不憫ドミノ最終章~37.7℃の熱と、ベランダに揺れる欲望の短冊~
底辺作家が書く底辺生活者の話
大体実話。
Xに載せてる散文をまとめています。
火曜日 朝
起きた。
……まだ喉が痛い。
だるい。
咳も出る。
熱を測る。
”37.7℃”
…………。
_| ̄|○
なんなの?
なんなのよ?
僕、今まで滅多に風邪なんか引かなかったのに……。
そうだ。
僕は基本、風邪を引かない。
派遣元の担当さんにも、
「長谷川さんって全然休まないですよね」
なんて不思議がられたこともある。
インフルエンザが流行しても。
一人だけケロッとしていた。
それが
僕の数少ない自慢だった。
なのに、
ここへ来て。
骨折。
歯。
転倒。
風邪。
……今まで健康に気を使わなかったバチでも当たったんだろうか。
仕方なく職場へ電話を入れる。
スマホを置いて、
また布団へ潜り込んだ。
これじゃ
前給も当てにできない。
今月どうやって暮らそうか。
(´;ω;`)
僕は頭を抱えながら。
もう一度目を閉じた。
◆
火曜日 昼過ぎ
ずっと寝ていたからかだいぶ楽になった。
喉の痛みも、少しずつ引いてきた。
颯太が置いていったアイスも食べきった。
……。
揚げどり食べたいなぁ。
(´;ω;`)
お腹すいたなぁ。
(´;ω;`)
颯太特製チキンスープも食べきった。
冷凍ご飯も無くなった。
休みの日も寝てばかりだったから。
買い出しにも行ってない。
そして何より。
お金もない。
(´・ω:;.:…
少し元気になってきたこともあって。
…………。
このあと。
休日出勤しまくるか。
僕は最後のクーリッシュを食べながら。
ぼんやりそんなことを考えていた。
◆
火曜日 夜
昼にうとうとして、夕方目が覚めた。
颯太が置いていった牛乳に蜂蜜を入れて温める。
甘い。
喉にも優しい。
それを飲みながら、少しだけ書き溜めを進めた。
姫は僕の枕の上で丸くなっている。
明日は整形外科。
レントゲンを撮って
帰りに買い物でもして帰ろう。
流石にこれ以上
颯太に世話になるわけにはいかない。
そういえば。
今日は七夕だった。
まぁ
宮城県民の七夕は八月だから
あまり実感はないけど。
短冊くらい書いてみるか。
僕は紙切れを一枚取り出し。
ペンを走らせる。
『いつか宝くじで百万くらい当たりますように』
ベランダへ出て。
洗濯ピンチに挟んだ。
笹じゃないけど、
……まぁ、いっか。
僕は部屋へ戻り。
もう一度パソコンへ向かった。
気が向いたら読んでみてください。
カクヨムにも同じ話をのせてます。
よろしくお願いします。




