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自己暗示の異世界無双 〜信じ込めた力だけが、俺の武器になる〜  作者: あちゅ和尚


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第1話 俺は、俺を騙す

新作ハイファンタジーです。


固有スキル【自己暗示】を得た主人公が、異世界で自分を騙しながら生き抜いていく物語です。


万能チートではなく、信じ込めた力だけが武器になります。


よろしくお願いいたします。

 死ぬ瞬間というのは、案外うるさい。


 雨の音。


 ワイパーが水を払う音。


 タイヤが濡れた路面を噛む音。


 荷台の奥で、固定した荷が小さく軋む音。


 そして、真正面から突っ込んでくる乗用車のヘッドライト。


「……あかん」


 俺は咄嗟にハンドルを切った。


 大型トラックは、簡単には止まらない。


 だからこそ、俺はいつも先を読んでいた。


 前の車のブレーキ。


 歩道の自転車。


 交差点へ飛び出す軽自動車。


 コンビニの駐車場からふらついて出てくる酔っぱらい。


 荷の重さ。


 路面の濡れ具合。


 後ろの車間。


 全部を見て、全部を考えて、事故を避ける。


 それが俺の仕事だった。


 けれど、その夜の乗用車だけは読めなかった。


 中央線を越え、こちらへ真っ直ぐ突っ込んでくる。


 眠っていたのか。


 酒を飲んでいたのか。


 急病だったのか。


 そんなことを考える暇はなかった。


 俺の後ろには、若い兄ちゃんが乗っている軽バンがいた。


 ここで俺が真正面から受ければ、軽バンまで巻き込む。


 だから切った。


 ガードレールが砕ける音がした。


 車体が浮いた。


 重たいはずのトラックが、紙の箱みたいに傾く。


 視界の中で、雨粒が空へ落ちていくように見えた。


 ああ。


 これ、死ぬな。


 最後に思ったのは、家族でも金でも仕事でもなかった。


 荷、崩れてへんかな。


 そんな、どうしようもなく俺らしいことだった。


     ◆


 土の匂いで目が覚めた。


「……どこや、ここ」


 最初に見えたのは、木の根だった。


 太い。


 見慣れた山の木とは違う。


 根が地面を食い破るように張り出し、その表面に青白い苔が薄く光っている。


 空は紫がかっていた。


 夕方の色ではない。


 空そのものが、少しだけ現実離れした色をしている。


 俺はしばらく動けなかった。


 身体が痛い。


 肩が焼けるように熱い。


 腹は空っぽで、喉は紙みたいに乾いている。


 だが、おかしい。


 俺はトラックごと崖から落ちたはずだ。


 なら、こんなふうに「痛い」で済むはずがない。


 死んでいなければ、おかしい。


 ゆっくり手を持ち上げる。


 その手を見た瞬間、息が止まった。


 俺の手ではなかった。


 指が細い。


 皺がない。


 爪の形も違う。


 腕も細い。


 明らかに若い。


「……嘘やろ」


 起き上がろうとして、胸から変な音が漏れた。


「ぐっ……!」


 全身が軋む。


 けれど、動く。


 俺は震える身体で上体を起こし、周囲を見回した。


 森。


 草。


 踏み固められた土の道。


 遠くに石造りの何か。


 アスファルトはない。


 電柱もない。


 ガードレールもない。


 トラックもない。


 その代わり、俺の頭の中に、知らない記憶が流れ込んできた。


 この身体の名前は、アスト。


 ルカ村の外れに住んでいた青年。


 両親はもういない。


 力仕事も下手。


 狩りも下手。


 魔法も使えない。


 村では役立たず扱いされ、領都へ向かう荷馬車隊の雑用係として、ようやく外へ出た。


 だが森道で魔物に襲われ、逃げる途中で崖下へ落ちた。


 そのまま死にかけていた。


 そこへ、俺が入った。


「……異世界転生、ってやつか」


 声に出した瞬間、ぞっとした。


 漫画でも、アニメでも、小説でも、何度も見た展開だ。


 事故死。


 目覚めたら異世界。


 若い身体。


 妙に都合よく残っている現地の記憶。


 見る側なら楽しい。


 読む側ならわくわくする。


 だが、自分がその立場になると、喜ぶより先に寒気が来る。


 俺は本当に死んだのか。


 日本には戻れないのか。


 あの軽バンの兄ちゃんは助かったのか。


 会社に迷惑をかけた。


 荷主にも迷惑をかけた。


 保険はどうなる。


 トラックはどうなった。


 そんな、異世界とは何の関係もないことばかりが頭を回った。


 その時だった。


 視界の端に、文字が浮いた。


