3話
えっ、え~、いや、ムリムリムリ!!
その解呪方法、難易度高すぎではありませんか!
(シンデレラちゃんは、わたくしを愛してますか?)
そりゃあ、恋愛感情って意味ではないですが、好きを通りすぎているのは分かっております。
(シンデレラちゃんは乙女ですよね?)
乙女って、女って意味ではないのですよね?
何を差しての乙女ですか?
(そ、それは清らかなって意味ですわよ。)
清らかな乙女?それって、処……うわぁ、何て事を聞くのですか!
アリシナ様の隠密部隊が探り当てた、今出来る唯一の解呪方法とは………
“呪い対象者を心から愛している乙女と正当なる王家の血が流れている未婚の王子が混じりあった証の液体を24時間以内に呪い対象者の唇に塗ること”
だそうです。
この解呪方法の難しさは普通に考えると分かる。呪われている人が男性であったら、その男性を心から愛している女性が、愛する人の為に、自分を犠牲にして“液体”を入手して解呪に挑むことが出来ると思う。でも、アリシナ様のように女性であったら?女性を心から愛するって難しいことのような気がする。
あっ、でも、アリシナ様付きのメイドさん達はアリシナ様を心から愛していると思う!
いや、眠っているんだった……
“眠りの呪い”の解呪方法だから、眠りが長くなればなるほど、難易度は上がる。
誰かと知り合う機会はめったにないだろうし、
知り合っても、眠っている同姓を愛する人って、この世にいるんだろうか?
プレナーレ王国の城下町は、今、力の強い魔物がうようよいる魔の森になっているし。
……混じりあった液体って………
前世から今まで彼氏いない歴更新中の私には…すみませんが無理です。
(シンデレラちゃん!なんてこと考えていらっしゃるの!ち、違いますわ!口づけでよろしいのですわ。)
もう!そこはスルーして下さいよ。
私の考え読むの当たり前みたいになってますけどね~止めてください。
想像した映像は見えませんよね?
見えてたら……
地面に穴掘って飛び込んで来ます!!
アリシナ様が、紛らわしい言い方するから~
なんだ、キスかぁ~…
って、それも難しいですよ!
“液体”を入手しなきゃいけないのですよね?
液体を手に入れる為には………
口と口を少し合わせるだけでは駄目ですよね?
もっと、その、深いやつを~って事ですよねぇぇぇ。無理だす。
しかも、しかも!王子様に会う機会なんてないじゃないですか。
何でもするっては言いましたが、いきなりお城に忍び込むのは~、あっ、メイドさん達に手伝ってもらう気でしょうか?
でも、王子様を襲ってしまったら、その場で切り捨てられる場合も…。
(シンデレラちゃん、忘れているようですが、3日後は、そちらの国の未婚の王子の婚約者を捜す舞踏会ですわ。)
ああ、そういえば、継母とにっちゃんが1ヶ月前からバタバタしてたわ。関係ないと思って日にちとか気にしていませんでした。
(わたくし、シンデレラちゃんでしたら、絶対に大丈夫と思っていますの。そちらの王子、即オチってやつですわ。)
即オチって…いっちゃんの報告の時に使ったんだっけ?アリシナ様、覚えていたんですね。色々な衝撃が強すぎて、3ヶ月前が遠い昔のようです。
でも………魔法使いはこないのです。
魔法使いを呼ぶキーアイテムになるものは、1つもありません。お母様のお墓参りは頻繁にしてましたが、そこでことりさんと仲良くなることはありませんでしたし、ねずみさんはいません。カボチャはこの前、煮付けにして食べてしまいました。
ロイスさんの商会で醤油に似た液体を発見した時の喜びは筆舌に尽くしがたいってやつです。
しかも、改心したいっちゃんが罪ほろぼしのためなのか、大量にただで譲ってくれるのです。(ちなみに、いっちゃんは既に家を出てロイスさんのお手伝いをしています。継母から解放されたおかげか、別人みたいに表情が違います。いや、今のいっちゃんは愛のおかげですわ!とか言いそうです。)その為、煮付け料理にハマッて、一時期、毎日煮付けを食べていました。
ことりさんもねずみさんもカボチャもバッテンです。
魔法使い、なにそれ、美味しいの?
