27 ナタリーと同じ部屋に泊ってみた
俺とナタリーはダレイの町で宿屋を探したがここは小さな町なので宿屋の数が少なくどこも満室だった。
ようやく見つけた宿屋でも空室は一部屋しかないと言われた。
「困ったわ。部屋が一つしかないなんて……」
「なんで? 一緒に同じ部屋に泊まればいいよ」
「…っ! そ、そんな……知り合ったばかりの、お、男の人と同じ部屋って…」
「俺はナタリーと一緒の部屋に泊まりたいな。それにもし二人で野宿してまた盗賊に襲われたらどうする?」
俺はわざとナタリーを怖がらせるようにナタリーの耳元で囁く。
ナタリーは盗賊に襲われた時のことを思い出したのか身体をブルッと震わせた。
「…っ!そ、それはいや……」
「じゃあ、二人で安全な宿屋に泊まった方がいいよね。決まり!」
俺とナタリーは二人で宿屋の同じ部屋に泊まることになった。
二人で部屋に入るとベッドは二つある。
俺は自分の荷物を置いてナタリーに言う。
「汗を掻いたからお湯をもらってナタリーも身体を拭いた方がいいよ」
「う、うん……」
「お湯をもらって来るね」
小さな宿屋はお風呂がないことが多く旅人はお湯で身体を拭くことが多い。
宿屋の人からお湯を桶に入れてもらって俺は部屋に戻る。
「お湯が冷めないうちに身体を拭きなよ」
「あ、あの…む、向こうを向いててくれませんか?」
「なんで?」
「ふ、服を脱がないとなので……」
「ああ、そうだね。でも二人で別々に身体を拭いてるとお湯が冷めちゃうから一緒に身体を拭こうよ」
「え?」
俺は自分の服を脱いだ。
「きゃっ!」
ナタリーが俺の裸を見て短い悲鳴を上げてクルリと反転して俺の方に背中を向けてしまう。
俺はナタリーの背中からナタリーを抱き締めた。
ビクッとナタリーの身体が震える。
「ナタリーの身体も俺が拭いてあげるね♡」
「…っ!あ、あの…きゃあ!」
ナタリーの抵抗を巧みに封じて服を脱がせていく。
上着を脱がせるとナタリーの豊かな胸が露わになった。
「まずは胸を綺麗に拭いてあげるね」
「あ、あの、じ、自分で……」
「いいからいいから」
布をお湯に浸して絞った後にその布でナタリーの胸を拭いてあげるとビクビクッとナタリーの身体が震える。
「あんん……や、やだ……」
「ふふ、感じるの? 俺は身体を拭いてあげてるだけだよ。全身くまなく拭いてあげるからみんな脱がせるね」
俺は全ての衣服を脱がせてナタリーの身体をくまなく拭いていく。
「あ、あ、そんなところ……」
「きちんと拭かないと病気になったりしたら困るからね」
するとナタリーが身体を拭く俺の手を掴んだ。
「あ、あの、わ、わたし……もう……」
「なに? どうかしたの?」
「お願いです……だ、抱いてください……」
「ふふ、身体を触られてヤリたくなったの? 俺もナタリーとヤリたいからベッドに行こう」
チュッとナタリーの唇に口づけをしてベッドにナタリーを押し倒した。
そしてナタリーが気を失うまで仲良くヤリ続けた。
深夜になり気を失ったナタリーの身体を濡れた布で清めて俺も自分の身体を拭いた。
毛布をナタリーの身体にかけて俺もナタリーの隣りに横になる。
明日はいよいよ国境の町のフーデリーだ。
俺は皇帝時代にフーデリーには行ったことがある。
それはジルヴァニカ帝国の皇帝としてアイデ帝国を訪問したことがあるからだ。
あの時は正式なアイデ帝国への訪問だったから馬車での移動だった。
馬車を使ってもジルヴァニカ帝国は広いと思ったが自分の足で歩くとさらにこの国の広さを実感する。
中央大陸最古の歴史を誇り中央大陸最大の領土を持つジルヴァニカ帝国。
俺は別にこの国の皇帝だったのが嫌だったわけではない。
皇帝の仕事は大変なこともあるが楽しかったし。
俺の不満はただ一つ。
婚約者を勝手に決められた上にヤリたい女がいてもヤレなかったことだけ。
皇帝として他国にある後宮を作ることも考えた。
だが後宮の維持費は莫大なものになる。
それは皇帝の俺自身が認められなかった。
皇帝である限り女たちとヤレないと気付いた俺は皇帝を辞める決断をした。
だが普通に皇帝を退位するなんて言っても俺を「賢帝」という周囲が認める訳はない。
なので俺は皇帝を辞めるという手紙を残して皇帝を辞めたのだ。
ラッセンド宰相たちは俺を病気療養中にしてその間に俺を連れ戻す考えのようだがもう皇帝に戻る気はない。
おそらく俺を追ってくるのはローゼン将軍だろう。
俺の素顔を知っていて俺と互角の剣術や武術の腕前を持っているのはローゼン将軍くらいなのだから。
絶対にローゼン将軍に捕まってたまるか!
俺は今の女とヤリまくる人生を捨てる気なんてない!
ジルヴァニカ帝国を出ればまたいろんな女たちとヤレるに違いない。
どんな女とヤレるんだろう。
俺は期待に胸を膨らませナタリーの身体を抱き締めて就寝した。