【固有スキルを確認】


【自己暗示】


【己が己を信じ込むことで、存在しないはずの力を一時的に再現する】


【再現対象は、本人の記憶・理解・感情・憧憬に依存する】


 俺は固まった。


「……自己暗示?」


 文字が、俺の声に反応するように揺れた。


 続けて、新しい表示が浮かぶ。


【あなたの内側には、多数の物語記憶が存在します】


【条件を満たすことで、物語内存在の能力・技術・精神性を模倣可能】


 心臓が跳ねた。


 物語記憶。


 俺は昔から、漫画もアニメも小説も好きだった。


 仕事の休憩中。


 寝る前。


 休日。


 強い剣士。


 魔法使い。


 不死身の戦士。


 頭脳で国を動かす軍師。


 拳ひとつで怪物を倒す男。


 死にかけても立ち上がる主人公。


 そういう連中を、いくらでも見てきた。


 もし本当に、あの力を使えるなら。


 この異世界でも、生きていけるかもしれない。


「……いや、待て」


 俺は自分の頬を叩いた。


 痛い。


 夢ではない。


 だからこそ、調子に乗ってはいけない。


 都合がよすぎる時ほど危ない。


 仕事でもそうだった。


 このくらいなら大丈夫。


 いつもやっているから平気。


 自分だけは事故らない。


 そう思った奴から、だいたい事故る。


 まず確認だ。


 俺は近くに落ちていた枝を拾った。


 剣のつもりで構える。


 頭の中に、何人もの剣士が浮かぶ。


 黒衣の剣士。


 片目の剣豪。


 炎を裂く侍。


 竜を斬る騎士。


 名前は出さない。


 ここにいるのは俺だ。


 だが、俺の腕は震えた。


 違う。


 俺は剣なんか握ったことがない。


 構えも、斬り方も、呼吸も、知識としては知っている。


 見たことはある。


 読んだこともある。


 けれど、それを「俺ができる」と心から思えない。


【自己暗示失敗】


【理由:身体感覚との乖離が大きすぎます】


「……なるほどな」


 俺は枝を下ろした。


 強い能力を知っているだけでは駄目。


 憧れただけでも駄目。


 本気で、自分ができると信じ込めなければ発動しない。


 なら、今の俺が一番信じられるものは何か。


 大型トラックを走らせてきた感覚。


 荷の重さ。


 道の危険。


 人の動き。


 疲労の溜まり方。


 無理をした時に、どこから崩れるか。


 それは俺のものだ。


 物語の誰かではない。


 俺自身が積んできた経験だ。


 だが、今ここで必要なのは、荷扱いではない。


 森の奥から、低い唸り声が聞こえた。


 獣の声ではない。


 もっと濁っている。


 もっと湿っている。


 草むらが揺れた。


 現れたのは、犬ほどの大きさの魔物だった。


 ただし、犬ではない。


 狼に似た顔。


 耳元まで裂けた口。


 異様に長い前足。


 鎌のように曲がった爪。


 この身体の記憶が、名前を告げる。


 森裂き。


 群れで狩る小型魔獣。


 雑用係の青年ひとりなら、まず助からない。


「……いきなりかよ」


 森裂きは1匹ではなかった。


 2匹。


 3匹。


 4匹。


 木の陰から、囲むように姿を見せる。


 普通なら終わりだ。


 若い身体。


 武器なし。


 魔法なし。


 腹は減っている。


 足もふらついている。


 俺は強くない。


 だが、不思議と頭だけは冷えていた。


 逃げ道を探す。


 前。


 右。


 左。


 後ろ。


 どこに空間がある。


 どこに障害物がある。


 どこへ動けば、相手が詰まる。


 トラックで狭い道を抜ける時と同じだ。


 相手より先に、道を見る。


 魔物は速い。


 直線で逃げたら終わる。


 なら、使うのは地形だ。


 木の根。


 倒木。


 ぬかるんだ斜面。


 俺は1歩、後ろへ下がった。


 森裂きが跳んだ。


 速い。


 だが、来る方向は見えていた。


 俺は身体を横へ倒すように避け、拾っていた石をその口へ叩き込んだ。


 硬い感触。


 牙が欠けた。


「ギャッ!」


 倒せてはいない。


 だが、怯んだ。


 その隙に走る。


 全力ではない。


 全力で逃げれば、すぐに息が切れる。


 走り出しからベタ踏みする奴は、長く走れない。


 俺は木の根を跨ぎ、倒木の横を抜け、わざと狭い場所へ入った。


 4匹が追ってくる。


 そのうち2匹が並ぼうとして、木の間でぶつかった。


「そこや!」


 俺は振り返り、折れた枝を槍のように突き出した。


 狙いは目。


 剣技ではない。


 格闘技でもない。


 ただの必死の一撃だ。


 枝の先が、森裂きの片目に刺さった。