……です。
(フフッ、大丈夫ですわ。今、魔女の森にいるメイドは2人だけですわ。残り3人は、今どこにいるでしょーうか?)
どこに?アリシナ様の側じゃないのですか?
(いいえ。貴女のすぐ側に。)
………私の側にメイドさんが?感動!
ってしないわ!
えっ、怖っ。クノイチさん、いるの?どこ?魔女の家に2週間潜伏出来るスキル持ったメイドさん達ですよ。
いつから?えっ………
(安心なさって。2週間も隠密行動が出来るのは、まだ1人ですわよ。それに、“プライバシーの侵害”でしたかしら?シンデレラちゃんの許可も取らずに屋敷内に入れる事はありませんわ。魔法が使えるわけではありませんが、元々姫付きのメイドですので、綺麗にしてくれる腕は確かですわ。もちろん、シンデレラちゃんはそのままでも十分可愛らしいし、愛らしいし、素敵ですけどね。
………と。下準備はしてみましたわ。魔女全員に挑むのはやめましたけど、このまま、わたくし達に呪いを掛けた魔女をやっつける。でもいいんですのよ?魔女が死んだからといって、呪いが解ける保障はありません。
復讐心はないとは言いましたが、心の底にはドロッとしたものが渦巻いているのは感じますわ。ですので、心のままに、魔女に挑んでもいいのではないかと、少し迷っていますの。
本当は、わたくしの為に、知らない男性と口づけなんかしなくていいのですわ。
メイド達にドレスアップして頂いて、その足で、わたくしの元に来て下さいまし。そうですわ!それがいいですわね。わたくしの城で舞踏会を開きますわ。念力を使える者達で、皆を動かして、ダンスも行えますわ。)
アリシナ様……………
魔女に突撃するの止めたって言ってたけど、
まだ迷ってるんだ。
アリシナ様のお城の舞踏会は楽しそう。気なんか遣わず、ダンスが出来ない私でもアリシナ様に動かしてもらって、ダンス出来そうだし…
でも、だけど………
そこにアリシナ様いないじゃん。
アリシナ様がどれだけ強い力を手に入れても、呪いの力の方が強くてベッドに縛り付けられたまま。
他の人も、念力を使えるようになった人以外は、自分の意思では動けないし。
意識はあっても、体は眠っている状態だから、飲食は出来ない。
一緒に乾杯も出来ないし、一緒に美味しい物食べて美味しいね!っても言えない。
そんなのは…そんなの……
ゼッタイ、イヤだっ!!!!!!!
(アリシナ様!私、やります!アリシナ様と笑いあって乾杯出来るように!
呪いの魔女に復讐するのなんて、絶対に止めてください。アリシナ様には復讐なんて似合いません。
アリザメルト・ハーバード16歳!
女を見せます!
『わたくしが起きたら、本当の名前で呼ばせてね』っていう、よく分からないアリシナ様のこだわり、守ってもらいます!)
(シンデレラちゃん………)
アリシナ様はブレないですね。
何度も、本当の名前で呼んで欲しいなアピールをしても、今までずっと、シンデレラ呼びでした。
アリアリでちょっと名前カブってるじゃんとかは言わないで下さいまし。
私はカブってて嬉しいんだから。
(でも、キスですのよ?大切なシンデレラちゃんの、初めてのキスをわたくしの為にって…)
(アリシナ様。前世の世界では、口と口をくっつけて息を吹き込んで人を救うって方法がありました。これはある意味、アリシナ様を救う、人命救助ってやつですよ。キスではなく人命救助のマウストゥマウスです。)
(そうですか……有難う存じます。分かりました。貴重な犠牲を払って頂くのです。決めましたわ!わたくしの初めてのキスはシンデレラちゃんに捧げますわ。)
えっ?いや、いりません。すみません。
お気持ちだけで……
たまにアリシナ様、変な方向に行くよなぁ。
たまに…か?よく?
