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俺は皇帝を辞めました~皇帝を辞めた俺は欲望のまま気の向くまま女とヤリながら生きていきます~  作者: エデンの園の魔界蛇


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58 リズの家で雨宿りしてみた



 ノールの町を歩いていると突然空が暗くなり始めた。

 空を見ると黒い雲がどんどんと町の上空に広がっていく。



 これって雨が降るのかな。



 俺がそう思っているとポツンと俺の顔に雨粒が落ちてきて瞬く間に大雨になる。



「うわあ!」



 慌てて雨宿りできる場所を探して走り出す。

 近くにある建物の少し屋根の張り出した部分を見つけてその下に逃げ込んだ。



 こんなに突然大雨が降りだすなんて驚いたな。

 う~ん、少し濡れちゃったし。



 自分の服が雨に濡れて冷たく感じる。

 セラフ法王国は特に寒い国ではないがどこかで服を着替えた方がいいだろう。



 この雨っていつ止むのかなあ。



 俺が空を眺めながらそう思っていると俺の前に傘を差した人物がやって来て声をかけてきた。



「あの…」



 傘の下から俺を見つめた人物は女性で髪は金髪にすみれ色の瞳をしている。

 年齢は俺と同じくらいだろう。



 そういえばセラフ法王国出身のロディアもすみれ色の瞳だったな

 ロディアはすみれ色の瞳はセラフ法王国では珍しくないとは言ってたけど。



「はい。何でしょうか?」



 俺はニコリと笑顔でその女に答える。

 その女の頬が赤く染まった。



「もし、よろしければ私の家で雨宿りをしませんか?」


「え? でも…」


「この雨はしばらく降ると思いますし…貴方も身体が濡れたままだと風邪を引いてしまいますから」



 確かにこの女の言う通りに雨はすぐには止みそうにない。



 ここはこの人の好意に甘えようかな。



 俺だって好きで風邪を引いたりしたくはない。

 皇帝はなにより健康体でいることが求められる。

 健康な身体じゃないと皇帝の激務は耐えられない。



 あ、もう皇帝じゃないけど。

 でも皇帝じゃないからこそ自分の身体の体調管理はちゃんとしないとね。



「じゃあ、少しの間雨宿りさせてもらっていいですか?」


「ええ、どうぞ。私はリズと申します。どうぞ一緒に傘に入ってください」


「俺は旅人のハリーです。ありがとうございます」



 俺はリズの傘に入れてもらってリズの家に向かった。







 少し歩くとリズは家に着いた。

 この家も壁は白くて屋根も白い。



「ここが私の家です。狭いですけどどうぞ」


「お邪魔します」



 家の中に入ると大きな部屋があり食事するテーブルやベッドがあるのでこの部屋で食事や寝たりするようだ。

 部屋の中の物は基本的に全てが白を基調としたもので部屋の隅にあるベッドも白い。



 こんなに白い色にするなんて何か意味があるのかな。



「まずはお風呂を準備しますからどうぞお入りになってください」


「え? お風呂まで借りていいんですか? リズさん」


「ええ。どうぞ。私のことはリズって呼んでいいですよ。ハリーさんとは同じくらいの年齢でしょうから」


「じゃあ、俺のこともハリーって呼んでいいよ。ありがとう。リズ♡」


「っ!す、すぐにお風呂を準備しますね!」



 俺が甘い声でリズの名前を呼ぶとリズは慌てたようにそう言って家の奥に消える。

 奥の方にお風呂があるのだろう。



 ふふ、リズも可愛いな。

 でもとりあえず雨が止むまではここに居させてもらおうっと。



 荷物を置いて俺は着替えるための服を荷物袋から取り出す。

 荷物袋は水にも強くできてるから中の物は濡れていない。

 お風呂にお湯を溜めるまでに時間がかかるだろうから濡れた服だけでも先に着替えた方がいいだろう。

 俺はその場で上着を脱いで上半身裸になる。



「きゃ!」



 小さな悲鳴が聞こえたので振り向くとリズが顔を両手で覆って立っていた。



「どうかしたの?リズ」


「っ! あ、あの…男の人の…は、裸を見たの…初めてで…」



 よく見るとリズの顔は真っ赤になっている。



 裸って言っても上半身だけだけど。



「裸って言っても上半身だけだよ?」


「あ、あの…この国では人前で手足以外の身体を晒すのは…家族だけと決まっているので…」


「へえ、そうなんだ。でも家族ならリズにはお父さんとかいたでしょ?」


「い、いえ、わ、私は母に育てられて……父は私が産まれてすぐに亡くなったので…だから、お、男の人の、か、身体は見たことなくて…」



 ふ~ん、お父さんがいなくてお母さんに育ててもらったのか。



「別に男の裸なんか怖いものじゃないよ。触ってごらんよ。リズと同じ人間だって分かるからさ」


「っ!? そ、そんな…触るなんて!」


「大丈夫だって。ほら、触っていいよ♡」



 俺は顔を赤くしてなるべく俺の裸を見ないようにしているリズの手を掴んで自分の裸の胸を触らせた。

 ビクッとリズの身体が震える。



「どう?怖くないでしょ?」


「で、でも…意外と身体が冷たいような…」


「ああ、だって雨で濡れてたからね。少し冷えたかな」


「大変! すぐにベッドに入って毛布にくるまってください!」


「え? わああ!」



 それまで俺の裸に怯えていたとは思えない力でリズは俺の腕を引っ張って部屋の隅にあったベッドに俺の身体を押し倒した。




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