 生臭い液体が飛ぶ。


 吐き気がした。


 だが、止まれない。


 止まれば死ぬ。


【自己暗示候補:不屈系統】


【条件:生存への強い執着】


【起動しますか】


 起動しますか。


 そんな悠長な確認をしている場合か。


 俺は心の中で叫んだ。


 俺は死なない。


 ここでは死なない。


 倒れても立つ。


 噛まれても動く。


 俺はまだ、終わらない。


【自己暗示:不屈系統】


【適合率:36%】


【効果:痛覚鈍化・恐怖耐性・身体維持】


 痛みが消えたわけではない。


 恐怖がなくなったわけでもない。


 ただ、少しだけ遠くなった。


 今やるべきことが、痛みより前に来る。


 俺は倒木の下を潜り抜けた。


 森裂きは潜れない。


 回り込む一瞬。


 そこで息を整える。


 右の根は滑る。


 左の土は固い。


 後ろから1匹。


 前から2匹。


 残りは木の陰。


 俺はあえて滑る根へ足を置いた。


 身体が流れる。


 森裂きの爪が、さっきまで俺の首があった場所を裂いた。


 そのまま転がり、石を掴む。


 立て。


 立て。


 俺はまだ動ける。


 その時、別の表示が浮かんだ。


【自己暗示候補:野性格闘系統】


【効果予測:反射強化・低姿勢移動・本能的打撃】


 頭の中に、獣のように戦う者たちが浮かぶ。


 理屈より速く動く戦士。


 牙を剥いて笑う男。


 泥の中でも相手の喉へ食らいつく怪物。


 今なら、少しだけ信じられる。


 剣士にはなれない。


 魔法使いにもなれない。


 でも、獣みたいに生き汚く足掻くことならできる。


「俺は、まだ食われへんぞ」


【自己暗示:野性格闘系統】


【適合率:24%】


 俺は四つん這いに近い姿勢で地面を蹴った。


 人間としては不格好。


 だが、相手も獣だ。


 低く。


 斜めに。


 森裂きの腹の下へ潜り込み、肘を叩き込む。


 軽い身体が浮いた。


 次に、喉。


 尖った石を握り込んで、横へ薙ぐ。


 魔物が声にならない声を上げて倒れた。


 1匹。


 殺した。


 胃の奥がひっくり返りそうになった。


 だが、その瞬間、背中を裂かれた。


「ぐあっ!」


 熱い。


 痛い。


 血が流れる。


 調子に乗った。


 まだ3匹いる。


 俺は、魔物の群れを相手に無双できる英雄ではない。


 ただ、死にたくないだけの男だ。


 森裂きたちが距離を取った。


 警戒している。


 次は同時に来る。


 俺は荒い息を吐いた。


 不屈だけでは足りない。


 野性格闘でも足りない。


 何か、今の俺が本気で信じ込めるもの。


 頭の中には、強い能力がいくらでもある。


 雷。


 炎。


 瞬間移動。


 再生。


 未来視。


 だが、どれも遠い。


 今の俺が、本気で自分にできると思えない。


 なら、もっと近いもの。


 子どもの頃、誰でも1度は真似したようなもの。


 指を向けて、技名を叫ぶ。


 馬鹿みたいに。


 でも、その瞬間だけは本気で。


 この世界には魔法がある。


 この身体の記憶にも、魔法への憧れがある。


 俺自身の記憶には、数え切れないほどの必殺技がある。


 混ぜろ。


 現地の魔法への憧れと、俺の中の物語への憧れを。


 俺は右手を前へ出した。


 撃てる。


 今だけ。


 この一瞬だけ。


 俺は撃てる。


「来いよ」


 3匹が動いた。


 真正面。


 左。


 右。


 逃げ場はない。


 俺は腹の底から叫んだ。


「俺は、撃てる!」


 右手の中に、熱が集まった。


 火ではない。


 光でもない。


 圧縮された空気の塊のようなもの。


 見えない弾。


 それを、真正面の森裂きへ叩きつける。


「吹っ飛べ!」


 轟、と空気が鳴った。


 正面の森裂きが、見えない槌で殴られたように後ろへ飛んだ。


 木に叩きつけられ、動かなくなる。


 だが、左右の2匹は止まらない。


 俺は右手の反動で身体ごと回り、そのまま左へ倒れ込んだ。


 爪が肩を掠める。


 右の森裂きが、俺の太腿に噛みついた。


「があああっ!」


 痛い。


 痛い痛い痛い。


 不屈の暗示があっても痛い。


 俺は石を握った拳で、森裂きの鼻面を殴った。


 1発。


 2発。


 3発。


 骨が軋む。


 自分の手も痛い。


 それでも殴る。


「離せ、こら!」


 森裂きの口が緩んだ瞬間、俺はその首に腕を回した。


 締める。


 知識だけならある。


 格闘漫画でも、格闘技の動画でも、何度も見た。


 実際にやったことはない。


 けれど、首の構造は同じだ。