アリシナ様らしいって言えば、アリシナ様らしい気もしますけどね。
でも、本当にお気持ちだけで大丈夫ですよ。
アリシナ様、聞いてますか?
こんな時だけ聞いていないんですか?
(あっ、でも、アリシナ様。その、王子様をゆ、誘惑失敗したら、ごめんなさい。私、ママさんのおかげで演技力はあると思うのですが、にっちゃんが…)
(2さんがどうかいたしましたの?)
(いっちゃんが家を出てから、婚約者捜しの情熱が全てにっちゃんに行ってしまいまして。
ここ3ヶ月で、にっちゃんは、劇的ビフォーアフターを遂げました。)
(ぽっちゃりさんから変身したと言うことかしら?)
(そうなんです。ママさんの超スパルタダイエットで、すっごく痩せて癒し系な見た目の、とても可愛いらしい見た目になりました。多分、舞踏会ではいい男性を捕まえると思います。それは王子様かも知れません。)
(別に王子でもいいんじゃないかしら?わたくし達が必要なのは王子の愛ではないでしょう?)
あー。それも、そっか。
目的は、王子様の婚約者になることではないので、にっちゃんは関係ないの…かな?
うーっ。ドキドキするよ~
ディープなやつのやり方なんて知らないのですが………いえ、知識だけでは知ってはいますが……
確か鼻で息をするんだっけ?
あっ!上手く行っても行かなくても4日後にはアリシナ様と初対面だ。
アリシナ様に会いに行くのは決定事項ですからね~。
旅の準備もしなきゃ!だわ。
(シンデレラちゃん?シンデレラちゃんが持って来たい物以外、旅に必要な物は、全てこちらで、用意しておきますわ。それに、旅と申しましても、舞踏会を出ましたら、申し訳ございませんが、ほぼ馬車の中かも知れませんわ。そちらの国からわたくしの国まで少し距離がありますので、馬車を最速で走らせまして、やっと15時間程まで旅程を短縮出来ますの。わたくしの都合で申し訳ございません。お身体にも、多大なご負担を掛けさせますわね……それでも来て頂けますか?)
あ、そか。解呪方法には24時間以内って時間制限もあるんだった。何があるか分からないもの。時間は、1分1秒でも大切にしなきゃ。
(もちろんです!参ります!
……で。何回も言いますけど、黙って、私の思考を覗くのは止めて頂けませんか?)
(……。早く思考を分けれるようになるといいですわね。)
それ、返事になっていませんよね?
(それでは、すぐにまた連絡入れますわね、ごきげんよう)
(あっ、魔女の森から、皆様を撤退させて下さいねっ。)
(フフッ。)
いや、だから……。返事に……
まあ、いいか………
アリシナ様は本当に私が嫌がる事をなさる方ではありませんし。
最後のは、アリシナ様流の冗談ですよね。…ね?
それより、準備、準備っと。
***
舞踏会当日です。
舞踏会開始の時間は7の刻です。
朝からバタバタしていた継母とにっちゃんは先程出かけて行きました。
私に、あれしとけ、これしとけと色々命令して、継母は出かけました。
万が一にでも、私が舞踏会に来たら嫌なんでしょうね。
舞踏会の招待状は、私持っております。なぜなら、お手紙を受けとる雑用も私の仕事ですからね。
たまにグローリーおじ様やニーナさんから、お手紙が届いたりもしますから、私の譲れないお仕事ですね。
継母に見られたら、読む前に破られたりしますからね。
でも、そのおかげで、私宛の手紙は事前に抜き取ることが出来ます。
継母には、しつこく!何回も!私宛の手紙がなかったか詰問されましたが、私はいつものように、少し愚鈍な表情で、心底不思議そうに、なんでお義母様は何回も同じ事を聞くんだろう?って顔で、来ていませんよ?と返しました。
継母はヒステリックに、もういいわっ!と叫んで、私の肩を強めに押して去っていきました。
さて、アリシナ様のメイドさんが来ているそうですが、どこでしょうか
屋敷の門前で待っていると、立派な馬車が屋敷前の通りを走って来ました。
(シンデレラちゃーん♪)
アリシナ様の念話です。
(聞いて下さいまし!)
