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杜の都のろくでなし〜人生いかにタコにスルメ〜  作者: 雪森蓮


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鳩ラッキー

底辺作家が書く底辺生活者の話

大体実話。

Xに載せてる散文をまとめています。


木曜日 朝


とりあえず雨は上がった。


今日も出勤だ。


行きたくないけど。

行きたくないけど。


宝くじでも買おうかな。


当たらないけど、買わなきゃ当たらないし。


……いや。


今そんな金ない。


現実はシビアだった。


突然弁護士か何かが現れて、


「あなたに遺産を残した叔父様がいました」


とか言わないかな。


いや。


この間の鳩。


あの鳩がそのくらいのラッキーを運んできてくれてもいい。


そんなくだらないこと(一応自分でもくだらないとは思っている)

を真剣に考えながら、今日も家を出る。


昨日の布団は、とりあえず無事だった。


それだけが救いだったのかもしれない。


( ゜д゜)ハッ!


もしかして、これが鳩ラッキー?!



木曜日 昼


今日の当番は優しいお姉様だった。(・∇・)


ぼく、ずっとあのお姉様がいいです。

(*´σー`)エヘヘ


あのお姉様なら午後からも頑張れる。


そう思っていたら海斗からLINE。


「実家から野菜来たから今日持ってくわ」


アイツ最近、うちを冷蔵庫だと思ってないか?


嬉しい。


嬉しいけど。


食べきれないんだよ!


この間のトマト10個と胡瓜20本、やっと食べ切ったばっかりなんだよ!


そもそもそんなに冷蔵庫に入らないんだよ!


……と、思ったけど。


とりあえず貰っておこう。


給料日前カウントダウン中だし。



木曜日 夜


帰宅すると、海斗が段ボールいっぱいの野菜を玄関先に置いていってた。


(; ・`д・´)?!


胡瓜。


トマト。


リーフレタス。


玉ねぎ。


茄子。


ピーマン。


……ん?


なんだこれ。


胡瓜みたいだけど、もっと太い。


僕はグループLINEを開いた。


「野菜サンキュ! なんかでかい胡瓜みたいなのあったけど何これ?」


海斗

「あ、それ? ズッキーニ!」


僕は固まった。


ズッキーニ……?


何それ。


どうやって食うの?


海斗

「知らん!」


知らんのかい。


海斗

「明日早いからまたな! 明日あたり見にくわ!」


来なくていい!!!!!


僕が返信するより早く、颯太が反応した。


「ズッキーニかー。あれうまいぞ」


おっ。


知ってる人いた。


「明日料理してやるから夜行くわ!」


……。


せっかくの休み前夜。


僕は詰んだ。


今回の五連勤、休みは土曜日だけなのに。


_| ̄|○



気が向いたら読んでみてください。

カクヨムにも同じ話をのせてます。

よろしくお願いします。



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