3-03_落ちた先は藁の山
…まぁ言うても自殺やなくて、足を滑らせて落ちたというしょうもない結末やったけどな。
ただ何故ワイがこんな動物園の檻の中みたいなところに入れられとる訳はこの後にあるんや。
ほんまやったら死を覚悟しとったやけど、何でか無事やった。
…そういえば、落ちとる途中で何故か一瞬ふわっとした感覚したねやけど、気のせいやかな…。
・・・
・・・
「うわぁああああああああああああああああああああああああああああ」
落ちる!落ちる!落ちるぅ!!!
なんやワイの人生ここで終わりかいな!
まだ彼女も作っておらんし、童貞も捨ててへんわ!
はぁ…なんか落ちるスピードが遅く感じできもうたわ。
あかん、ついには学生時代の思い出や子供の頃の思い出がどんどんと思い出して来とる。
はぁワイの人生楽しくなかったわ、グッバイワイ。ハロー次のワイ。なるべくヒューマンプリーズ。
死を覚悟し、目を瞑る。
地面に激突してるだろうという瞬間…。
身体がフワッとした感覚に包まれた。
良かった、痛くなくて。
死ぬことに痛みを感じなくてホッとしたのも束の間。
すぐにまた落ちる感覚に引き戻される。
「ファッ?!なんでやあぁぁぁぁああああ!!」
まだ落ちてなかったのか!ワイの会社があるビルってそんな高くなかったはずやのに!
やばい、酔ってきてもうたわ。はよ落ちてや。気持ち悪いわこの感覚…。
あまりの気持ち悪さに吐き気を催しそうなった瞬間…大きな布に包まれるような感覚を感じた。
そしてトランポリンの如く、ワイの身体をはね返し、
近くの藁が大きく積まれている山に着地させた。
「うっぷ…。なんややっと落ちたんか…。気持ちわるぅ…」
状況がはっきりしないまま、身体が勝手に藁の山を滑り台のように藁を崩しながら滑り落ちる。
そして滑り落ちた先に一人の女性が立っていた。
すると心配に思ったのか、手を差し伸べてくる。
「※%#・*&☆?」
しかし、ワイには相手が何を言ってるのかが分からなかった。
よく見ると外国人みたいな外見していると、外人さんかいな。
とりあえず英語でありがとうと言っておくか。
「テ、テンキューやで!」
「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
あれれ?なぜか叫ばれた?ワイの英語、そんな下手クソやったか?
よくわからない状況に慌ててると、外国の警察みたいなのがいっぱい来る。
そして囲まれ、取り押さえれ、連行される。
「なんでやーーーーーーー!」
・・・
・・・
「そしてワイはこんな動物の檻みたいなところに収容されとる…。」
本当、踏んだり蹴ったりやで…。
ワイは本当にこんなところで一番の猿を目指すようになるかいな…。
半年前に書いたものがあったんで、なにも修正せずそのまま投稿致しました。
しばらくの間、更新休止します。
ただ反響があれば再開するかも。




