒体に保存しておけば、別のパソコンで開けます。
・ノート、筆記用具
パソコンではうまく表現できないことを、フリーハンドですばやくメモするのには便利です。パソコン内だと操作が面倒になったりしますからね。
あとは、小説とは直接関係ないことですが、
・食べ物、飲み物
長期戦になるとおなかがすきますし、ずっと書いているとのども乾いてしまいます。お菓子やジュースなど、簡単に口にできるものを手元に置いておくと、いちいち取りに行かなくて済むでしょう。
・音楽CDなど
しーんと静かな場所で書いたほうが集中力が出る、という人もいますが、何かと孤独な作業になりますので、音楽などを聴きながら作業をするのもありだと思います。
・毛布、扇風機、エアコンなどの空調設備
暑い中、寒い中での執筆はしんどいですから。
周囲の環境ですが、大抵は片付いていたほうがすっきりするんじゃないでしょうか。人によっては、周りにポスターを貼っていたり、フィギュアを並べたりしたほうが落ち着く、という人もいるようです。私は散らかっててもあまり気にしないので、特に書く前に掃除をする、といったことはしないです。
喫茶店でコーヒーを飲みながら……という話をしましたが、最近ファミレスなどではドリンクバーを設置しているところも多いので、昼間のお客さんの少ない時間帯などであれば、ファミレスでネタを練る、という方法もあります。ただ、長時間滞在お断りな店もありますし、混み始めるとお店の迷惑になりますから注意が必要です。
やはり一番は自分が落ち着いて執筆できる環境を作ることですね。宿題があったり、仕事があったりして心配事がある場合、まずそちらを片付けてから執筆し始めたほうがいいでしょう。
後は、夜更かしして体調を崩した、ということにならないように。健康第一ですから。