ノブレス・オブリージュ ～心に穴が開いてるから異能吸収し放題なことを知った俺、近づいてくるという悪役令嬢達から遠慮なくいただくつもりが……もしかしてこの子たちの方が信頼できる系ですか？～

訳あり難解少女たちともっと訳ありの青年が織り成すファンタジー。

育ての親であり恩人である盟主を失い育った城を追放されることになった俺は生まれ故郷とされる自身の屋敷へと厄介払いされる。
唯一遣わされた優秀だけど癖の強い使用人、亡国領主一族の「心を読む力」、そして「誰かの力を奪い取る」異能――これらが俺に残されたものだった。

そんな俺の前に現れるのは、彼の力目当ての人と魔物。
出せもしない下心からその美しくて小さな少女を住まわせることにする。
その翌日からの「獣人の森」の一件で俺は、「心を読む力」を失い、「化け物」の姿をさらし周りの人々から恐れられることになった。

騒動の後、未改修だった城を改修してくれた人に力の制御を勧められその特訓に入る。
一方、住まわせた少女は町での買い物後から体調を崩すのだが、他の人は皆出払った状態に。
そのことを町の外れで異国感ある店の店員である明るい少女に話すと、世話をする名目で城に住んでくれることになるのだが……。

「大丈夫、俺一人で全部終わらせる」


（1話当たり約1000字で作っています）