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第1話 入れ替わってる!?!?

「パラっパラっ」

 

私は幼い頃から何度この絵本を読んだだろうか

中学3年生になった今でも1日最低3回は見ている。


「ママーこのえほんかってー」


「しょうがないわね明美、大切にしなさいよ」


この出来事がきっかけで私は絵本の中の異世界マリアナ帝国での王子様(レオン=カムイ)のことをどっぷり好きになってしまった。


マリアナ帝国の中での王子様はとっても温厚な人で誰にでも優しく困っている人を助けるような人だ。


その帝国ではゴブリンという魔物が人を襲うことが多々あり人々はゴブリンをおそれてきた。

しかし王子様は捨てられていたゴブリンの赤ちゃんを4体も育てながら暮らしていた。





「わたしもゴブリンになって王子様に育ててもらいたいなー」


毎日こんなことを考えながら学校に通っていた。友達には言えなかった。馬鹿にされるのが嫌だったから。


そんなある日学校から帰る途中


「コツコツ」 


妙な気配で血色の悪い老人がスーツ姿で前方から歩いてきた。


「ごっくん」


思わず私は少し恐怖感をおぼえた。


すれ違う瞬間急にその老人が私の方に体を傾けこれちらを見てきた。


「なんですか?」

私は勇気を出して喋りかけてみた


するとその老人は声をかすめながら話しかけてきた


「よくおいでくださいました」


!?私は訳がわからなくなりそこから走って家に帰ってしまった。


先ほどの奇妙な体験は誰にもいうことができず頭の中が疑問に埋め尽くされながら私はベットに横になった


妙なことに横になった途端とても不思議な感覚がした。

頭は使えるのに体が全く動かせない。

「助けて誰か」言おうと思っても言えない

次の瞬間意識がとんでしまった


次に目を覚ますといつもの部屋ではなく牢屋のような四方八方がコンクリートの部屋にいた


訳がわからなかった。でも夢じゃない

こんなに五感がリアルなわけないと昨日の出来事すらも忘れるくらい展開が変わりすぎて頭が追いつかなかった。


すると

「コツコツ」と聞き覚えのある音がこちらに近づいてきた。


扉が開くとそこには昨日の老人の姿が見える

私に一言


「よくおいでくださいました」


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