【冷蔵庫潤し隊】海斗の野菜、颯太の肉!~前給テトリスと救済の宴会予告~
底辺作家が書く底辺生活者の話
大体実話。
Xに載せてる散文をまとめています。
木曜日 朝
疲れてたのか、
目が覚めたらもう
8時過ぎてた。
てか。
配送時間、8時から21時。
幅あり過ぎだろう。
(´;ω;`)
とりあえず。
冷蔵庫の中に残ってるものを出して。
配送の人が運べるように、
動線を確保しなくては……。
僕はまとわりつく姫をなんとかかわしながら、
部屋を片付け始めた。
見えないふりをしていた、
膨大な物の数々。
……。
お金ないのに、
なんでこんなに物あるんだ?
(; ・`д・´)
そう思ったけど。
よく見たら
ほぼゴミだった。
捨てようと思っていた物。
捨てる機会を失ったまま置いてある物。
捨てるはずなのに、
なぜかずっとある物。
……。
僕。
捨てられない人じゃなかったはずなんだけどなぁ。
(´・ω・`)
まぁ
これも掃除するいい機会か。
そう思いながら。
僕はせっせとゴミ袋をいっぱいにして、
冷蔵庫を運べるスペースを作り始めた。
◆
木曜日 夕方
お昼過ぎ。
やっと連絡が来て、
冷蔵庫の入れ替えをした。
姫は突然やってきた見知らぬ人たちと、
大きな冷蔵庫にビクビクしている。
中身を空にした古い冷蔵庫を見た業者さんが、
「え?これ?」
「まだ新品に近いですよね?」
「保証対象では?」
と、不思議そうに聞いてきた。
僕は死んだ目で、
「……二か月遅かったんです。」
と答える。
「ああ……。」
(察し)
デスヨネ!!!!!!
新品の冷蔵庫は、
電源を入れてもすぐには使えない。
クーラーボックスに避難させていたものも、
ほぼ溶け切って廃棄。
冷蔵品も、
結局ほとんどダメになった。
(´;ω;`)
精神的にも。
経済的にも。
大ダメージなんですが。
なんとかしてください。
カミサマ。
僕は部屋の隅にあったカップ麺を啜りながら、静かに叫んだ。
_| ̄|○
◆
木曜日 夜
夕方、小雨の中、とりあえず全滅した食料品を少しだけ買い足しに行った。
明後日また休みだし、主なものはその時に買おう。
とりあえず牛乳と、明日の朝に食べる卵とパン。
それから今日食べられる何か……。
てかさ。
リサイクル料4,730円!!
(´;ω;`)
しかも!
げ!ん!き!ん!!!!
うわああああああ!!!
(´;ω;`)
僕は自転車を漕ぎながら、思わず大声を上げた。
近くにいたおばあちゃんがビクッとしていた。
おばあちゃん、ごめんなさい。
もう財布の中身は瀕死状態だ。
とりあえず最低限必要なものだけ買って帰り、布団の上に財布の中身を並べる。
そして始まる。
脳内テトリス。
これを払って。
こっちは前給で。
次の給料まであと何日で……。
じっと財布を眺めていたら、アイツらからLINEが来た。
海斗
「死んでるかー?」
「冷蔵庫来たんだろ? 明日の夜、野菜持ってくよ! 楽しみにしてろー」
颯太
「俺も行くわー。また飯作るよ。肉持ってく! 飲もうぜー!」
(´;ω;`)
たすかるううううう!!!
ちょうど部屋も少し片付いてるし!
なんなら先に来て、作って飲んでてもいいのよ!
食料品が来るなら、好きなだけ部屋で宴会してもかまわん!
僕はちょっとだけ安堵して、前給の振り込みを確認した。
そして。
冷蔵庫がなくても食べられる、
ぬるいそうめんを啜る。
今日は二話だけ更新して。
もう寝ようかな。
気が向いたら読んでみてください。
カクヨムにも同じ話をのせてます。
よろしくお願いします。




