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Fantasy of Dreams 〜夢と幻想の世界〜  作者: 金髪モン吉
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ミミの居場所

「ログスさん!ちょっといいかな」


 わたしの声に一瞬みんなが動きを止めるが、すぐに作業をし始め、ログスは面倒くさそうに振り向いた。


「なんだお前か」


 ガマガエルは、一瞬わたしを見てから、すぐに作業に戻る。


「少し話たい事があるんだけど」

「小娘が俺に何の用だ。見ての通り俺は忙しいから、お前の相手をしてる暇はない!」


 ガマガエルが背を向けたまま答える。


「すぐ終わるから答えて。2日前に孤児院に行ってミミと話をしたみたいだけど、ミミに何をしたの」

「お前の質問に答える義務は無い!」

「教えて。ミミがどこにもいないの」

「あの小娘がどこで何をしていようと、わしは知らんし関係ない!」

「ねぇ、本当は知ってるんじゃないの?お願いだから教えてよ!」


 これまで背を向けて答えていたガマガエルが、こちらに向き嫌な笑みを浮かべる。


「わしは何も知らんが、大体の事は想像できるぞ。あの小娘は、お前の口車に乗せられたことを後悔して、村の為に役割を果たしに行ったんじゃないのか」

「そんな……一体ミミになにを言ったの!」

「だから、あくまでわしの想像だと言っておるだろうが。わしは一言、言ったにすぎん。あの小娘が人柱にならんでも孤児院には他にも人柱が沢山いるからな」

「ミミを脅したのね」


 多分ミミは他の子が人柱になってしまう可能性を知って、自分が犠牲になることを選んだんだ。


「わしは現実を教えてやったまでだ。もうお前に話す事はない。今すぐ帰ってくれ」


 色々問い詰めたいところだけど、今は時間ない。早くミミを助けに行かないと。


「ミミに何かあったら、わたしはあなたを許さないから!」


 わたしは急いでみんなが集合している村の門に向かう。

 避難が上手くいっているのだろう。行くう人々が少なくなったように感じる。

 わたしが門に到着すると、もうみんなが集合していた。


「なんでミカエラまでいるのよ。危ないんだから避難しないとダメじゃない」

「傍にフランシスが居てくれてますので大丈夫です」

「フランシスさんも大変だね……」

「いえ。これも私の勤めですので、大丈夫でございます」

「嬢ちゃんログスのほうはどうなったんだ?」


 ダルガにこれまでの経緯を説明した。


「そういう訳で、わたしは神社に向かうから帰って来るまで村を守っていてほしい」

「嬢ちゃん1人で平気か?」

「うん。場所も分かるから大丈夫だよ」


 1度神社の場所には行っているのでマップに表示されている。


「お姉様!村の事は私達にお任せ下さい。向かう先で、なにが起こるか分かりませんから、ダルガ様と御一緒に行ってくださいませ」

「でも」

「警備隊の方々もいらっしゃいますし、少しの時間ぐらいは大丈夫です。それよりもお姉様が迅速にミミ様を救出されて戻ってきていただけなければ村を守れないでしょうから」


 少し悩んだ結果ミカエラの提案に従うことにした。

 ミミを助けて早く帰ってくればいいだけの話だ。


「わかったよ。なるべく早く戻ってくるから、それまで村のことを頼むよ」


 村のことはミカエラ達に任して、わたしとダルガは神社に向かって走り出した。


「少し飛ばすよ」

「おう!」


 ブーツに魔力をチャージして、ダルガが着いてこれるスピードで森の中を駆けていく。

 流れるような視界の中で、魔物が襲ってくるが、わたし達のスピードには追いつけない。

 たまに近くにいる魔物は蹴り飛ばして何事も無かったように神社に進んで行く。


「嬢ちゃん止まれ!」

「あれは……」


 目の前には魔物が群れが1箇所に集まっていた。


「なんだありゃ!百に届きそうなぐらい魔物が集まってるぞ」

「なんでこんな所に。村に向かってるわけでもなさそうだし……ん?」

「嬢ちゃんどうしたんだ?」

「少しここで待ってて」


 わたしは、そう言うと近くにあった木に飛び乗り、枝に飛び移りながら上へと目指した。


「ミミ!」


 木の上から魔物達の先に目をやると、ミミと近くには、どういう訳かチンピラ4人組も一緒に居るようで魔物に囲まれていた。

 わたしは下に降りるとダルガに見たままの情報を伝える。


「あまり時間がなさそうだから正面から突破するよ!ダルガは、わたしの背中を守ってほしい」

「あの魔物の数の中に飛び込むのかよ!でも、嬢ちゃんの武器は弓だろう?俺が先頭切った方がいいんじゃねぇのか」

「ありがと。でも大丈夫だよ。武器は弓だけじゃないから」


 わたしは手に着けてある手袋に魔力を込めながら武器を具現化させる為の言葉を言い放つ。


「リリースケイリスウエポンブラットータス(玄武)


 手袋が光り出すと形を変えて、光が収まる頃には両手に漆黒のガントレットが収まっていた。


「嬢ちゃん……」

「質問は帰ったときに聞くから、行くよ!」

「ああ!背中は守ってやるぜ!」


 ガチャン


 わたしは両手を叩き合わせるとダルガと共に魔物に向かって走り出した。

まい「ウルフにオークにゴブリンがいっぱいだ」

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