一枚の金貨の山分け
一枚の金貨をどう山分けするかって話です。
ある金持の男が、同じ額の入った財布を二つ同時になくしました。
幸運な事に男の財布は両方とも拾った人間達が届けてくれました。
男は喜び拾った人間達にお礼として一組に一枚ずつ金貨を渡しました。
しかしそこに問題がありました。
お財布を拾ったのは二組とも三人だったのです。
一組の三人組は、その金貨を何とか三等分にしようとしましたが、どんなに上手く分けても誰かが多くなってしまいました。
何度も何度もそんな事をしている内に、三人の仲が悪くなり、たった一枚の金貨が元で、その三人は大切な友達を失うことになりました。
そしてもう一組は少し変わった方法で三等分にしました。
それはその金貨を一年ずつ持ち主を変えると言う変わった物でした。
自分の年の間はその金貨を自由に使い、次の年に移るとき、三人が揃った所で前の年の金貨の持ち主が次の年の金貨の持ち主に金貨を渡すのです。
そういう風に金貨一枚の価値を変えることなく、その三人は金貨を一枚を山分けしたのです。
その三人は金貨を受け渡す年越しに必ず会う事になりました。
金貨一枚、年老いた三人には大した価値も無い物ですが、それを受け渡し合う事で、三人は深い友情の確認するのでした。
うん、教訓話っぽいですね。
こういう話も書いていたな。




