水面の下
溺れた声に導かれて
水面に堕ちた
冷たさは祈りを迎えず
ただ平等に体温を奪っていく
壊れたラジオから漏れ出るは
沢山の溜息たち
僕はここで何をしているの
それすらわからず堂々巡り
慈しみから漏れた言葉は
鋭いナイフとなって
水底に落ちていった
枯れた声は沈黙を繰り返して
沈みゆく体をうずめていく
破壊は破滅へとのどをつぶして
僕はここにいないと
願うことを生きてゆく
消えた言葉はナイフとなって
全て溺れてゆく
どうしてここに
どうしてそこに
僕はいる
僕はいる?
命を消して
壊れる
行き急いだ存在意義
反響しているその音は
聞こえないふりして
耳元で囁く
ねえどこにいるの
ねえそこにいるんでしょ
気付いているよ
気付いているんだよ
とりどめもなく浮かんだ言葉たちは
何を唄う、何を謳う
何も教えてはくれない
鳥達の囀りは
また僕を怖がらせる
どこにいようと
どこへ行こうと
動かないこの「カラダ」は
何も導けないまま
何もわからないまま
叫び続けるんだ
それは、それが
アタシでしょ
気付いているはずでしょ?
沈んだ声はぼやけて
枯れた声は音もなく歌って
命はまだここにいる
ここにいる
ねえそこにいるんでしょ
気付いているんだよ
気付かされているんだ
目を背けないで
ここでしょ
あなたはここにいるでしょう?
目を背けるな
ここにあなたがいるでしょう




