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精霊   作者: ケン
真のファイナル ユウ
47/50

第46精霊

某月――――――正午。

ユウ達の目の前には最後尾が見えなくなるくらいの長い列がズラーっと出来ていた。

今、彼女の目の前にいる人間たちは己の命のために国を捨て、人としての尊厳と誇りを

捨ててまで生きたいと望んだ集まりである。

しかし、この人々たちは知らない。このすぐ後にここが地獄絵図になるとは。

「やあ、ここに来た人間諸君。人としての誇り、尊厳などを捨ててまで生きたいという

憐れみを感じさせるほどに生に執着している愚かな人間どもよ!」

その直後、ユウは腕を上げて上空に炎を集めていき巨大な炎の火球を生み出した。

それを見た人々は一体、何が始まるのかと体をガタガタ振るわせながら見守っている。

「焼却処理場へようこそ」

背筋が凍るような冷たい声でそう言い放った直後、ユウは腕を振り下ろして

巨大な火球を人間に向けて落とそうとした。

――――――――カッ!

その瞬間、突然巨大な火球に向かった青色の線が走ったかと思うと火球が大爆発を起こして

辺りに熱風をまき散らしながらその姿をただの炎へと戻した。

「流石はエックス。威力が別次元だ」

「茶番は良いよ。さっさと倒してきなよ。六柱は僕が瞬殺しておくから」

人々は青い線が走ってきた方向へ顔を向けるとそこには、零装を身に

まとった軍人の部隊と数人の若者がたっていた。

「今ので分かったろ! そいつは人間を生かすつもりはない! 

皆、生きたければここからすぐに逃げるんだ!」

友春の叫びを聞き、さらには先ほどの火球を見た人々は恐れ慄き、叫びをあげながら

我先行かんとユウから離れていく。

「させるものか」

六柱の一人の初老の精霊が人間を殺すべく飛んだのと同時に

残りの精霊たちも人間めがけて攻撃を放つ。






―――――――ドオオォォォォォォォォォォ!

しかし、六柱の精霊たちを巨大な青い攻撃、そして落雷、紫色の広範囲に広げられた

衝撃波、大量の桜の花びらが六柱たちを飲み込み、一瞬にして骸となり果てた。

ユウは目の前で起きた光景に、眉ひとつ動かさずにただ呆然として見ていた。

「咬ませキャラにもほどがあるね。六柱の精霊というのも。残り半分はゴキブリだね」

エックスは呆れたような表情を浮かべて先ほどの攻撃で奇跡的に生き残った

六柱の精霊たちを粛正するために飛んで行った。

「…………所詮は私の力の一割すら担わないカスの

存在が消えただけだ。特に戦闘に支障があるわけでは」

ユウがそこまで言ったところで右から炎に包まれた蹴りがユウの顔面めがけて

放たれたがユウは右方向を見もせずに腕を軽く上げるだけで蹴りを防いだ。

「優さん……いや、今は精霊の祖ユウと言った方がいいか?」

「そうだな。そう言ってもらえればありがたいよ」

ユウは涼しい顔をしながらそう言い、空いている腕から小さめの炎の火球を何発も

上空に放ち、空を埋め尽くさんとする量を一瞬で生み出すと友春めがけて降り注がせた。

めったに見ることができない炎のゲリラ豪雨―――――いや、ゲリラ豪炎と言ったところか。

雨のように降り注いだ小さな火球は地面に、そして友春にダメージを与えているように思われた。

普通の人ならばそう考える―――――――――しかし。

「貴重な炎をありがとよ」

友春めがけて降り注いだ大量の炎の火球はすべて、友春の手のひらに集まり

一つの巨大な火球に変化していた。

「炎を司る精霊。それがファーブニル。お返しだ!」

友春は超巨大な火球をユウめがけて放り投げるがユウはそれを無限の火球を生み出した

手とは逆の手から冷気を噴射して巨大な火球を一瞬にして凍りつかせて、砕いた。

「片腕でよくここまでの攻撃を己の物にした。だが、君一人の攻撃など」

ユウがそこまで言った直後、上空から何本もの落雷、何体もの氷の龍、

いくつもの紫色の衝撃波、そして膨大な数の桜の花びらが彼女を包み込むようにして降り注いだ。

「友春君だけじゃない! 私たちだっているのよ!」

「……なるほど。蚊がたくさんいるようだな」

ユウはそう言うと、無傷の状態で砂ぼこりの中から現われた。

「あれほどの攻撃を受けて無傷だなんて」

「良いや違うわよ。彩加ちゃん。少しだけどあいつにもダメージは伝わっているわ」

加奈の言うとおり、ユウの腕からは赤色の血がツーっと肩の方から滴り落ちているのが見えた。

「……どうやら蚊に刺されすぎたようだ。蚊は殺すに限る」

―――――パァン! ドオオォォォォォォォォ!

ユウが手をたたいた直後! 辺りに凄まじい衝撃波が放出され地面を抉りながら

地上にいた友春にダメージを与え、上空にいた精霊たちには凄まじい強さの風をプレゼントした。

「がっ! 拍手でこの威力はチートだろ!」

友春は衝撃波をモロに受けながらも炎を壁にして防ぎ、ほぼ無傷の状態で

凄まじい強さの衝撃波から生き延びていた。

「雷よ!」

「蹉跌で切り裂くざんす!」

大地から大量の砂鉄が渦を巻き、空からは暗雲が空を覆い尽くすと同時に

何本もの落雷がカッ! と一瞬、輝いた直後に爆音が鳴り響き、ユウに直撃した。

「氷もあげるわ!」

「追加で桜もですわ」

さらに加奈が持ってきた暗雲を利用して彩加が通常の時に使っている

サイズよりも遥かに巨大な氷の龍を五体ほど生成し、ユウにぶつけると同時に

サクヤはまるで指揮者のように腕を振りながら桜を操り、ユウへとぶつけた。

「ふん、この程度の攻撃など」

ユウはそう呟きながら腕をふるい、炎で壁を作り出そうとした瞬間に

後ろから大質量の火球が飛んできて、ユウの集中力を削いだ。

「色々な痛みを経験できるぜ?」

友春がニンマリと口角を上げた瞬間、落雷や桜の花びら、そして大量の砂鉄に

巨大な氷の龍がユウへと直撃し、大地を揺らした。

こんばんわ! 昨日、ばかみたいに更新したケンです。

さてさて、受験も終わりましたのでツタヤに行って僕が大好きな特撮の

DVDをいくつか借りてきました。

いや~仮面ライダーもウルトラマンもゴジラも傑作ですね!

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