嫌な予感です。
いつもの新しい超能力を獲得した時のようなテンションです。私は、アリシナ様の念話に被せるように、返事を返しました。
失礼なことだとは思いますが、もう馬車が目の前まで来ているのです。
(アリシナ様、今、目の前に馬車が止まりました。この馬車の中にメイドさんが乗ってるのですか?)
(んっ?あら、そうですわね、そのまま中に入れて下さいまし)
(はい)
馬車を屋敷の馬車停めの所まで誘導します。馬車のドアが開いて、中から綺麗な女の人が3人降りてきました。アリシナ様が送ってくる動画の中で、何度か見かけた顔ぶれです。
皆さん、黒のメイド服を着ています。
動きに違和感はありませんが、表情がなく、目を瞑ったままです。
(ごめんなさいね、皆、わたくしと念話は出来るのですが、シンデレラちゃんに念話を繋げるのは難しいみたいですわ。でも、皆、プロフェッショナルですので安心して下さいまし。シンデレラちゃんは、じっと立っているだけで大丈夫ですわ。シンデレラちゃんを完璧に仕立てあげてくれますわ)
それからは、すごくバタバタでした。私の元の部屋で、(改心したいっちゃんがいつでも使っていいからと私が自由に出入り出来る許可をくれました。私に返したくても、権限は継母にあるので部屋を返すことは無理なのです)まずお風呂に入れられて、(他人に入れてもらうのは、6年ぶりで少し恥ずかしかったです。子供の頃は当たり前だったことなんですけどねぇ)お風呂上がりに高級そうなクリームを色々塗られ、ドレスを着せてもらいました。コルセットは初めての使用です。とても苦しいです。
(シンデレラちゃんのウエストは、とても細いからコルセットはあまり必要ありませんね~ですって。今は皆、表情がないのですけど、本来の彼女達は感情豊かでありますのよ。次は、髪の毛のセットとお化粧ですわね。お任せ頂けますか?って聞いておりますわ。彼女達は、透視能力で周りが見えておりますので、任せてもいいようでしたら、頷くだけでいいてすわよ。)
鏡台の前に座り、笑顔で頷いて少し頭を下げました。慣れないコルセットが苦しくて、深く頭を下げることは出来ませんでした。
メイドさん、3人がかりで魔法のように、私が出来上がっていきます。
(シンデレラちゃん!わたくし、新しい力を得ましたの。)
そうですか。そう思っていました。
アリシナ様、話したいの我慢して下さってたんですね。
その力って何ですか?
(憑依ですわ!)
憑依?
(はい、やはりシンデレラちゃんに任せっきりはいけないことだと思い、わたくしに何か出来ないか考えましたの。わたくしがシンデレラちゃんと代われないか考えまして、思いついたのですわ!その通り、わたくしがやればいいのだと。そうしましたら、道が開きましたの。)
アリシナ様の道が開きました発言は、今までに何回も聞いています。
道というのは、脳内の道のことらしいです。まだ使われていない脳の一部分が開放され、新たな力を得るんだとか。
そんなにポンポン、新たな超能力の力を得ることが可能なのか不思議ですが、この世界は魔法がある世界なのです。前世の常識は通じないのです。
もしかしたら、ずっと眠っている状態で意識を覚醒させるというのが、一種の瞑想状態になって不思議な力を得やすいのかも…とか、色々考え込んだ事もありますが、ない頭をひねっても答えは分かりません。
分からないことは分からないと割りきって、“アリシナ様だから”でいいのです。
(“わたくしだから”で結論出すのはいけないと思いますわ。わたくしが起きることが出来ましたら、色々な実験をしながら、一緒に討議いたしませんか?)