 呼吸を奪えば、生き物は弱る。


 俺は全体重をかけた。


 森裂きが暴れる。


 爪が腕を裂く。


 血が飛ぶ。


 それでも離さない。


 最後の1匹が迫ってくる。


 俺は締めながら、そいつを睨んだ。


 睨むことしかできなかった。


 だが、その1匹が足を止めた。


 怯えた。


 俺にではない。


 俺の目の奥に混じった、物語の怪物たちに。


 血まみれで立つ者。


 絶望の底で笑う者。


 死地を遊び場に変える者。


 そういう影を、俺はほんの少しだけ借りていた。


【自己暗示:威圧系統】


【適合率:18%】


【効果:格下への恐怖付与】


 腕の中の魔物が、やがて動かなくなった。


 残った1匹は、じりじりと後ずさる。


 俺は立ち上がった。


 足は震えている。


 背中から血が流れている。


 太腿も裂けている。


 それでも、笑った。


 笑うしかなかった。


「逃げるなら、今やぞ」


 言葉が通じたわけではない。


 だが、意味は伝わったらしい。


 最後の森裂きは、尻尾を巻いて森の奥へ消えた。


 静寂が戻る。


 俺は膝から崩れ落ちた。


「……勝った、んか」


 勝った。


 異世界で。


 魔物に。


 自己暗示とかいう、わけのわからない力で。


 だが、喜びは長く続かなかった。


 身体が冷える。


 血が流れすぎている。


 このままでは死ぬ。


 回復。


 回復系の能力。


 頭の中にはいくらでもある。


 癒しの魔法。


 超再生。


 不死身の肉体。


 だが、どれも遠い。


 俺は自分が不死身だとは思えない。


 思えるわけがない。


 今の俺は、痛くて、寒くて、怖い。


 なら、できることは1つ。


 応急処置。


 これは現実で知っている。


 布で縛る。


 圧迫する。


 出血を減らす。


 傷口を汚さない。


 俺は震える手で服を裂き、太腿を縛った。


 背中は届かない。


 どうする。


 そこで、遠くから車輪の音が聞こえた。


 いや、車ではない。


 荷馬車だ。


 木の車輪が土を踏む音。


 馬の蹄。


 人の声。


「おーい! 誰かいるのか!」


 この身体の記憶が反応した。


 荷馬車隊。


 逃げた仲間たちか。


 それとも、捜しに来たのか。


 俺は声を出そうとした。


 喉が乾いて、うまく音にならない。


 だから、もう1度だけ自分に言い聞かせた。


 俺は死なない。


 ここで終わらない。


 まだ、助かる。


「……ここや」


 かすれた声が出た。


「ここに、おる……!」


 松明の明かりが近づく。


 誰かが息を呑んだ。


「生きてるぞ!」


「森裂きが倒れている!」


「アストがやったのか!?」


 俺は答えられなかった。


 意識が薄れていく。


 その中で、視界に浮かぶ文字だけが見えた。


【戦闘生存を確認】


【自己暗示スキルの基礎起動に成功】


【新規項目解放】


【物語模倣】


【注意:模倣は万能ではありません】


【信じ込めた力だけが、あなたの武器になります】


 最後の1文だけが、妙にはっきり見えた。


 信じ込めた力だけが、俺の武器になる。


 なるほど。


 つまり、このスキルはチートであって、チートではない。


 俺が俺を騙せる限り、俺は何にでもなれる。


 だが、俺が心の底で無理だと思えば、その力は出ない。


 剣士になりきれなければ、剣は振れない。


 魔法使いになりきれなければ、魔法は撃てない。


 不死身だと信じ込めなければ、傷は治らない。


 そして、信じ込みすぎれば。


 たぶん俺は、俺ではなくなる。


 意識が沈む直前、俺は胸の奥で自分を確認した。


 俺。


 51歳。


 大型トラック運転手。


 日本で事故に遭った。


 今はアスト。


 異世界の若い身体。


 固有スキルは、自己暗示。


 信じ込めた力だけが、俺の武器になる。


 俺は、俺を騙す。


 でも、俺を見失ってはいけない。


 松明の光が揺れる。


 誰かが俺の身体を抱え上げる。


 遠くで、ガルドという名の護衛頭が何かを叫んでいた。


 俺はもう、言葉を返せなかった。


 ただ、薄れていく意識の中で、少しだけ笑った。


 異世界。


 魔物。


 自己暗示。


 物語模倣。


 上等だ。


 俺は、俺を騙してでも生き残る。


 そしていつか。


 この頭の中にある無数の物語を、俺自身の力として使いこなしてやる。


 ただし、まずは生きる。


 話は、それからだ。


第1話─了

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