究極の美女
究極の美女ってどんな女性でしょうか?
さて皆さんもその仕掛けを想像して下さい。
彼女は、一見すると何処にでも居ると思える少女だった。
しかし、彼女には、どんな男性の好みにも合わせられる特殊能力があったのであった。
「私は、狙った男性の好みに合う女性になれるの」
彼女、真琴の言葉をクラスメイト達は、信じなかった。
そして、ある少女がある三人の男を指名する。
「だったらあの三人の好みの女性になれる?」
真琴は、あっさり頷く。
「なれるわよ」
他の女子が手を振る。
「無理無理、一人目の猛は、巨乳好きのおっぱい星人だし、二人目の徹は、貧乳好きのペチャパイマニア。最後の充に至っては、足が長い女性しか愛せない足フェッチだもん」
真琴は、自信たっぷりに頷く。
「余裕ね」
その言葉に、クラスメイトの女子達は、真琴の全身を見る。
太っては、居ない。
胸も普通にあるが、巨乳では、無い。真琴を貧乳と呼んでは、自分達も貧乳になってしまう。
スタイルも悪くないが、標準的で足が長いとは、言えなかった。
「無理だと思うよ?」
クラスメイトが頷く中、真琴が自信たっぷり宣言する。
「全員に告白させて見せるわ」
翌日の放課後、真琴は、猛に呼び出される。
「俺と付き合ってくれ!」
真琴は、困ったふりをして言う。
「そうね、交換日記から始めましょ。あたしに対する思いを書いてね」
そう言って真琴が一冊のノートを渡すと猛は、強く頷く。
「解った! この熱い思いを書ききってみせる!」
翌日、クラスメイト達の見る前でそのノートを受け取る真琴にクラスメイトの女子が、不思議そうな顔をして言う。
「その胸、どうしたの? いきなり巨乳になってるから驚いたわよ」
他のクラスメイト達も驚いた顔をする。
その中、真琴は他のクラスメイト達の倍は、ある胸を自慢げに見せつけながら呟く。
「まず一人目終了ね」
「写真を撮らせてくれない?」
写真部の徹の言葉に、真琴が微笑む。
「このノートにその気持ちを書いてくれたら良いわよ?」
徹は、自信たっぷりに答える。
「今の君だったら、十分に書けるよ!」
翌日、クラスメイト達の見る前でそのノートを受け取る真琴にクラスメイトの女子が、不思議そうな顔をして言う。
「その胸、どうしたの? いきなり胸が凹んだから、驚いたわよ」
他のクラスメイト達も驚いた顔をする。
その中、真琴は他のクラスメイト達と較べて、貧相な胸を隠しながら呟く。
「とにかく、二人目終了ね」
「君の為にホームランを打つ!」
野球部の充は、そう宣言して、見事に三振した。
落ち込む充に対して、真琴が近付き、ノートを差し出して言う。
「充の気持ちは、嬉しい。今度は、このノートにその思いをぶつけてくれない?」
充は、涙ながらにノートを握り締めて言う。
「解った! 打席で表現出来なかったこの思い、必ず、表現してみせる」
男泣きする野球部員達を尻目に、周りの女子に較べて、格段長い足を見せ付けて、その場を後にする真琴であった。
「信じられない?」
クラスメイトの女子の言葉に真琴が答える。
「三人の字に間違いないでしょ?」
真琴は、学級日誌と自分が三人からもらった情熱的な告白文の字を比較させる。
「どうやったの?」
その質問に真琴は、唇に指を当てて言う。
「それは、秘密。当然だけど本人に確認するなんて野暮な事は、しないでね?」
女子達は、頷くしか無かった。
真琴が肝心のノートを持って教室を出ると真っ直ぐ焼却炉に向かう。
ノートを投げ込み言う。
「今回は、流石にやりすぎたかな? いくらパラレルワールドだからって、記憶を共有してる訳じゃないから、この世界の三人に告白文を書いた記憶は、無いものね」
そして、真琴は肩を竦めて言う。
「それにしても、この力って、意外と使い道が無いね。どんなに向うの世界で凄くても、元の世界に戻ったら意味ないし、もって帰ってこれるのは、元からもっていった物だけだもんね」
自分が望んだ少しだけ異なる並行世界に行く能力を持つ少女、真琴。
彼女の能力の無駄使いは、始まったばかりであった。
ネタモノシリーズです。
誰もが、肉体変化を想像するのを逆転発想させた物でした。
それにしても彼女は、絶対力の無駄遣いをしてるなー。