楽しみですわねって…
また勝手に私の思考読んで!アリシナ様が起きたら、念話は封印してもらわなきゃ!
それより、憑依……ですか。
(アリシナ様。憑依してもらうのは遠慮しときます。これは私が自分の意思で決めた事です。)
(で、でも………。)
(憑依はしなくて結構ですが、アリシナ様もついてきて下さるんですよね?)
(はい、もちろんですわ。それに、いつでもおっしゃって下さいまし。憑依の条件は“本人の同意”なので、勝手につくことは出来ませんので。
あら、準備が整ったみたいですわ。)
「これ……だれ?」
私は、まぬけな声を出し、ポカーンと鏡の中に写っている少女を見つめました。
鏡の中にはお姫様がいました………
メイドさん達はいつのまにか後ろに控えています。
私は、普段からあまり外出する事がないので日に焼けていないのですが、今はその白い肌が、透き通っているように見えます。化粧を施され、目がいつもより1.5倍は大きく見えます。
少し目を瞑ると影が出来るのではないかと思うほど長い睫毛。頬はほんのりピンク。口もプルプルピンクです。
ふんわり編み込まれた髪は絶妙なバランスでアップにされ、わずかな後れ毛がワンポイントになっており、前髪を押さえている、ピンクゴールドのヘアチョーカーがキラキラ光っていいアクセントになっております。
ドレスは、オフショルダーのプリンセスラインタイプです。肩がどーんと出て、上半身はタイトで、腰より下は幾重にも重なったフリル。ドレスの長さは床まで届いています。
高いヒールのパンプスが足元に用意されていますので、これを履いたら、何とか裾を踏んづけずに歩けるのでしょう。
手にはレースタイプの白のロンググローブをつけています。そこにシャラッと音がする、細いブレスレットがつけられていました。
首もとにもピンク色の宝石がはまったネックレス。
(ア、アリシナ様。こんな高そうな装飾品、借りられません。失くしたら、大変です。)
(シンデレラちゃん。綺麗可愛いですわ。その一式は、シンデレラちゃんにプレゼントですわ。)
(一式!?貰えませんよっ。)
(でも、シンデレラちゃんの初めての口づけの価値はそれ以上ですもの。それでもまだ抑えた方ですわ。男爵家に合わせて揃えさせて頂きましたが、本当はもっともっと豪華なドレスや装飾品を差し上げたかったのですわ。)
少し拗ねたように言われるアリシナ様。もっと豪華って、どれだけ?
私のキスの1つ2つに価値なんてないとは思いますが、ここは素直に貰っておきましょう。
変にいらないと突っぱねたら………
(アリシナ様、読んでないですよね?)
(んっ?)
可愛らしい声で誤魔化しても駄目です。
心の中の突っ込みにもいちいち気をつけなければいけません。
(アリシナ様、素敵な贈り物有難うございます。アリシナ様が私の魔法使いだったのですね。)
本物の魔法使いはこなくて、来たのはメイドさんだったけど、私は魔法をかけられたみたいに変身した。
私だけの魔法使いはアリシナ様だったんだ。
(シンデレラちゃん、魔法でも、何でもなくて、元々の素材がいいのですわ。少し変えただけで、いつもよりほんの少し綺麗になれただけですわ。誤解なさらないで下さいまし。)
いやいやいや、どんだけアリシナ様の私の評価高いのですか?
これは、いわゆる化けメイクの雰囲気美人ですよ。プロの腕ですよ。
アリシナ様はまだ納得いかないようでモゴモゴ言っていましたが……準備は出来ました!
いざ、出陣!!です……